『だんだんぐるぐるの家』土台を敷いてます! | 建物が出来るまで

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~建物が建つまでの工程を楽しく説明しています〜

だんだんの高低差とぐるぐる回れる道路のある楽しい敷地に、家族3人で住む26坪の平屋の住まいを設計しました。

その敷地形状を家の中にも取り込み、見下ろしたり見上げたり、視線が抜けたり閉じたり開放的な場所やこもれる場所など、色の違うさまざまな居場所を提案しています。基本的に家はリビングでくつろぐか部屋にこもる。その2択しかありませんが、声や存在は感じるけど見えない、など、グレーな距離感が成長する過程でとても大切だと思います。

 

完全に離れるのではなく少しだけ離れるとか、少しだけくっつきたい時ってありますよね!?

人の気持ちってパチンと線引きできるものではないので、住まいにもそれを受け入れる余白みたいなものがあるといいですね。

 

 

大工さん登場!

気持ち良い青空の下での土台敷きです。木材などの材料が届くといよいよ、という感じがしてきますね。

 

 

 

 

柱や梁の骨組みを建てるのは土台敷きの数日後です。6種類の床の高さと頂点が斜めに掛かるので組み上がっただけでも圧倒されると思います!

 

 

 

 

工事は進んでおりますが、この辺りで屋根や外壁、そしてサッシなど外部の色を具体的に決めていきます。といっても設計段階でそれも踏まえて提案していますので大きなサンプルを用いて最終確認という程度です。

 

太陽光の下でそれぞれの色味を確認します。まだ、柱も建ってないのに???と思った方もいると思いますが、この段階で決定しないとスムーズに工事が進んでいかないんですね。柱が建つとすぐに屋根の工事になるので、それから発注となると屋根がないまま数週間待ち、というあまり良くないことになります。ですので仕様などは前倒しで決めていくことをオススメします!

 

お施主さんは当初よりグレーの塗り壁が好みでしたので模型もパースもグレーで仕上げています。もちろん私の頭のイメージもグレー一色。サンプルで色味を確認してもらいあとは発注を残すのみです!

 

「今更ですが茶系も気になってまして・・・」

 

「そうですよね、ずっと言ってましたからね。グレーって。かっちりした感じが合うとおもいま・・・は????? チャですか、ちゃ??? 茶色???」

 

 

・・・苦笑

 

 

まあ、こんなドラマ仕立てではないですがなかなかの衝撃でした。半年間ずっとグレーで設計していましたので。数年前にも同じようなことがありフラッシュバックしましたよ、そのときは白からグレーでしたが 笑

 

というわけで急きょ茶色という強敵が現れグレーとの2択で悩むことになります。

最終的に決定しましたがどちらの色になったかはまだ先のお話し。笑

 

 

 

あと少しで建て方です!

また進み次第載せていきますのでお楽しみにー