ジャックダ二エル(アメリカンウイスキー)
38年前、ジャックダ二エルに出会った。
それは今まで飲んだ酒の常識をいとも容易く破壊させた。
そして、その存在を認めさせられた・・・
最初の一杯はごく小さなグラスで頂いた・・味見である。
その時衝撃が走ったのだが、感想が思い浮かばなかった。
取りあえず水を飲んだ。
癖の強い酒である。
炭酸で割ってみた。
実にすっきりした深みのある味わいである。
数杯飲むことになる。
ツマミは何が合うのかさっぱり分からない。
取りあえず飲みながら考えることにした。
キッスチョコ・・・甘すぎる・・
松の実・・・ナッツか、在り来りである・・
ホットカマンベール・・・ふーむ・・
頭の中にツマミが次々に思い浮かぶ。
まるで空港の手荷物受け取りの様に廻っている。
自分の荷物がない・・いやツマミがない。
手元のグラスはオンザロックになっていた。
氷を回すと良い音が響いた。
ストレートになるのも然程時間はかからないだろう。
燻製を思いたった。
豚バラを塩に漬け込みチップで燻るのだ。
ナイフで削りながらツマミにする・・これにしよう!
グラスを飲み干し我に返る。
今から作っても明日になってしまう。
今、現在、直ぐに欲しいのである。
翌朝目が覚めると、ジャックダ二エルはほんのわずか残っていた。
テーブルの上には水の入ったアイスペール・・・そして空になった丼茶碗があった・・・?
「何だ?このドンブリは・・」箸と七味唐辛子もある。
記憶が蘇る。
そうだ・・
ツマミを考えているうちにお腹がすきインスタントラーメンを作って食べたのである。
渋い男のウィスキー・・・ジャックダ二エル
テネシー生まれのアメリカンウイスキー
人生初のジャックダニエル・・・酒の肴はサッポロ一番みそラーメンだった・・・龍
