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※あくまで個人の所感です

 

明けて翌日、デビル2回目。

この回は、白黒ジョン3役すべて、韓ミュ俳優の回です。いっそ韓国語で上演してもいいよ、このメンツで日本語と英語での上演とか、不思議of不思議。

 

お席は6割埋まっていた程度でしょうか。察します。そりゃそうだ。ぜんぜん韓ミュに縁のない日本人なら、そりゃー知ってるキャストや、せめてナチュラルな日本語で見聞きしたいと思うよね。

でもっ

それでもなおっ

韓国俳優集結回も見てほしいーーー!!!

日本で体感できる韓ミュがここにーーー!!!

 

こんなにノリノリなデビル、初めてでした。

本国では歌い上げナンバーの後でも拍手の無い作品で、日本人の感覚だとハラハラしちゃうくらい客席がドライだったんですよね。

昨日もBig Timeで手拍子出たときは、えぇぇぇぇすご…ニヤニヤ って思ったんですが、この回の黒チュンジュ氏は、こういうときにとにかく客席巻き込んで盛り上げたい派で、煽る煽る→素直な日本人煽られる=ものすごい盛り上がり&ショーストップでした。

私、そういうの、かなり苦手なはずなんですけど、好きな作品で、本国では拍手もさせてもらえなかったせいもあり、珍しく一緒に盛り上がってしまいましたウインク 本国からのお客さんも、むしろ率先して盛り上がってて、うんうんうんっ、良いお土産できたねー!と嬉しくなっちゃいましたよデレデレ

これで客席も俳優陣もあたたまったのか、大変一体感のある、良い出来上がりの回になりました。

 

俳優陣のかみ合いっぷりも、見てて嬉しい限り。

視線、気配、所作で、セリフの無いところでも他のキャラとの関係性を作ってくれる。ふられた方も、それを役として受け止めて次の流れにつなげていく。

これーーーっ!

いかにも韓ミューーーっ!物申す

そういう土壌でやってきてる人々だから、3人も揃えば自然にそういう流れが生まれるんですね。その様がごくごく自然で、涙出るほど嬉しかったです。日本で、好きな作品で、本場モノの韓ミュ見てるーえーん

この回も影ジョンまさし氏だったんですけど、彼の演じ方もそれに近いものがあるような気がしてて、ジョンで拝見するのが楽しみです。

 

以下、皆様方つれづれ。

 

白リーにむ。

神々しい……!

え、神様じゃん、最高位の白様じゃん、ちゃんとみんなを見ているじゃん、反応するじゃん、簡単な歌詞のところだけ時々日本語になるのカワイイじゃんウインク

白X役って、かなりの難役だと思ってまして。基本的に「見守る」ポジションの存在なので、ともすれば「立ってるだけ」になっちゃうんですよね(中には感情表現豊かな白様もいらっしゃったが)

白リーにむ、立ってるだけだけど、眼差しが神々しい……すげぇ……

黒様のちょっかいにも、嘆きすがろうとするグレにも、手綱振り切って暴走するジョンにも、個々にきちんと気配を返されている……アーメン……

 

黒ちゅん。

大ベテラン黒様。

昨日の見習い黒みぬぬの魅力がフレッシュさなら、こちらは成熟の存在感……なんだけど、それでもやっぱり、今まで見た黒ちゅん様とはちょっと違う??

ジョンのこと、構うんだなぁ……。

黒様、人間界に降りた際はヤクザっぽい雰囲気で威圧感出してくるパターンが多いけど、この回の黒ちゅん様は、ジョンに並んで、友達ポジ的に色々そそのかしているように見えました。

でも、気にしているのは、白様。

黒みぬぬが初仕事の対象に感情移入しちゃった悪魔なら、黒ちゅんはジョンはあくまでゲームの対象で、視線の先には白様がいる、て感じでした。

 

ジョンみぬぬ。

「もにょもにょくん」だーー!! それそれーー!懐かしいーー!

