カッコだけちゃいますの。

そう思うた次第なんです。

これなんですけどね。

ハーベスト

『ハーベスト・スーパースリム・ヴァニラ』

独逸帝国製。二十本入り、三百五十円です。

なんと、リトルシガー初のスリムサイズちゅうことで、こらあおさえとかんならん思いまして、ほんで買うてまいりましたのです。

家に連れ帰ってまいりましたのは、『ボディショット・ウイスキー』と同じ日なんですが、なあんし新銘柄が出すぎで、もうワケ分からんようになって、こないにご紹介が遅れてしまいましたのや。

このシリーズにはほかに、『オリジナル』『チェリー』がおまんにゃが、ワタイがプラセールはんへ参じたおりには、ほかのは売り切れ、『ヴァニラ』だけが、三箱ほど寂しそうに売れ残ってました。

かなり期待度が高かったみたいやね。

ま。三百五十円やさかい、ちょっと買うてみよか思うわナ。

写真をご覧いただければ分かりますとおり、かなりおされないでたちです。

けどね。

残念ながら、あんまし美味しいことないです。

とにかく、フィルターに甘ぁいシロップ仕込みすぎ。

シロップが甘すぎて、煙草の味もなあんもあらへんようになってしもとうデ。

さしずめ、甘すぎるシロップでうやむやにせんと、とても吸えたモンやない葉っぱ使うてんの違う。

と、勘ぐりたくなるほどです。

ほんま、カッコだけやナ。

ただ、燃焼時間一分持たんさかい(これもどうかと思う)、頭脳を酷使して仕事しとうおりの、ちょっとした息抜きには適しとうかもよ。

ま。

やっぱリトルシガーは、ゆうてもメリケン製がええナ。

書いとかんとアカンでナ。

せんに購入した旨をお伝えした、『ボディーショット・ラム&コーラ』のことや。

もうそら、ワクワクして感想を待ってはったしと、多かろ。

「感想待ってる間ァに、買うて試したほうが手っ取り早い。たかだか三百九十円やし」

確かに。とらとうかもしらん。

けどまあ、「こいつがどんなこと抜かすか、一応聞いてから購入を検討しても遅うはない。なにせこのガキは、俺らの捨て石やさかいな」と考えているしとが、全国に二人はおるやろ。

ま。結論から申し上げますと、同シリーズのウイスキーに次いで、ええ味でてます。

もしかして、旧式ボットン便所のカザがしたらどないしょと、ドキがムネムネしておりましたが、開封後一本取り出してカザを嗅いでみますと、立派にコーラの香りがしましたので、とりあえずホッと胸をなぜおろした次第です。

喫味は苦いコーラで、確かにラム酒で〆てけつかるなちゅうことが分かります。

残念ながら、同シリーズのウイスキーほど酒精のスピリッツ(言葉がダブってる!)を感じることはできませんでした。

ほんに、あの『ボディーショット・ウイスキー』は近来稀に見るリトルシガーの傑作やナ。

結局、いっちゃん美味しいやつを先にいってしもて、あとはほぼほぼスカちゅうことになってまいましたナ。

なんや、損した気分です。

「ちょっと待ってみ。まだボディーショットのシリーズには『モヒート』ちゅうのが残ってるデ」

あんたそうゆうけど、多分ウイスキーにゃ勝てんのとちがう?

モヒートちゅうのは、ラム酒とライムとミントのカクテルでっしぇあんた。

まあ、たいがい味は想像つきまっしゃろがに。

そのうちいてみる段取りにはしてますけどね。

パイプ煙草でっしゃろ。

と、結論を出させていただいた次第なんです。

「なんやて? おまはんの記事の出だし、ちょっとも内容が推測でけへんナ。いつものことながら」

すまんの。

そしたら、順序立ててハナシしまひょか。

キューバの三等シガレット、『ポプラール』ちゅうのがおましたやろ。

ご紹介したおりは酷評したんですけど、ニンゲンのメカニズムちゅうのはおかしなモンで、そのうち慣れてしまいましてナ。

「あーキツい、あー下品。けどまあ、吸い慣れてくりゃあ、許容でけるレベルや」

とかいいつつ、あれよあれよというまに、なくなってしまいましたの。

昔のしとはええことゆうデ。

「美人は三日で飽きるが、ブスは三日で慣れる」

ちゅうてからに。

最後の二本ぐらいになってくるとね、

「あら。もうちょっとしかないがナ。もうひと箱お替りしたげよかしらん」

などと思うようになりましたの。

慣れちゅうのは、おっとろしやろ?

しかしながら、そこでワタイのドタマにピピピとしらめくモンがあったのです。

「せや。こんなんお替りせいでも、暗黒系の煙草なんぞ、ストックがわんわんひしめいとうがナ。よし。ここは一番、いよいよヴィンやんとこの、マニテキをいってみよ」

で、とりあえず適量をタッパウエアに移しました。

マニテキ1

これは、ワイルドカットのほうですナ。

机の上に新聞紙を敷き、ローリングマシンと巻紙を準備し、「さあ巻くぞ」と煙草に向き合うたワタイは、三秒半ほど固まりましたのや。

ほんで思いました。

「これ。ホンマに巻いてええの?」

とナ。

どう見てもやね、ローリングまたはチュービングして吸うようなカッコしてないでしょ。

「これ、パイプに詰めて吸わなあかんのと違う?」

その証拠に、パッケージには『Pipe Tabacco』ちゅうて書いてあるデ。

そこで、段取りを変替えして、パイプに詰めてみたのです。

マニテキ2

ぎっちぎっちに詰めとかんと、ボーボー燃え盛って収拾のつかんことになるさかい、注意がひっっちょやデ。

そして、吸うてみました。

序盤は、強さの中にほんのりと甘みを感じるちゅう、想定内の味やったのですが、中盤を過ぎてから喫味が変わってきましてナ。

『ピーターソン・パーフェクト・プラグ』や、『サミュエルガーウィズ・ブラックXX』などの、『ひいひいゆわんなん系』パイプ煙草でしか味わえん、塩辛くてハーバルでスパイスィーで、冷や汗と脂汗がいっしょに滲みだすような刺激をば、口腔内にビンビン感じるようになりましたの。

