【2025年更新】タコ釣りマイタックル6-2 疑似餌編 色彩・音響の章 | キスとたこを愛する変態様の釣物語?

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現行のエギ、スッテ、ワームには様々なカラーが販売されています。

 

お遊びカラーまで含めると何十色あるかわかりません。

 

良く釣れると言われるカラーも人によって回答がマチマチです。

これは自分が良い思いをしたエギのカラーがベースになっていることがほとんどだと考えられます。

 

そんな中で何色を選べばよいか迷ってしまう方も多いのではと思います。

 

 

カラーの選定において最も重要なポイントは

 

エギやスッテをタコに視認させる

 

これにつきます。

 

 

まず、タコは色盲と言われています。

 

こちらのサイトで色盲の見え方について画像を交えて詳しく書かれています。

 

 

人間の目にはカラフルに見えていてもタコからしてみれば色が濃い薄いでしか見えていないということになります。

 

 

そんな状況においても色を識別出来るということは前章で述べました。

 

 

 

 

視認し易いかどうかを決定する要因は以下が考えられます。

 

・水色(濁り潮、澄み潮)

・水深(海底に届く紫外線の量)

・海底色(砂底、泥底、岩礁、人工ストラクチャー)

 

 

複数の要因が重なりあってその日のご機嫌具合が決まっていると考えられます。

 

東京湾では水温の高い夏場は動物性プランクトンが増加する赤水(濁り潮)、それらが死滅して微生物による分解から起こる酸素濃度の低下に起因する澄み潮と日によって大きく変化します。

秋冬になると栄養塩類の流入量の減少から澄み潮の日が増えてきます。

 

これまで様々な環境の中で試行錯誤しながら攻略してきました。

 

濁り潮や水深が深い場所ではホワイトやイエロー、澄み潮ではピンクや紫などが良いと言われていますが実際はどうなのか?

 

結論から申し上げますと・・・

 

水色、水深、よく反応するエギのカラーは全くと言っていいほど

 

相関がありません

 

タコが視認さえ出来てさえいれば後はその日のご機嫌次第。

 

エギのカラーに対する反応は日、ポイント、時間によって様々です。

カラー関係なく、目の前を通ったものに所かまわず抱いてくる酔っ払いセクハラおじさんのようなご機嫌の日もあればある単色にのみ良く反応する日、2本のエギのカラーの組み合わせで急にやる気スイッチが入る日もありました。

 

タコの視点からすると何かしらあるかもしれませんが、実際のところはタコに聞いてみないとわかりません。

タコと会話できるのであれば「何を考えて抱きついたんだ?」と聞いてみたいところです。

 

連釣した際にポイントが同じかつ潮回り、水色も前日と同じような日は同じヒットカラーパターンが通用した事もありました。しかし、1週間後に行くと状況が変わっていることが大半で、ヒットカラーパターンも変化することが殆どです。

 
 

話は逸れますが、エギの本数について少し書きます。

 

2024年にXで「東京湾は1本エギで十分!!」という趣旨の投稿を何度か見かけました。

2023年までは常時2本エギでやっていましたが、その投稿を見て自分でも1本エギで試してみました。結論としてはkgアップが全くと言っていいほど出ない時期でガリガリポイントを攻める場合は根掛かりロストを回避しやすくなるためそれでも良いと考えます。

しかし、先に述べた通り、カラーの組み合わせで🐙の反応が大きく変わることがあります。また、kgアップが混じる時期はエギ1本だとバラすリスクが上がります。1本エギに固執するとチャンスを逃す確率が上がりますので時期やポイントに応じて1本エギ、2本エギを使い分けた方が良いと考えます。

 

自分がやってきた限り、季節の変化、流すポイントによりヒットパターンは様々で「東京湾は~」で一括りに出来るほど湾🐙は単純ではありません。

日々変わりゆく状況に合わせて柔軟に対応しないと安定して好釣果は出し続けられないと考えます秘密

 

エギ3本以上は集寄と同じ。潮受け、誘い抵抗が大きくなって乗りが分かりにくくなるためつけるだけ無駄。3本以上つけたからと言ってアピール(笑)が効いて🐙が寄って来るかと言えばそんなことは極めて稀。逆に釣果が落ちる可能性が高いと考えます。

 

スッテの場合はエギよりも抵抗が小さいので3個付けも有りかと思います。実際自分もタコやん船スッテの信号機配色はやりますから(笑)

 

 