贔屓がジョンをやっていたことがあるのですが、冒頭、人が良くて、がんばるぞい!o(^^)oってニコニコしてて、1mmも悪い人に見えないパターンで出てくることがたまにありまして、そのジョンを「もにょもにょくん」と呼んでいました。まさにそのパターン。このパターン、ダークサイドとの落差が楽しいんだよねぇ。

そしてみぬぬジョン、グレッチェン大好き。嫁リスペクト。

「グレは概念」派の私ですが、さすがにここまでグレを浮き彫りにされると、今回ばかりはグレ実在してるなぁ、と思いました。

よく動き、よく演じ、慣れぬ日本語を演技で全カバー。あれだけ情報量多かったら、言語情報すっ飛ばしてても大体分かるよ……ていうか、むしろ、セリフも歌詞も聞き取りやすかったかもしれない。私が2回目鑑賞だったせいもあるかもしれないけど。

 

影まさし。

昨日「大きくて目立つなぁ」と思ってた影まさし、この回は絶大なる安心感を醸し出していました! みぬぬに何かあっても、兄ちゃんがそばにいるからな! 影コーラスできちゃうからな! ネイティブ日本語要員としてみんなを助けるぞ!

昨日に引き続き、他を見るのに背一杯で、影ジョンまで手が回らない状態。ジョン本役、楽しみにしてます。

 

というわけで、カテコもめちゃくちゃ盛り上がりました。客席6割入りですが、それが何か?ニヤリ

コーラスさんたちにも超拍手だよ! シングルで出ずっぱりで、作品底上げしてくださってありがとうございます!

バンドも本国より人数多いんだな。盛り盛り日デビル……

 

でも、ライティングはふんわりしているキラキラ

本国ではビッッッカビカの強烈な光線が飛び交うけど、日本版、光そのものがふんわりしてるw 100ボルトの国だものスター

(一部ネタバレが含まれます)

(感想に大変な偏りがございます)

 

 

デビルの解釈に限界はなかった……! 楽しみ方無限大!!

 

デビル、大好きなんですよ。

韓ミュで沼った作品3本上げろと言われたら、確実にランクインです。

2018-19シーズンが最も通いましたので、ここで湧き出た解釈や妄想が、私のベース。

日本のプレビュー公演も見ましたが、あれはなかなか苦しかった……黒こにたん見られたことは財産。

 

こたびの日本公演は、韓国キャストも来るということ&おぎー演出ということで、万々歳!

でも、実際に見るまでは不安でした。どこまで日本ナイズされるんだろう。デビルは俳優により、組み合わせにより、回により、見え方が全然違うのが楽しいのに。四角四面な「我が演出に従え」方式だったらどうしよう……

 

結果、杞憂でした!

大阪公演2回見ただけでも、受け取るモノが全然ちがーう!

しかも新たな切り口提示してくれた!たのしい!なんて豊かなんだ!!

 

衣装がぴろぴろしてて、日本における人外の表現、こうなるよね、と、想定内すぎて笑っちゃうんですけど、本国ではなかなか見られないぴろぴろ悪魔が見られたのでラッキーということにしちゃう。

とはいえ、ニューヨークの証券マン(後に会社のCEO?)の衣装がどうしてああなのか、そこはスーツにしておいてほしい……。

シンガーさんたちも、盛られてるなーw

ちなみに韓国版だと、ジョンはどんどん黒っぽく、黒Xはどんどん豪勢に、白Xはどんどんシンプルになっていって、衣装の変化も一つの演出になってました。

 

舞台上も情報量多いですよねー。

盛られたシンガーはほぼ常駐だし、字幕や映像はばんばん出てくるし。

しょぼしょぼの低予算バレバレなセットより良いですけど。

字幕や映像、個人的にはありがたいです。日本語ですら歌詞聞き取れない耳なので。

多分、英語歌唱のマイケル・リーにむ白X対策なんでしょうけど。あっきー回でも字幕はそのままなんですね。でも、歌詞や宗教モチーフが難解なので、これでいいんじゃないかなぁ。

 

でも、難解だけれども、分からなくても大丈夫!

