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オペラから現代アートを考える。

今日は、友達が紹介してくれたオペラの記事から

美山良夫
慶應義塾大学アート・センター所長、慶應義塾大学文学部教授 のお話

(抜粋1)
高尚で難解に思える、といった先入観をオペラに対してもつ人も、もしその魅惑の森に分け入れば、奥深い感動や狂おしい悦楽があるのではないか、


と始まります。
この辺は現代アートも共通かと。


(抜粋2)
オペラを創ってきた人たちは、観衆を魅了しようと、作品のなかにいろいろな仕掛けを用意しています。作品のなかに仕組まれた手立てを、少し紐解いてみると、オペラ体験も拡がりをもつでしょう。私が担当します講座を、「オペラ深耕」としたのも、ひとつはこのような意味からです。


この辺が問題。勉強せな楽しめないのか… で入口が狭くなる。しかし、


(抜粋3)
オペラを上演する劇場は、しばしば時代を体現する装置でもあります。そこにはその時代、その都市や国を象徴しています。じつは北京五輪にさいして建設されたスタジアム、通称「鳥の巣」。完成の前年、世界最大級のオペラハウスが北京にその姿をあらわしました。場所は人民大会堂の隣であり、ガラスとチタンでできた巨大な卵形の建築の内部からは、故宮博物院を見渡すこともできます。
オペラの扉をこれから叩いてみようとする方には、上演そのものの楽しみ方だけでなく、是非オペラとオペラハウスがもっている魅力と意味の総体を識ってもらいたいと思います。
劇場という空間での社交も、総体にふくまれます。

こう考えると、建築から空間、そして社交と、色んな接点が出てきます。
長々と抜粋しましたが、この記事の結論に大変共感したんで。

(抜粋4 結論)
これはオペラにかぎりませんが、同じ芸術に興味をもつことは、人種や年齢、言葉の壁をこえて、相手に対する共感や信用が生まれる場合もあり、それは相手との距離を縮めることに繋がります。

オペラでなくても、もちろん現代アートでなくとも、
何かに興味をもって、深耕することは意味深いし、
人との新しいつながりも生まれるのかな。

入口で難しいと思わずに、機会があれば気軽に入って
難しかったら「わからないんですが?」と聞きまくればよい。
意外と、先にその世界に精通している人は、丁寧に説明してくれるもの。
と思います。