鳥取県東部の人間なら誰でも知っているTOSC。しかし、時代の波に押され、9月末で全店舗閉店となってしまいました。
鳥取市内の比較的人が多いエリアである雲山店がなくなった辺りから怪しかったのですが、全店舗がなくなるとはねぇ・・。しかも、引き継ぎ交渉をしていた企業とも折り合いがつかず、今後どうなるのか・・・
まあ、実際のところ、年配の人しかいない印象でしたし、閉店も納得かなぁ。というわけで、閉店2日前のTOSC本店の様子をご紹介します。
TOSC本店は私の祖父母の家に近く、幼少期にはよく連れて行ってもらったようです。(あんま記憶ない笑)
3年前に他界した祖母がシニアカーを押して行ってたなぁなんて思ったら、ちょっと切なくなりました。今回は、その祖母の思いを乗せて(?)行ってきました。
ちなみに、TOSCって「鳥取生活センター (tottori seikatsu center)」の頭文字をとったものです。日本語と英語が入り混じっているなんて、なんて日本的なんでしょう。(笑)
うちの母もそうですが、年齢が上の方は「生活センター」っていう人もいますね。
1階正面から入った所、コーヒーショップや総菜屋さんがあったのですが、すでに店舗は撤退済み。というか、閉店が決まる前から撤退してた感じですね。
食料品売り場は売り尽くしセールをやっていました。もうこの時点で棚はすっからかんです。
2階なに上がってきましたが・・・廃墟です・・・。2階でやっているのはエスカレーター付近のヘアカラー専門店とフィットネスのみ。あとはこのような空間でした。
同行した母に聞くと、以前は衣料品メインの売り場だったが、全部1階にまとめてしまったので、何もなくなったとのこと。そりゃ潰れるわ・・・
なんだか、徳島のそごうや、高松の瓦町FLAGの上の階を思い出してしまいました。
3階にはダイソーが入居していて、人もそこそこいました。それに、ちゃんと品物があった。(笑)
まあ、商品はここが閉店しても他の近隣店舗に送れますしね。
ただ、ダイソーにしても、2フロアで営業していたものを1フロアに集約したみたいです。
よって、4階には上がれなくなっています。
踊場にはゲーム機とかあって、明るかったんですけどね・・・。今や薄暗く近寄りがたい空間に。
1階にあるフードコートも店舗は既に閉店しており、ただのフリースペースになっていました。
トスク本体は閉店しますが、一部専門店は10月以降も営業を続けるお店があるそうです。
1階にあるEDIONもその1つ。閉店してしまった後の様子も、また見に行こうかと思います。
そういえば、昔はベスト電器が入っていたような気が。いつからEDIONになったのでしょうか?
55年の歴史に幕を閉じたトスク本店。鳥取駅からも徒歩圏の店が潰れることで、中心街の空洞化が益々深刻になってしまうのかなぁ・・・。なにはともあれ、寂しい限りです。