カラーの話に戻ります。
 
2022年までは下記の4色の組み合わせでどの状況においても高確率でヒットパターンを構築出来ていました。
 
ホワイト(夜光)
イエロー
ピンク
オレンジ
 
色盲環境下において
ホワイトやイエローはシルエットがはっきり見えるカラー
ピンク、オレンジは若干ぼやけて見えるカラー
 
となります。
 
この時の東京湾はいくらか個体数が多かったので実際それで何とかなっていました。
 
しかし、2023年、2024年の釣行で、その他のカラーについても大なり小なり有効なケースがあると思われる状況が確認されました。
 
2024年までナイショにしていたカラーセット含め、各カラーに対する重要度(◎、〇、△、?)について書いていきます。
 
 
イエロー 重要度◎
一番当たりやすい安定カラーです。とりあえず最初はこのカラーを絡めて他のエギをセッティングします。
ピンク 重要度◎
イエローのエギと組み合わせたときの安定感はピカ一🐙🎵
イエロー+ピンクの組み合わせで釣行の4割程度何とかなっています。
これが自分の鉄板組み合わせです。
③ホワイト 重要度〇
イエローの対抗馬。ホワイト系のカラーが安定色と言われる事も多いのですが、当たる頻度はイエローの方が上でした。ただ、千葉県側のポイントではホワイトが有利になるケースが多かったです。
オレンジ 重要度〇
ピンクの対抗馬、ピンクではなくオレンジの方がよく反応するケースも有ります。周りの状況を見てこちらの方が良さそうと判断したら使います。
ブルー 重要度〇
2023年に船中エサ巻きエギにばかり乗っていた日にお仲間さんがブルーのエギを使って連発ヒットしているのを見て検証した結果、エサ巻き対抗カラーとしての可能性を見出しました。
 
 
有効と思われた日の水色は濁り、薄濁り、澄みとバラバラで共通点は無し。水温が下がった11月以降は他のエギと差は見られず、なぜそうなるのか理由は不明(🐙に聞きたいことばかり増えていきます)
 
2024年も検証したところ、2023年と同様に結果はエサ巻きが有効と思われる日に単品で良く乗りました。特に7月後半から11月中旬までは大いに活躍してくれました。11月後半以降はなぜか乗りが悪いことも変わらず。
 
ダメな時はまるで乗らないので決して万能カラーとは言えませんが、比較的発生頻度の高い特定の環境下で素晴らしい乗りを誘発してくれると自信を持って言えるカラーになりました。
 

フィッシングショー大阪2025でメーカーさんにレッツライドのラインナップにブルーを加えてくださいとお願いしてきました。
タコエギ担当の方にこの願いが届いてラインナップに加えて頂けることを心から願っています。
 
ライムチャート 重要度〇以上◎未満
自分で使用したのはタコやん船スッテのチャートカニのみです。その他はダイソーエギのイエロー。これはイエローと言いつつ明るいイエローとライトグリーンのアイシャドウが入っているようなカラーで個人的にはライムチャートに分類しています。
ダイソーエギのイエローは自分が使用していないエギの中で他の方が最も釣っていたカラーです。同社のピンクは大した釣れている印象はありませんでしたが、なぜかこのカラーは良く釣れていました。
 
グリーン 重要度△
シーズン通して釣れなくは無いけど自分が見た限り爆裂した記憶がありません。極めて発生頻度が低い特定の環境下でソコソコ釣れましたが別に無くても良いカラーです。
 
以上の7色が2024年に使用したカラーです。
 
 
以下、船上で他の方が使用していたカラーに対する見解です。
 
パープル 重要度△
特段爆裂することも無く、他カラーで事足りるので無くても良いかな。
 
⑨ブラック 重要度??
2024年の7月頃だったか話題になりました。自分がこのカラーで釣っているのを見た事はありませんが、横内さん曰く○○な日に○○なポイントで一人爆裂したのを目撃されたそうです。
 
あまりに条件が限られていたのでそのタイミングにあたるかわかりませんが、機会があれば検証してみようと考えています。
 
⑩その他
あくまでベースとなるカラーが合ってさえいれば十分反応すると思われますので、シマシマ模様やツートンカラー(レッド+イエロー 等)についてはタコの反応に対してさほど影響しないと考えていますので特に必要ないと考えます。
○○系カラーについては諸事情により開示できませんが、それをメインで使われている方の釣果を見る限り検証する価値は大いに有りと考えています。
 
※これらは全て東京湾における結果です。他の海域では違った結果が出るのかもしれませんので参考程度とお考え下さい。
 
 
エギ、スッテ、ワームも無駄にカラーがあって様々なカラーを準備したくなる気持ちは理解できます。ただ、カラーの選択肢が多いと判断を誤る可能性も高くなってしまいます。あれもこれもと手を変えすぎてチャンスを逃しては元も子もありません。
タコ船に乗って最も最悪な状況はその日の当たりカラーもしくは組み合わせを構築出来なくなること。
 
自分は根掛かりで無くなるリスクを考え、メインで使用するカラーは各色6本以上入れておくようにしています。
 

当たりカラーや組み合わせがわかっているのに手持ちがない状態になるとそれで連発している人を眺めることしか出来なくなります。

 

それはとてもとても歯痒い時間です。

自分には耐えられません。

 

 

1日満足に攻め切るためにもエギの在庫は多めに持っておくことをおススメします🐙✨

 

 

最後にラトル(音)の要否について少し書きます。

 

まずラトルについてはその有無によって乗りが変わるかどうかの検証はしていません。市販のエギはラトル入りが大半を占めており、レッツライドもラトル入りです。

※カッターでエギを半分に割ると中からプラスチックの小さい玉が何個か出てきます。ロストエギを釣り上げたら持って帰って試しに割ってみてください。

一方、オクトパスタップはラトルが入っていません。両者でタコの乗りに差があるかと言われれば・・・という印象です。

実際、🐙は音を察知することが出来るようなので気持ち反応しやすくなるのかなという程度だと考えています。

 

 

 

次回はエサ巻きについて書いていきます。