アートがもっと人々のライフスタイルに浸透するには・・・を考えるブログ -241ページ目

前衛的で過激なアート

新しい本をアマゾンで買いました。

先日、見に行ったグループ展「軽い人たち」の最終日のイベント

アートトーキングで話題に出たアート集団の本

(グループ展は終了しています↓)

http://kenichi-takasu.com/karuihitotachi/

世の中の賛否はあるものの、現代アートの芸術家達のかなりが注目しているとのこと。

Chim↑Pom(チンポム)です。

イミュイズムのブログ

ちなみに「軽い人たち」で出展した方々は注目されている事実のみ述べていて

賛否どちらの発言もありませんでした。

広島の原爆ドームの上空に飛行機でピカとと描き、

市民から不快だと反対され謝罪会見をひらいたことが有名だそうです。

$イミュイズムのブログ-ピカ

事前にこのパフォーマンスを市民に告知していなかったことが

市民を不快にさせてだけでテーマとしては平和を訴えるもの。

これはこれでよいと思うが、作品中に私の理解力の範疇を超えるものが・・・。

写真掲載は控えますが、ギャラリーに穴をあけて外から男性器を挿入して

中から鑑賞する「ギャラリー ヴァギナ」というパフォーマンスアート?

何を訴えたいかも??で、女性はドン引き、分別ある大人は顔をしかめる作品とも思う。

しかし、これを2日間続けるエネルギーは常人のものではないと思う。

すっと、こういう芸出家のエネルギーはどこから来るか疑問だったのですが。

少し前に椹木野衣さんの「反アート入門」を読んで少し理解できました。



$イミュイズムのブログ-反アート

アートの歴史を古代から解説し、その中で繰り返されるイノベーションの数々と

その意図その意味をよく理解できる本でした。

複雑な解説をあえて簡単に言うと、彼ら(芸術家)は、芸術の新しい頁を

開こうとしている。あらゆる表現の技法が尽くされている現代において、

まだ未開拓の部分を実験している。

必ずしも褒めれようとはしていない。

歴史の中に存在することを考えると、

時として、無視されるよりは批判されてる方が有効なのですね。

アートとライフスタイルの接点を模索する私にとっては、

このコンセプチャルアートは哲学的すぎて、もはやクイズやパズルのように

難解になりすぎています。

しかし、作品を鑑賞するだけでなく、裏側にある説明を聞けば(読めば)聞くほど、

その理解は深まるのも事実。

私としては、その辺を解説・・・だけでなく、もう一歩、

ライフスタイルに展開できるようなことができればと思います。

まだ、夢の途中ではありますが・・・