緑色のやくも乗車記の続きです。
米子を出発し、遠くに中海を眺めながら徐々にスピードが上がってきます。
伯備線の線形の悪さはご存知の通りでしょうが、山陰線内もカーブが多く、振り子が大活躍です。よって、乗り心地も「お察しください」状態になります。(笑)
100㌔ぐらいまではそうでもないのですが、100㌔を超えると縦横に揺れが激しくなって酔いそうです。これが新車になってどれだけ改善されるかが見ものですね。
コンセントがない以外は、普通席もクオリティは高いんですよね。テーブル2つあって、しかも干渉せずに使えますし。
照明もスポットライトでオシャレです。
朝ごはん食べてなかったので、駅弁を食べようと思います。(結構なチャレンジャーな私笑)
米子駅で売っていた鳥取牛めし弁当をチョイスしました。甲殻類アレルギーの私は、蟹系のお弁当は食べれないので・・・
中はこんな感じ。米子の白ネギや、砂丘ラッキョウも入っていて、郷土色も程よく入れてありました。
荒島を過ぎると中海を一番近く見れる区間。宍道湖ほどはすっきりと見えませんが。
かつての貨物駅、今はオフレールステーションとなっている東松江を通過し・・・
松江駅手前で高架線に入ります。
先日、閉店前の一畑百貨店の様子をレポートしましたが、こちらは既に閉店した後の一畑百貨店。
垂れ幕もなくなり、建物の古さも相まって、すでに廃墟感を醸し出しています。はたして今後どうなるか・・・
いつもはここから乗降する松江に到着。ここでは降りずに、出雲市まで向かいます。
宍道湖が見えてきました。曇天なのは・・・冬の山陰ですのでご容赦ください。
日中時間帯は玉造温泉にも停車します。以前は駅員さんがいましたが、今はやくもの停車駅で唯一の終日無人駅です。
宍道の手前までは、こうした景色が見れます。
宍道のホームには多くの人がいてビックリしましたが、どうやら次に来る普通列車を待っているようで(笑)、わがやくも号は乗降なしでした。
直江を通過。この辺りから出雲市の中心部に近づき、住宅も増えてきます。(直江は旧斐川町域ですが)
そして、このあたりから雨が降って来まして、さすがの雨男ぶりを発揮しております。(笑)
斐伊川を渡って、旧出雲市域内へ。
段々ピントが合わなくなってきましたね。一畑電車・北松江線の線路が並行し、高架の出雲市駅に向かいます。
一畑電車の出雲科学館パークタウン前を過ぎ、やくもにしては珍しく(?)定刻で出雲市駅に着きそうです。
この国鉄テイストの車両も、まもなくのお別れ。今のうちに香りを嗅いでおきましょう。
回送マークになっちゃいましたが、米子では撮影出来なかったので、ここで撮影しておきます。
このマークもしっかりと再現されています。水曜どうでしょうの「サイコロ4」で大泉さんやミスターが乗った「やくも」もコの塗装でしたね。
で、この緑色の編成は4両固定編成なのですが・・・
はい、この日は変態連結が発動しておりました。(笑)
「ゆったりやくも」カラーの3両が連結されていまして、7両での運転でした。
どこからどう見ても「国鉄車」です。カーブだらけで線形も悪く、雪も多い山陰路をよく40年も走ってくれたものです。
しかも、7号車は元福知山車両区の簡易改造車でした。いや、こちらの方が国鉄車の原型を一番留めていていいのですけどね。(笑)
さて、出雲市駅はただの折り返し地点でして、20分の乗り換えで前回乗車できなかった「スーパーやくも編成」に乗っていこうと思います。