だんだんの高低差とぐるぐる回れる道路のある楽しい敷地に、家族3人で住む26坪の平屋の住まいを設計しました。
その敷地形状を家の中にも取り込み、見下ろしたり見上げたり、視線が抜けたり閉じたり開放的な場所やこもれる場所など、色の違うさまざまな居場所を提案しています。基本的に家はリビングでくつろぐか部屋にこもる。その2択しかありませんが、声や存在は感じるけど見えない、など、グレーな距離感が成長する過程でとても大切だと思います。
完全に離れるのではなく少しだけ離れるとか、少しだけくっつきたい時ってありますよね!?
人の気持ちってパチンと線引きできるものではないので、住まいにもそれを受け入れる余白みたいなものがあるといいですね。
片持ちの外観、6この床レベル、建物の頂点が斜めに伸びるという複雑な形状ですのでどうなることかと思いましたが、大工さんの技術の高さもありスムーズに進んでいます。
写真では床の梁が組み上がりこれから屋根の登り梁をかけていくところです。
水平に組んでいくのが一般的な梁に対し屋根形状通り登りながら組んでいく梁です。登りながら組んでいく梁に対し頂点が斜めですので、斜めが斜めでそれはそれは複雑でしたね 笑
この登り梁は室内にも現しで見えてきますので伸びやかな空間になります。もちろん天井も斜めに広がっていきますよ!
リビングには柱をだしたくなかったので小さな材料を繋いで大きな梁を作ってもらってます。
一体化させれば柱なしの大空間が実現します!
ここが建物の頂点ですが、ご覧の通り斜めに設置されます。斜めにしたのには理由がたくさんありまして、かっこいい外観になる、とか奥行きを感じるリビングになるとか、いろいろあります。これはまた出来上がってから解説しますね。
1日目の建て方終了です。
なんとか登り梁までは組み上がりました。
斜めに斜めの梁がくっついている感じ、なんとなくわかりますでしょうか。
図面を書くのは結構大変だったんですけどね。。。
大工さんは1日で建ててしまいます。何事もなく組み上がったので安心しましたが、少し複雑な心境ですね。
また進みましたら載せていきますね。お楽しみに!