韓国版でも見に来た人々が「何言ってるか分からん」「分からんのは自分の頭が悪いせいなのか」と口々に言っていたと聞き及んでいます。

考えるな、感じろ、体感せよ。

そして「なんかわっかんねーけど、すっげー!」とリピーターチケットに並んじゃった方、沼へようこそ(おいでおいで)

 

6/24(土)ソワレは、日本キャストメイン。

 

 

客席も埋まっているようで安心しました。

私的には、黒Xのミヌ氏がはじめましての俳優さんで。知人諸姉に彼を推す方が多くて、でも拝見する機会がなくて、ずっと「まだ見ぬみぬぬ」と呼んでおりました。まさか日本で、日本語で、黒Xでまみえようとは。どれどれ、どんな感…………

 

うっまぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!ポーン

 

もう、彼が出てる間はずっと、黒みぬぬにロックオンでした。

演技というか、存在の仕方というか、いちいち、うぅぅぅっっっっまぁぁぁぁーーー!!!!

視線の動かし方、所作のひとつひとつで、キャラ立ち上げてる! ちゃんと黒Xとして存在してる!

……ちょっと、もう、鳥肌は立つし、涙出てくるかと思いましたよ。

 

考えてみたら、コロナ禍以降、来日コンサートでは韓ミュ俳優さんたちを拝見することができてますけど、作品世界で演じている彼らは見ていなくて(私、現地にまだ飛べてないので)

ほんとに久々に、演じてるお姿をナマ拝見できて、ああ、そうだった、私、歌云々じゃなくて、彼らの演技が好きだから韓ミュにハマったんだ、と思い出しました。

その、初心を思い出して、涙出そうになって。

そう、この、アウトプット回路の太さ。言葉分からなくても、その演じ方だけで色々想像できてしまう豊かさ。これが好きだったんだ……みぬぬ、思い出させてくれてありがとう……!

 

という感傷もありつつ、いやいやいや、黒Xとしても新しいというか、あまり見ないタイプで。

少年系? 悪魔というより小悪魔……というと、ちょっと路線違うか……見習い悪魔っぽい?

こういうタイプは多分初めて見ました。今まで見てきた黒X、妖艶美形タイプか、ガタイの良いお兄さんか、チンピラ悪魔か……まあとにかく、お兄さんだったよね、みんな。黒みぬぬ、路線的にはチンピラ黒ちゃのさんあたりに近いのかな……チンピラ悪魔にくっついて学んでそうだけど、「俺、こうじゃねぇ」って自我はありそう。

 

個人的に刺さりまくったのは(※以下ネタバレ含みます)「死をもって償わせる。いつものあなたのやり方だ」の言い方!!!!

ぽつっ、と言うの。

死なせたくなかった?! ジョンにゲームの対象以上の何かを抱いてた!?

黒とジョンに、そういう繋がりあったんだーー!!?(◎□◎)目ウロコ

黒様が執着してるのは、白様だと思ってた。

確かに、ジョンに絡みつく妖艶黒様見たことあるけど(あの記憶は至宝)、もうちょっと人間ぽい感覚でジョンと黒の関係性が垣間見えたの、今回が初かも……

黒みぬぬ、白様よりはジョンへの感情の方が大きそうだなぁ……新米悪魔が人間に執着しちゃったのかなぁ……

 

こういう妙な考察と妄想をすることが、私のデビルの楽しみ方です、あしからず。

 

この回は、みっちゃんジョン&影将司で氏で。

ジョンの影?は、日本オリジナルの存在ですが、Xばかりかジョンまで分散させてどうするよ、と思うことしきり。いるかなぁ、この役。衣装白黒で目立つし。

穿った見方をすると、コーラスの厚み要員 兼 ジョン役の喉の負担軽減要員 兼 みぬぬジョンの日本語補佐要員……かなぁ、と思うんですけど。注目して見てたら、おもしろい動きをしてそうな気はしますけど、そこまで手が回りませんわ……

 

AKANEグレッチェンはとても良いです!好き!

