和の心、和食のエネルギー | ごはんが主役!旬のごはんと発酵食の料理教室・大阪・堺・岸和田

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ごはんが主役の料理研究家 おくのひろみ です。
南大阪を中心に、
大阪・堺・岸和田方面で活動中です。

昨夜、からだの不調があるという知人が
私のお料理を食べに来てくれいました。


食事の前に、山で摘んできた枇杷の葉を煎じたお茶を、
少しだけ試飲してもらい、お口に合うそうなので、
お持ちかえりいただきました。

他に、梅醤番茶もお味み。こちらもお口に合うとのこと。

メニューは

玄米ごはん、お味噌汁、お漬物。
いわゆる六号食といわれるもの。


お味噌汁には、お味噌を入れるまえに
野菜のスープだけで飲んでもらい、
お味をみてもらいます。
天然塩で味付けした野菜だけのスープです。


「これが野菜だけ?」と、知人もびっくり。

お料理講習のときもなんですが、
野菜だけのスープに驚いてくれるのが、
ちょっと嬉しかったりする♪


お漬物は塩糀で漬けた、無農薬きゅうりを。

黒ごま塩の玄米おにぎり。
そして、食養のひじきれんこんを
おちょこ一杯ぶん。

食養ですので、ひじきも一日おちょこ一杯ぶんで
充分なんです。

六号食に一品加わりましたので、
五号食でしたね(笑)


彼女と話していると、
「果物を毎日摂るようにしている」
「手作りヨーグルトを食べている」
とのこと。

どちらも体を冷やすものであること、
乳たんぱくが消化吸収がよくないこと、
体が冷えていると特に乳脂が血液を汚してしまうこと。

そして、乳酸菌はお漬物から摂ってもらうほうが
よいことなどなどお伝えしたいことはいろいろ。

熱心に耳を傾けて聞いてくださり、

食生活を改善といっても続けられなくては意味がないので、

まずは
ふだん使いの調味料を

天然塩や、天然醸造のしょうゆやみりん、お味噌などを
お勧めし、その大切さも伝えました。

日々の食事に、意識してお味噌汁やお漬物を摂るのは
難しいことではないですものね。

こんなふうにして、調味料を変えたり、
手前みそ講座に参加してくれたり、私のお味噌を購入して
下さる方もいらっしゃいます。


今、問題になっている放射性物質を帯びた食品を摂取してしまったとしても、
和食の柱である、(玄米)ご飯、お味噌汁、お漬物で
胃腸の調子を整え免疫力が高められると、
解毒排泄する力も高まります。

世界唯一の被爆国である日本人が長生きであること、

チェルノブイリ原発事故の際にも
日本のお味噌が大変重宝されたと聞いています。

放射能に限らず、私たちの戦後の食生活は

農薬や化学肥料を帯びた野菜、
食品添加物だらけの食品、
海外からの季節感のない輸入食品がいっぱい。

今、世界各国で注目されている和食のエネルギー。
日本人である私たちが見直す時期に
さしかかっていると思うのです。



余談ですが・・・

中学生になり、反抗期まっただなかの息子。
私に反抗して、一切野菜を食べないときもあるのに、

今日はひじきをばくばく食べ、(ホントは、おちょこ一杯ぶんがいいんですよ)
お味噌汁をお代わりし、野菜炒めを美味しそうに食べていました。

気持ちは反抗していても、
体に良いものは、体が知っているんでしょうね(笑)