『広いリビングの家』建て方-パート2- | 建物が出来るまで

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~建物が建つまでの工程を楽しく説明しています〜

28坪(57帖)の住まいに30帖のLDKをもつ住まいです。

寝室や玄関、子供部屋などを最低限の広さにしウォークインクローゼットの通路や、

スタディーコーナ、洗面所などはLDKの広がりに貢献できるように設計しています。

 

建物面積は小さく、予算も小さく、しかしLDKは広々快適に。

そんな住まいが実現できます。

建物の半分以上がリビングという思い切った提案です!

 

 

 

 

パート1で大工さんに作ってもらった9mの大梁がクレーンで設置されます。

木造の建物でここまでできればリビングの大空間は満足いくものになる気がします。

 

 

 

 

変形敷地のため、平面は富士山のような台形ですが、開放的で視線を邪魔しない

南西側に建物の方向を向けましたのでとても複雑な形状になってます。

 

 

 

 

斜めに梁がのぼり斜めの梁に斜めの梁がくっつくパッと理解するのが難しい建物です。

理解するのさえ難しいのにこれを効率良く組み上げる大工さんって改めてすごいな。と。

 

 

 

 

屋根の下地まで組み上がってしまいました。

 

 

 

 

これは別の日ですが、直線やら斜めやら美しいですね。

残念ながらこれは見えなくなってしまいますが、一瞬見せてもいいのかも。。。

 

と考えたのは内緒です 笑

 

 

 

数年前まで2Dのcadで図面を描いていましたが今は3Dのcadを使っています。

もともとパースなどを書くためだけに3Dを使っていましたが、パースは3D、

図面は2Dだと効率が悪かったため思い切って移行しましたが、

慣れるまではとても大変でした、線で書いていたものを奥行きある面で描くように

なるわけですから。

 

ただ、ある程度慣れてきた今は3Dに移行してよかったと思います。

イメージパースと同時に平面、断面、立面が完成し複雑な構造も立体的に検討できます。

構造家や大工さんそしてお施主さんとも模型と立体的な図面をを使って打ち合わせを

することでイメージをより正確に伝えることができるようになりました。

 

『広いリビングの家』も2Dでは把握できなかった部分がたくさんあっただろうと思いますね。

 

 

 

立体で組み上がったモデルをもとにパソコン上でぐるぐる回しながら接合部などの

確認を行います。さまざまな技術の進歩に感謝ですね!

 

 

また進みましたら載せていきますのでお楽しみに〜