わたくし、デビル初見時に、グレに苦手意識を持ってしまっていて。私の苦手なタイプの女性キャラだなぁ、と。

で、ある日、当時のジョン役の方が「作品中、実際の人間はジョンだけである。グレッチェンはジョンの良心(の概念)」と語っている記事を目にしまして(あくまでその方の解釈と思われます) それ以来、ずっっと、私もそう思って見るようにしてるんですけど、これがまあ、ほんとにしっくりくるんですよね。めちゃくちゃ解釈の助けになっています。

今回はグレ、そこまで概念存在には見えないんですけど、あかねグレは狂おうが何しようが、全然受け入れられるぞ、やっぱり女性キャラは日本での演じられ方がしっくりくるー。

グレ、シングルキャストですけど、ほんとにほんとに、喉にはお気をつけて。でも緩急がパワフルで良きー。

 

というわけで、この日は「みぬぬ……みぬぬ、うっま……ありがとう韓ミュ浴びた……」とふわふわしながら梅田の街を歩いたのでした。

……長いね、翌日分は別記事にしますか。

 

公開当時、戦メリ少女になるには幼すぎたワタクシ、今ようやく、戦メリ少女に合流した……!(泣き崩れ)

なんか最近、昔語りからはじめることが多いですが、今回もやっぱり昔語りから。
こちら、遠い昔の公開時に見ています。
同性愛っぽい内容らしい、と風の噂で聞きつけたのが鑑賞に至った動機のひとつ。ネットもなければBLなんて言葉もない時代。JUNEはあったので、その辺で知ったのかな。その辺の嗜好に目覚めて、なんでも摂取したいお年頃だった幼きわたくし、そりゃー飛びつく。
もう一つ、クラスの映画好きの男子が、戦メリにめっちゃハマってて、それはそれは生き生きと語ったりマネしたりしていて、それに感化されたのもあったと記憶しています。
で、映画館で鑑賞した少女、幼すぎたんでしょうね

……どこが?
……わからん。

という単純明快な感想でリアルタイムでの戦メリ体験を終えてしまっております。
その後テレビでの放映も見た記憶はある……親父殿と茶の間で見てた気がする……

というわけで、後に「同性愛を描いた作品」という評を見ても、いやいやいやー、全然そんなことないじゃーん、と思い続けておりました。今回再見する直前まで、そう思っておりました。

今回の追悼上映という報は、風の噂ならぬTwitterで知りました。
教授の訃報に接して、あのテーマソングを何度も耳にして、これホントにごくごく単純に好きなメロディよな、映画も今もう一度見てみたいな、今なら何か違う感想を抱くかもしれない……と思い、観に行くことにしました。

あぁぁぁぁ……!
これは……!
確かに同性愛的な作品だった……!
うわぁぁ…………
ン十年の時を経て、良さが、分かったぁぁぁ!!!

今見たら、ヨノイとセリアズ、めちゃくちゃ尊いです。
スルメのようです。噛んでるうちに、後から後から味に深みがっ!

幼き頃のワタクシ、直裁的なものしか受信していなかったんですね。
はっきりと言及されているカネモトとデ・ヨンの一件くらいしか、同性愛的要素を嗅ぎとれていなかったんです。
後は「絵」として、例の有名なキスシーンとか、生き埋めの図を記憶していた程度で。
今見たら、ヨノイ、セリアズを贔屓しすぎじゃないですか……そりゃあ従卒くんが心配するはずだ……

あと、意外なほどに思い出したのが、例の、映画オタク男子くんの当時のモノマネ。
エアひげ剃りとか、(花を)食った!とか、俘虜全員集合での「来い!」とか(前へ出ろ、でしたっけ?)……彼がやってたなぁ!と、懐かしくなりましたよ。

それでもやっぱり、解釈が難しいところは難しい。
弟とのシーンの尺の長さとか謎だし(弟を見捨てた後悔があったからこそ、暴走して破滅しそうなヨノイを止めたのか?と思ったけど、単なる私の直感です)
分からないといえば、セリフも聞き取りにくくてwww ロレンスの日本語のみならず、教授とタケシの日本語も昇天


以下、つれづれ。

・裁判?尋問?で、ヨノイがセリアズを見つめる様、「ソンランの響き」で舞台上のリン・フンを見つめるユンの風情を彷彿としました。同性に惹かれる様って古今東西あんな感じなんだろうか。>3年前のベトナム映画。未見の方は是非に。

