さらば、V-STROM250SX | imachiの終わりなきバイク旅 ― 絶景、林道、時々ダート

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絶景・酷道・林道ツーリングが大好きで、二児のパパをしているimachiです。

北は北海道、南は沖縄までツーリングしてきました。一度だけ海外ツーリングも(イタリア)。

バイク歴はネイキッド、アドベンチャー、オフロードを10台ほど。現愛車は、SUZUKI SV650。

突然ですが、V-STROM250SXを手放すことになりました。

 

 

こちら、売却見積もりに出すにあたり外せるカスタムパーツをノーマルに戻した姿。

 
 
この時点ではまだGIVI箱が付いていますが、、、

 

 

 

前回のツーリング(実はこれがラストツーリングでした!)で最後の役目を終えたので、トップケースとベースも外しました。

 

 

 


 

 

 

近々ドナドナとなる予定。

 

2023年12月に納車されてから1年半所有走行距離約8,150kmでのお別れとなります。

 

 

 

手放すことにした理由は、乗り換えです。

 

 

このバイクに不満があったわけでは(ほぼ)ありません。むしろとても気に入ってました


しかし、他にもっと乗りたいバイクが見つかってしまったんです。

といっても「乗り換えはまだ先で」という心つもりでいたんですが、、、


その気になるバイクをお得に手に入れるチャンスが急に訪れ、この機会を逃すまいと決断しました。

(詳細はまた別途)

 

 

というわけですので、このV-STROM250SXについての感想をまとめてみようと思います。

 

 

 

 

 一言でまとめると

 

(ハードなダートを除いて)どこでも行けて

長距離も高速道路も快適に走れる

真のアドベンチャーツーリングバイク




 エンジンの雰囲気

 

回転上昇が速くて元気の良いエンジン。

250ccなりですが、キビキビと軽快に走れます。


そして特筆すべきは、単気筒らしからぬ振動の少なさ

レッドゾーン近くまで回しても、あまり不快に感じません。後述の高速道路適正に大きく寄与しています。



 

 

 

 車体のサイズ感・重量感

 

デカイです。かなり。ツーリング先等で排気量を聞かれたとき、250ccと答えると驚かれます。

でもスリムなので、長身スマートなアスリートのような雰囲気

 

足付きもかなり悪い部類かなと。(身長170cmで両足爪先立ちな感じ)

しかしシートが高いというのはメリットも大きく、見晴らしが良くて気持ち良いし巡航も楽です。車体サイズに反してめちゃくちゃ軽い(164kg)ので、乗っていて全く不安はありません。


押し引きもとてもラク。写真撮影で、バイクの位置を微調整するのに苦労が少なくて助かりました(笑)


日本人の平均身長くらいあってバイクに多少慣れていれば、全然問題無いと思う…というかむしろオススメできます。






 悪路走破性

 

舗装林道、最高です。

このバイクに最適のステージだと思います。




そして、未舗装路もかなりイケます!

軽めのダートなら安心して通過どころか、、、純粋にダート走行を楽しめちゃうレベル。




やや荒れ気味(imachi基準)のダートでも、慎重気味な走行にはなりますがけっこう大丈夫

御荷鉾スーパー林道のダート区間も、OKでした。



 

フロント19インチに、ブロックタイヤ。

そしてなんといっても(アドベンチャーバイクにしては)圧倒的に軽い車体が強力な武器になっていると思います。

 

アドベンチャーバイクってデカくて重いものが大半で、

そういうのは普通の人がダートも含めたツーリングを安心して楽しむにはかなりハードルが高いと思います。

V-STROM250SXはそれらと全く違い、悪路未舗装路どんとこい!なので、冒険ツーリングを楽しめる文字通りのアドベンチャーバイクと言えます!



 

 高速道路適正

 

先ほども触れましたが、高速道路もなんなくこなします

単気筒って高速が苦手なイメージでした。(セロー250はもちろんのこと、WR250Rでもキツかった)

 

V-STROM250SXは、こ単気筒のイメージを完全に覆しました。

回転数を上げても、一定のところの先はなぜか振動があまり増えないんです。

なぜこんなことができているのかよくわからないんですけど、凄い。誇張抜きで感動しました。

 

高速道路走行の体感は、具体的にこんな感じ。

 

・100km/h → 余裕

・110km/h → 余裕

・120km/h → エンジン音はだいぶ大きくなる、ただ振動はさほど増えないのでわりと問題なくいける

・130km/h → 120km/hと大差ない

 

なお、速度はメーター表示値です。

このバイクのメーター値は、GoogleMAPのナビモードで測定した実測値に対し10%増しくらい。

 

また、加速性能もなかなかのもの。

まあまあの登り坂で、6速のままフルスロットルで130km/hまで加速できました。(さすがに時間はかかりますが)

 

たまにSS系バイクとか大型アドベンチャーバイクが、高速道路を信じられないスピードでかっ飛んでいくのを目にしますが

ああいう走り方をしない人にとっては必要十分な高速クルージング性能を持っていると思います。

250cc単気筒と侮るなかれ。




 街乗り

 

図体がデカいわけですが、軽さは250cc 2気筒バイクの標準的な数値と同等なので、気負わず走り出せます。

ボックスをつけても違和感ない、というかむしろ似合うので買い物にも活躍しそうです。




 気になる点


上記の通り誉める点ばかりでマイナス面はほぼ無し。

ただ全く無かったわけじゃありません。


それは、ブレーキ鳴き


ブレーキをかけて止まると、この症状がかなりの頻度で現れます。

ブレーキをかけた後の、極低速の走行や車体の押し引きにおいて軋むような音がホイールの回転に対して規則的に発生します。



といっても実害は全く無く、ただ音が気持ち悪いだけというなんとも微妙な症状。

 

初回点検時に対処してもらって一旦消えたんですが、その後数千キロ走ったらまた発生。

1年点検時に症状再発を説明しましたが、「完全には消せません」と言われてしまいました。

どうやら、ブレーキ鳴きはこのバイクの仕様のようです(笑)


まあ、安いバイクなのでしょうがないかなという納得感はいちおうあります(諦め?)。実害は無いですしそこまで目くじら立てることでもないかなと。


ただ、音が気に障るのは事実。最後のほうはもう慣れちゃいましたが、その境地に至るまでは常にけっこう気になってました。




 最後に


素晴らしきツーリングバイクでした。


VストSXはいいぞ~


このバイクを選んだ自分を誉めてあげたいと思います!