アートがもっと人々のライフスタイルに浸透するには・・・を考えるブログ -243ページ目

またまた芸術で街の活性化

一昨日見つけた日経新聞の記事。

千葉県の松戸市で芸術家の作品を空き店舗とかに展示。

ここまではよくある話なんだけど、

NPO法人と共同で、事業として芸術家育成をする・・・その手法として

募集30組の芸術家を雇用して給料を払うらしい。

空き店舗をアトリエとして提供、そこまでの交通費至急、雇用保険にも加入!

らしい・・・。その財源どっからと思ったら、国の緊急雇用創出推進事業の補助金。

給料は作品の制作点数に応じて、日給8千円で上限は30万円までらしい。

雇用期間は3~4か月

作品は11月から1ヶ月程度、街の空き店舗や歴史的建造物で一般公開らしいが・・・。

率直な感想ですが、補助金がなくなったら事業としては成立していないので、

3~4ヶ月後に解散でしょうね。(雇用保険って加入後半年たたないとでないのでは?)

作品の一般公開は1ヶ月間・・・一過性のイベントですね。

ま、アーティストにはいい小遣い稼ぎなのかな。

後は、一般に公開される機会と選ばれたという実績をプロフィールに書ける…くらいか

「若手芸術家を育成し、地域活性化に活用する事業」となっているけど、

育成も活性化も一過性のもんだとは思います・・・。

創作活動と現実の収入の問題・・・いつの時代も課題ですね。今だに解決する方策はない。

一部のアーティストが、やたらとヒットして高額で作品が取引される…ことの他には。

音楽やプロダクト、インテリア、ファッションなどは、アート性と事業との接点ではあるけど

作品はマーケットとの関係でしか成り立たないので、やりたいこととマーケットのニーズが

合えばいいけど、多くの場合は製品、商品としての調整が必要ですね。

純粋な芸術家は、それをよしとしないでしょうね。しかも美術系なら基本が1点ものなので、

複製して生産できるものでないと商品にはならないし・・・。

だから生きていくには、好きなことをやり続けるためには単価を上げて行くことが唯一の方法

なのかもしれません。 あ~、今日も長々と、まだまだ、答えは遥か彼方です。$ヨッチンのブログ