・真剣での稽古の後、ロレンス相手に外で話をするシーンが印象的。白っぽい建物が雪景色みたいだな……と思っていたら、本当に雪の話題が出てきて、うっま!と思うなど。ヨノイの「ここにいるものたちを招待して桜を見せたい」みたいなセリフが意外。どう解釈すればいいのかな……

・従卒くん。
私的に一番気になったキャラ。「あの男は隊長の心を乱す悪魔です」とか、すごいセリフすぎて、しばらく「はあ!?はあ!?はあ!!?なんだその直球!!!はあ!!!?なんつったオマエ!!?」と魂飛んだ(笑)
後に、稽古の相手も彼だとか(「受けきれず申し訳ありません」とか、やだもうお願いラブラブ)、いつもヨノイにひっついてるとかいう情報を得、二度目に注目してみたところ、行を破った病棟事件で、ヨノイの隣でなんともいえない視線で隊長殿を見つめていて、おまえぇぇぇぇ!!!って悶えましたん……てゆか、あれは従卒くんで正しいか??
その後の彼の行動もすごいし、左手で切腹できるか、と冷徹に言い放つヨノイもすげえし、もし介錯したのがヨノイだったなら、彼は成仏してると思うよ……
すいません、副官とか、従卒とか、そういう立場のキャラ大好きゆえ、なんかもうとんでもなかったです……

・カネモトとデ・ヨン。
もっとも直裁的に表現されている二人。
だけれども、もしかして、デキかけてたのか、この二人??? 外部目線だと「不祥事起こしたヤツと被害者」だけど。デ・ヨン本人も混乱しててよく分かってなさそうだけど。舌噛んで後追いしたように見えちゃうんだよねぃ……そんなチョロい感情でもないと思うけど。心病んでたしなぁ……
「通じてしまった日本軍側の人間&欧米人俘虜」という構図、もし、ヨノイが一線を越えていたらこうなっていたぞ、というIFの世界線かな……と思いました。

・遺髪。
「ヨノイが『故郷の寺に奉納してくれ』とロレンスに託した」ということでよろしいか。それだけで情報量多すぎる。託すなら日本人に託した方が「寺へ奉納」へのアクセスは良いはずなのに、それはしないんだなぁ……日本人には頼めないんだなぁ……ロレンスも困ったろうけど、彼、良い人だから理解したんだろうなぁ……。これもスルメ案件。あ、託したの、処刑前なのか、そこに至るまで持ち続けてたのか……っ(尊)

・ハラさん。
粗暴なキャラなのかと思っていたら、かなり頭いいし、融通きくし、意外とイイやつでびっくりした。世が世なら総務課長から部長に行きそうなタイプ。

・ヨノイ。
セリアズすきすきマンかと思ったけど、彼自身もなかなかのオム・ファタールなんだろうな、と思ったりした。「私のために死ね」は文脈はどうであれ、なかなか言えんセリフ。
腰細くてびっくりするんだが、そう見えるようにおズボンデザインした衣装さんに拍手したい。

・セリアズ
オム・ファタールが惚れてしまう、ハイパー・オム・ファタール……というわけでもないか。惑わしてしまう色気というより、男気に男が惚れるタイプか。
なにせ、綺麗でびっくりする。オッドアイなんですねぇ……

・ロレンス
良いヤツ。ハラさんとの関係、とても良い。ハラさんが長生きできていたなら、戦後どこかで再会してそう。秘めているからこクソデカな矢印が飛び交う戦時中の捕虜収容所で、唯一、穏やかな関係だった人たち。

以上、ン十年も前の著名作なので、何を今更な感想で恐縮です。きっと世の中にはいろんな考察が出回ってるんだろうなぁ……と思うのですが、まずは自分の感想をしっかり持った上で、今後機会があれば、先達の方々の評を見てみたいと思います。

この作品に関わられた方の多くが鬼籍に入られていると思うと、年月の重みが沁みます。
私としては、今、この歳で、再見することができて本当によかったなと思います。機会をありがとうございました。クリスマスツリーサンタクリスマスツリー

 

