
今回は1泊2日、職場のバイク仲間と2人で行ってきました。
九州は一人旅で寂しいこともあったのですが、今回はその心配なし笑。
この旅の主目的は次の3つです!!
・黒部ダム : 言わずと知れた「King of DAM」。ダム好きとしてはいかないわけにはいきませんね

・ビーナスライン : これまた言わずと知れた絶景ロード。今回初挑戦

・志賀草津道路「雪の回廊」 :この時期しか走れない、雪に囲まれた道!

そんな感じで、見どころの多そうな期待をもって東京を出ました!
・・・特急列車で

そう、なかなか納車されないMT-09。バイクがないのです。
というわけで松本まで電車、松本でレンタルバイクをしてツーリングという旅です!
ちなみに九州のときも現地レンタルしましたが、これはクセになりそう。。
ものすごーくラクです。
帰りはお酒も飲めるし・・・

けっこうお金はかかりますが・・・・・

まあ、バイクがない今だけの経験と思い、そこは割り切りました笑
さて、1日目のルートです。
昼過ぎのスタートなので、距離は控えめ。
松本→安曇野広域農道→306号→大町アルペンライン→扇沢→黒部ダム(トロリーバス)→扇沢→大町アルペンライン→北アルプスパノラマライン→長野自動車道→諏訪湖→ちょっとビーナスライン→蓼科
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今回選んだのはコレ

HONDA VTR-F

もともとVTRに乗っていたので、本当は別のにしたかったところですが・・・
九州のお店と比べだいぶレンタル料金が高く、小排気量のバイクにせざるを得ませんでした

けっこう強めの雨のなか走り出しましたが、懐かしさも手伝って走り出しは悪くない感じです

しかししかし、、なんと2日間で数回発信時エンストしてしまいました(恥ずかしい・・・

400Xに4日間乗りっぱなしだった直後だからか、同じ感覚でアクセル回していたのでしょう。
排気量が違うとこんなに違うのか、と実感しました。
パワーがないから回さないと安定しないし、なんとなく車体もフラフラしがちな印象・・・
良い勉強になりました。
(悪いことばっかり書いていますが、軽快で良いバイクだとは思います!)
(気になったのはあくまで、乗っているときの安心感の違いです!ラクにツーリングしたければ、ちょっと違うのかなという感じ。)
安曇野広域農道の途中で休憩。


・・・雨がつらいです

しかし、ここから先は一時どしゃ降りになったりしつつも一気に黒部ダムへ走りました

途中の道で走って面白いと思えたのは、黒部ダムに登っていく「大町アルペンライン」でした。
(とはいえ雨の中慎重に進むのでいっぱいいっぱい)
アルペンラインを登りきると、「扇沢駅」です

登っている途中、「ウソだろ」と思うくらい雪深くなっていきました


雨はすごいし、寒い寒い・・


バイクはこの扇沢駅において、ここから15分ほどのトロリーバスです。

トンネルを進み、黒部ダムに向かいます


日本全国ここにしかないというトロリーバスを降り、長い階段を登るとそこは、黒部ダム。

5月だというのに、完全に雪の世界、冬です


もちろん真冬はこんなものじゃないはずですが、東京に住んでる身としては、自然の厳しさを感じるには充分すぎる光景でした。


ダム湖

そして、黒部ダム!!

あいにくの天気で、見学できるエリアがけっこう限られてしまったのですが
これはこれで、自然の厳しさ、このダムの壮大さをかえって強く感じる、良い天気だったかもしれません。
こんなにも険しいところにダムを建設した先人に、尊敬の念を憶えました。
資料室のようなところには、トンネルを掘った人たちの再現も。

これを見たとき、黒部ダムに備えて事前に読んだ本『高熱隧道』を思い出さずにはいられませんでした。
この作品は、ダムではなくトンネル工事に焦点を当てたもの。
実はこのあたり、高熱の温泉湧出地帯。
超高温(MAXで160度くらい)のところに大規模なトンネルを掘るという、非常に困難な事業だったそうです。
さまざまな事故や多くの犠牲のもと、こういった施設が出来上がって今があるということに、この作品を読んで気づかされました。
これを読んだことも、黒部ダムと自然の厳しさを強烈に感じる一因だったかと思います。けっこうおすすめです。
高熱隧道/新潮社

¥価格不明
Amazon.co.jp
ところで、ここ黒部ダムでもダムカードをGET!したのですが

ひとつ、大変おおきな心残りがあります

それは!!
ダムの定番「ダムカレー」が食べられなかったことです。
なんと、食堂が15時までしか営業してないんですね。
食堂に向かうと時すでに遅し、でした。。。
ここまで来て。。。いつかリベンジしたいです。
今度は観光放水もやっている、夏季が良いかなと思います

そうこうしているうちに夕方になってきました。
急いで今日の宿、蓼科に向かいます

ちなみに一向にやむ気配のない雨に打たれつつの出発でした。

荒れてます。

大町アルペンラインを下り、北アルプスパノラマラインをずーっと走って長野自動車道へ。
北アルプスパノラマラインは、その名の通りパノラマ。
川沿いのながーい道を走るのですが、左手に北アルプスの山々が綺麗に見えます

まったりと走りながら、美しい景色を眺められる良い道です

不思議とこのときは天気も回復し、晴れ間さえ出ていました。
しかし、長野自動車道に乗るとうってかわってどしゃ降り

吹き付ける雨にも負けず、いや負けそうになりながらも走りました。
諏訪ICで降りて少し行くと、ビーナスラインの入口があります。
ここを進み、192号を蓼科湖方面に進んでいき本日の宿に到着。
と、さくっと書きましたが192号に入って高度があがってからというもの、
降りしきる雨と濃い霧で、だいぶ怖い走りとなりました。。。
視界はかなり制限され、5メートルも見えていなかったと思います。
すぐ先が、まっすぐの道路なのかカーブしているのかさえ直前までわからない

後ろからのハイビームがミラーにあたってますます何も見えない。。。
とりあえずミラーは下に向けました。
どうにか事故ることもなくたどり着きましたが、なかなか怖かったです

ペンションの方は「シカが出てきてぶつかったり、ときどきあるんですよー」とおっしゃってましたが、このコンディションだとそれも冗談じゃすまないな・・・と思います

まあ、どうにかこうにか辿りつけて良かったです。
冷え切った身体で入る温泉は最高でした。一気に生き返った気分。
夕飯もおいしくいただき、明日のルートを確認したら早めに寝てしまいました。
やっぱり、雨でのツーリングは疲れるみたいです

それにしても私、雨男なんでしょうか?
九州でも4日間中2日間は雨だったし、数日後のMT-09納車日も雨予報・・・
うーむ。。。。