アートがもっと人々のライフスタイルに浸透するには・・・を考えるブログ -19ページ目

神戸ビエンナーレ2013 前売りチケット発売開始

先日、神戸ビエンナーレのSNS交流会なるもに参加した。
民間のアート好きな人達の人的ネットワークを組織化しSNS等を通じて、同イベントを広報しようとするもの。ボランティアなんだけど、パスなんかをもらえて自由に取材し、フェイスブックやブログやミクシィやツィッターにアップするというだけ。
今時らしい面白い試みだと思う。私達はボランティアといいつつ、勝手に見て勝手に言いたいことをネットにあげるだけなので、言われなくても普段やっていること。それをするだけで無料でパスが貰えるのはありがたい。募集の呼びかけはフェイスブックのイベント招待で回ってきたのも合理的である。最低現、そういうツールを活用している人で、主催者との関係がある人が集められたわけだ。

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私への勧誘は神戸のギャラストから来た。今回は『神戸アートマルシェ』というホテル型アートフェアと時期を同じくし、連携して集客や広報をするようで、私への招待は、そのフェアの実行委員会のギャラリストから来たのだ。
交流会でお酒を酌み交わす中、いつも思うことをやはり感じた。
参加者は神戸市職員、ビエンナーレ実行委員、神戸アートマルシェの委員のギャラリスト、作家さん・・・。


コレクターという立場で参加しているのは私だけのようで、いつもいつもコレクターの数が少ないと感じる。

アートを創る人+売る人>買う人

この構図がある限り、アートは一般には広がらないだろう。
創る人と売る人は、一部の有力コレクターに単価の高いモノを売らないと関係者全てが潤わない。それか美術館など公的な所に税金をどう使わせるか的な方向へ・・・。
そのためにギャラリスト、評論家、美術雑誌こぞって、アートの面白さを一般に広げるより、アートの価値を上げるために、わかる人にしか解らない高尚なモノにする方向へ力を注ぐ。


私はアートがもっと一般に広がって、私のような『雑魚コレクター』がいっぱい増えたらいいのに、と思っているが、それは必ずしも美術界が望んでいる方向ではないのだと感じる。

でも、私のまわりで少しでもそういう人達が増えると、その近くにいる作家やギャラリーが少しは潤うと思う。
ささやかながら、そういう活動もあっていいと自分に言い聞かせるのだった。