最後まで見て、タイトルの意味が分かったような気はしました。三世代の男達の業みたいなもの、良いねぇ……
それはそれとして

相関図くれ

ロビーで配れ。
なんなら上演中にどこかに投影しっぱなしにしててくれ。


こちら、元は韓ミュですが、現地では見ておりません。タイトルは知っていたので、せっかくの日本版の上演ですし、見てみることに。石井カズくんとか、ぜんちゃんとか、知ってる名前もちらほらいらっしゃるし。

それにしても、あらすじを読んでも……どんな話かピンとこない。
何より、人間関係が分かりにくい。
この二つ、見ながらずっと引きずりました。
公式さんには是非とも、相関図を作っていただきたく。できればそれ見ながら観覧したいくらいだチーン

で、話の全体像がなかなか掴めない。
どういうつもりで見ていけばいいのか分からない。
孫の世代の体制への反抗と、じいちゃん世代の革命がリンクする話か?と思ってると、どうも違うし。謎解き……が近いんですかねぃ??
最後まで見れば、ヤング家の男達……!と頷けたんですけど。
「なに?」「で?」「ジョンおじさんとは???」と、とにかく首を傾げながら見ていた一幕。「まだ?」「先行こう?」と思い続けた二幕でした。
原作は小説でしたっけ? ドラマで12話くらいでやるのが一番おもしろいような気がします。これをミュでやるか……? オチもオチだし……

個人的には、一幕半ばで描かれていた革命(暴動)が一番湧きました。ああいうのは血が騒ぐ。しかもぜんちゃんだ……ぜんちゃんが赤いの着て先頭立ってるニヤニヤ ぜんちゃんマリウスはリアルでは見てませんが、いやあ、ロートルレミファンとしては無駄にたのしいー!(※間違った鑑賞スタイルです)
この革命がもっと深く入り組んでくる話だったらなぁ。革命とか、階級とか、事件の遠因になってる「設定」として機能しているだけのように思えてなりませんでした。
……ああ、そうか、総じて、設定の説明を聞かされているだけのような気がしたんだな真顔

うまいこと各世代の友人関係にハマれれば、もっと楽しめたのかもしれない……んだけど、とにかく誰がどの血縁関係だったか、見ながら常に考えちゃってて……設定優位なストーリーを一発で咀嚼する力はなかったですチーン


キャラやキャスト。
ぜんちゃんらなーおじいちゃん(時々16歳)の存在感が際立っていました。さすがのベテラン。ひとりで声量おばけ。

革命のリーダーの立ち方、分かってるよねぇぇぇぇ、レミ俳優だよねぇぇぇぇ、この中にスパイがいます、とか、行き着いた先で司教様出てくるんじゃないかとか、まあいろいろとレミ臭かぎ取ってしまったわ!(※間違った鑑賞スタイルです)底辺出身の成功者とか、バルじゃん……

ニースパパ。
学生時代のニースくんのおっとりしたしゃべり方とか、ちょっと親であるぜんちゃんに寄せてきたんですかね? 似ててかわいかった。
てゆか、主役は彼なのでは?

息子ダーウィン。
中の人、北斗の拳でのバットだと聞いて楽しみにしてました。バットうまいなぁ~と思っていたので。今回もなかなか達者でした。かなりハスキーボイスでしたが、あれが常態? それとも喉の調子悪かった??

ラストでのこの3人の並び、良かったです。
なんか地獄にも天国にも往けずに未来永劫魂漂わせてそう。そういう構図がポッと思い浮かんだだけでも良し。
……ところで、母親たちは出てこないんですね。それも意味深だ……
唯一の女子も、何か意図のあるキャラなんですかね……あれだけ男性陣で固めていたのに、彼女だけ女性。なんでだ……

後の登場人物諸氏は「あなたは誰で、どんな設定だっけ」と必死に思い出すだけで終わってしまったよ……

作品との相性……悪かったんだろうな……チーン 

 

ところで私が見た回、平日マチネだったせいか、確実に私より年上のマダム層が相当数来てたんですけど、何がどうしてここに来ちゃったんだろう。タイトルでダーウィンの一代記と間違えて来ちゃったんじゃなかろうか(心配)前の席の人、幕間で姿消してたし、隣は寝てた……おう……