ワタイは、ホンマはあかんけど、あんじょう憩いの喫煙場所になっとう、仕事場の近所の駐車場で、おもっきし叫びましたぞ。

「これやこれや。これやがナァァァァァァァァァ!」

ほん、近所迷惑やナ。

煙草専門店屋さんのホームぺいしにおける説明文では、「本来は手巻き用だがパイプでも喫煙できる」などとされていますが、逆です逆。

「本来はパイプ煙草だが、手巻きにしてもまあ、アカンこたない」

これが、ヴィンセント・マニル屋さんの、ホンマの気持ちに違いおまへん。


ほほーいのほーいと もう一本

メリケンの 葉巻のことです もう一本

(出典:『渡辺のジュースの素CM』)


ということでございまして、最近ワタイの中でマイブームとなっとります、ボディショットのなかまをもうひとつ、家に連れ帰ってまいりましたの。

これでんねんけどね。

ラムアンドコーラ

『ボディショット・ラム&コーラ』

さすがに製造国やスペックやみな、書かんでもええやろ。

ラム&コーラ。

すなわちあんた、ぶっちゃけキューバリブレちゅやっちゃナ。

キューバリブレちゅうたら、あの悪夢のような思い出が鮮明に蘇ってくるワ。

廉価洋酒系フレーバーシャグの『サーフサイド』ておまっしゃろに。

二十グラム入りで四百二十円ちゅう、庶民の味方価格のやっちゃデ。

果たして味も庶民の味方かとたんねられると、返答に困るけども。

テキのラインナップに、『キューバリブレ』があるんですが、それがまたあんた、便所の芳香剤のカザなんですワ。

芳香剤ちゅうてもあんた、ピコレットやみなの、おされな芳香剤とちゃうで。

真っ赤や真っ黄色の毒々しい色した、エステー化学製トイレ消臭ボールや。

あの半世紀以上の歳月を生き抜いてきたやっちゃ。

うんこのカザも、「こらあひつれいしました」ちゅうて、すごすご逃げ出すほど、エゲツないカザをまき散らすやつや。

そんなん、吸う前に気持ちが萎えてしまうデしかし。

まさか、このボディショットは大丈夫やろナ。

実はまだ開封してへんしね。

だんだん心配になってきた。


そーろそーろ接骨医院

(出典:『鉄骨飲料CM』)

「なんの替え歌やねんそれ。煙草と関係あんのかそれ」

ようするに、珍しゅう健康志向の煙草が出たちゅうことをゆいたいワケや。

ま。指向しとうだけで、ちょっとも健康にええことないねんけどナ。

これでんねん。

エナジードリンク

『ボディショット・エナジードリンク』

メリケン製。キングサイズ二十本入り、三百九十円。
TN値表記なし。つまりリトルシガーのカテゴリーに属するやつです。

「ボディショットシリーズがリトルシガーなんは、ひゃっぺらぺん聞いてる」

さおか。

エナジードリンクやて。

ちょっとどう思う? あんたこれ。

思いつきで煙草〆りゃええちゅうもんちゃうやろ。

さて。これをいただいてみてどうなったか。

みるみるパワーがみなぎったのか。

無論そんなことありえへんわナ。

しとくちで味を表現すりゃあ、ラムネです。

まあ、予想はついてましたけど。

その手のドリンクて基本ラムネ味やん。

ただね。

よく知った味でありながら、煙草としては未体験ゾーンやナ。

メリケンリトルシガーの通例で、フィルターにフレーバーが仕込んでありますので、口べろにちゃにちゃしますが、喫味としては、そう捨てたモンでもないような気もせんことないこともないです。

はい。

あ。そうでした。

この場をお借りして、先日ご紹介した『ポプラール』について書いときまひょ。

いちおう暗黒系でした。

ワタイのバヤイ、『ゴロワーズ・レジエール』(カポラルをちょっとマイルドにして、フィルター付けたやつ。甘さ際立つ逸品です)みたいな感じかなと、薄ボンヤリと予想してたんですが、完全に裏切られました。

かなりハードで雑で下品で下劣な味や。

同じキューバ製であるコイーバシガレットのエレガントさには遠く及びません。

及ばんどころか、メキシコ湾を挟んで、キューバの対岸にあるヒューストンでおねおねしてます。

甘味とコクに関しても、ゴロワーズ・レジエールの敵やないです。無論、味方でもないです。

マシンメイドシガリロは、手巻きのプレミアムシガーをこさえるときに出た、葉っぱの切れ端を集めて作るちゅうハナシを聞いたことおますけど、この『ポプラール』は、さらにマシンメイドシガリロを製造する際に出たクズをかき集めて、それでは足らんよって、道に生えとう草を千切って、混ぜりこちゃんちゃこして作ったんちゃうか思うワ。

ま。キューバにおける『しんせい』やナ。

やっぱ、知らん煙草買うときは、あんまし期待せんほうが精神衛生上よろしナと反省しました。

ちゅうことで、残念ながらこのポプテキは、暗黒系に耐性がありかつ、ストライクゾーンのめちゃ広いかたにしかお薦めでけまへん。