黒霧島(焼酎)
酒というものは全く不思議である。
世界中にあり原料も製法も全く違う。
葡萄、麦、米など数えたら限がない。
出会うことの無い酒の方が断然多いだろう。
概して全てを知らないほうがミステリアスで魅力的である。
出会いが新鮮なのだ。
芋焼酎を初めて飲んだ・・誰かからのお土産を父から貰った。
飲み過ぎてしまうからくれると言った・・一週間が過ぎたころ封を切った。
開けた瞬間に甘い香りがした・・グラスに注ぐとトローとした酒が顔を出した。
飲み方を知らずにグラスになみなみ注いでみる。
盛切りである。
グラスに口を近づけ飲んでみた・・・
口の中にほのかなサツマイモの香りが広がった。
確かにこの美味さでは飲み過ぎてしまう。
全く大した酒が有るものだと感動を覚えた。
それから三十年今も霧島焼酎を飲んでいる。
そして今夜は何時もの黒霧を頂こう・・
ゆく年くる年を見ながら、新年を迎えるために・・・龍