追記。これ、家族を大事にする韓国のDNAにこそ訴えられる内容なんじゃないかと、ふんわりと思ったのでした。知らんけど。

配信で視聴しました。
ナマで観に行きたい気持ちはあったのですが、そんなに簡単にチケ入手できるものでもなさそうで、そこは早々に諦めて。
配信は最後の最後まで見るかどうか迷っていました。輸入韓ミュはできるだけ履修しておきたい、けど、これなぁ、若手劇だよなぁ、履修したところで本国で見る機会あるかなぁ、うーーん……
いや、気になってるなら見るか!駆け込み視聴!

おもしろかったぁーーーー100点
すいません、ぐずぐず言っててーーーニヤニヤ

フェンシングに青春を燃やす話なのかと思っていたら、もっと重い話だったんですね(あらすじちゃんと読めー) 

なんというか……大変良い意味で、大学路メンズ劇でした。こういうの大好物。「BLとは一言も言っていませんが?」と涼しい顔しながら、こちらのその辺の嗜好のツボをぐいぐい押してくる、この感じ! これが好きだから大学路ハマったんだー!

そして、話の構成、うっまい。
一人一人のキャラクターをきちんと立たせて、役割を明示してから話を動かしていく。謎解き要素もさくさく進む。えええ、何、どゆこと、そこにつながるの、さっきそこ聞きとばしたじゃん後で抜粋再生しなきゃ……と思ってても、後できちんとこちらの取り逃した情報を再提示してくれる、なんて優しい……!
とにかく、見てて楽しかったです。楽しい話ではないけれど。お話を追っていくわくわく感が楽しい、て意味ウインク
最初のあたり、個々人の自己紹介パートは、ちょっと「女神様が見ている」を彷彿としたんですけど。群像劇に近いのかな……と思いましたが、そういうわけではなかったですね。メインのお話やキャラがしっかりしている作品でした。

どの登場人物も良かったのですが、最後に印象に残ったのはフレドリッヒですかね。ヤなやつポジだったけど、過去ありキャラで、ヤなやつ(に見えるよう)になった経緯が切ない……。
BLとは一言も言ってないですけど、もしかして彼と亡くなった彼のお友達(名前忘れた)は恋仲でした????? 「自分がユダヤ人と同じようなものだと思ったのだろう」というセリフと、それより前に提示されていた「ユダヤ人や同性愛者が差別された」みたいな説明がリンクしたように思えたんですけど……

アベルも総合的に気になってました。ていうか、作中にラインハルトという名前のキャラがいるせいで、彼を見ているとキルヒアイスを思い出して仕方なくニヤニヤ ちょっと赤毛で、親友という立ち位置で、聡明な雰囲気……似てる……
入学試験の時に、黒髪NGって言ってた気がしたけど、彼は入学できたんだなぁ……と思っていたら、その違和感も複線だったんですかねぇ……

クレア先生……は、むしろ中の人である藤田くんに注目。レミゼのアンサンブルでご活躍されていたときに、ちょいちょい良い演技されてて好きだったんですよー。年を経て、先生ポジションか~、感慨深い。すごく素敵に年を重ねられてて(でもぜんぜんお若い!)お声も良いし、お役もよろしゅうございました。もっと狂信的にできるキャラだと思いますが、むしろ淡々としてて良かったです。

他のキャラ&キャストもよかったです。楽公演のせいか、みんな血の通ったキャラになっていたよねぇ……若手劇かと思って警戒してたけど、杞憂でした。

 

ラストシーンというか、終わり方、絶妙だなぁニヤリと思いました。

「歴史改ざんかー!?ポーン」と思ったけど、成功したかどうかまで描かずに終幕させているので「歴史がどうだったかはご存じですよね、そういうことです!」ってことなんだろうなぁ。ご想像にお任せしますエンド。

歴史ファクションの名のもとに、自国史ばかりかドイツ史まで改ざんするのかと思ったわよw


というわけで、久々に大学路劇見たー! 日本でも同じような手触りで上演できるじゃーん!と、満足したひとときでした。見といてよかった!