しましたのやデ。

「とら大変でしたなあ実装者はん。ワタイもなりましたけど、あれは辛いもんでっせ。出血に炎症。しまいにゃあんた、まともに座ることもでけいでなあ……」

そらあんた、脱肛やが。

ワタシの言うてますのは『脱稿』

次に出る予定の本が一応書きあがったちゅうことですわ。

着手したのが昨年の九月初旬でしたんで、約四ヶ月かかったちゅうことになりますわな。

ああしんどかった。

けど、作業時間からすると、文章書くのん二割、サンプルプログラムこさえるのん八割ちゅう配分やったような気がします。

今度のは、ちょけるの我慢して、もろ実用書を目指しましたんでナ。文筆業者ではなく、プログラマーとして書きましたのや。

実際、中盤以降は自分の書いたことを参考にしてたぐらいでやっさかいネ。

ある立場におかれているお人ならば、きっと役に立つと思います。

どうぞお楽しみに。

と言っても、前のヤツは決定稿まで四へん校正しましたさかいナ。

これからが大変ですワ。

ま、とりあえず脱稿祝い煙草でも吸うてこよ。
年末年始休暇用に、紙巻フィルター付き煙草をいくつか準備したわけですけど、その中にこんなのがありましてナ。

実装者流-エッセミニ・ブラック

『エッセ・ミニ・ブラック』
韓国製。二十本入り三百八十円。T4mg、N0.4mgちゅうスペックですわ。

やけに安いでっしゃろこれ。

それもそのはず、キングサイズのくせに細いんですわ。そやさかい、ハッと気づいたらじきにのうなってまいま。

今ハヤリの『ナノテック煙草』ちゅうやつかもしらんな。

『ナノテック煙草』ちゅうのは、最先端の技術でもって、葉の分量こそすけないもんの、しっかり『よし。俺は煙草吸うたど。満足したど』と思わせるように作ったあるらしいけど、嘘ヤデそんなん。物足りのうてしゃあないワ。

そやさかい、なにやらドタバタとしていて、ゆっくり煙草吸うてるしまないけど、どうしても次のアクションを起こす前にちょっと一服ちゅうおりに吸うとよろしい。

けど、ワタイの持論では、そないな吸い方は体に毒なんですけどな。

この煙草を開封して一服吸い付けるやいなや、なんかどっかで吸うたことある味やナと思うたんです。

ほんで、記憶を辿っていったらね、『ダビドフ・リッチブルー』に極めて近い味であることに思い当たりましてナ。

真似こちゃんちゃこさらしよったなこのテキ。

『ダビドフ・リッチブルー』は残念ながら廃止になってしまいましたけど、こんなとこに後継者(パチモン?)がおったとは、ちょっと嬉しいです。

なかなかええ味出とるんで、たばこ銭が心もとないおりに選んでみるのも一興や思うデ。
無理やデ。

えーと。このぺいしの左下あたりに、ワタイの本棚がおますやろ。

それを見ていただければお分かりのとおり、ここんところ、風野真知雄ちゅうしぇんしぇのお作が気に入って、集中的に読んでるんです。

タイトルやら表紙の絵を見ていただければ一目瞭然、時代小説なんですけど、これがまた面白くてナ。

ま、どのお作も、大きな物語の流れはあるもんの、奇妙な事件がポツポツと発生して、その事件ちゅうのがどのシリーズも同じで、主人公一味の解決方法も同じっちゅう、まあおんなじようなパターンで、かつ読後にはなあんも残らんねんけど、不思議と次々読みたくなってきますねん。

ご本人は『戯作者』と自称したはりますけど、よっぽどの自信と実績がなければそんなこと言えませんわ。戯作者として大衆娯楽読み物をこいだけ書いて、飽きられんちゅうのはすごいことなんでっせ。

ただし、八王子図書館で、あるやつ適当に借りてくるもんでやっさかい、続きモンの話やみな巻の順番に読むことがでけいで、さっぱりワケがわからんようになってますねんけど、最前も申し上げたように、ちっこい読みきりエピソードの集合体なんでな、シリーズの途中から読んでも全然違和感はおまへん。

それこそ、風野真知雄しぇんしぇが努力の末編み出したテクニックなんやろと思いますわ。

さて、しぇんしぇのお作のなかに『弾丸の眼―爺いとひよこの捕物帳』ちゅうのがあって、そこに南蛮渡来の不思議な香辛料として、丁子(クローブ)が出てくるんですナ。

丁子(クローブ)といえば今冶水、今冶水といえばインドネシアのパチパチ煙草ちゅう連想で、無性に吸いたくなりましたのや。

実装者流-グダンガラムスーリヤマイルド

『グダン・ガラム・スーリヤ・マイルド』
十六本入り四百円。

こんなもん、正月なりゃこその選択やデ。普段なら買わんワイ。

T33mg N1.7mgという、バケモンみたいなハイスペックですけど、今冶水攻撃が強烈過ぎて、煙草としての強さはあんまり感じまへん。

しかし、たんまあに吸うとホンマに美味いのう、ガラムは。

廉価版『シグネチャー』は、丁子の数をせちべんしとうさかい、美味しいこともなんともないけど。

けど、何本か吸うと、もういらんようになりますわ。

味の個性が強すぎて飽きてまうんやろね。八本入り二百円で売らんかいのう。

スーリヤっちゅうのはインドネシアの太陽っちゅう意味らしいですけど、こいだけさぶいとあんた、吸うててもインドネシアのギンギラ太陽は思い浮かびまへんな。

昨日5日は、赤坂見附の煙草専門店屋さんが営業開始っちゅうことで、別になにが必要っちゅうこともないけれど、まあとにかく行ってみよ思いまして、行ってきたんです。

そぉらあんた、寒かったデ。

相変わらず、スタッドオートマールスムフロリーナは品切れ状態のようですけど、ホームぺいしに書いてあることは、基本的にリアルタイムではないさかいね。もしかすると入荷してるかしらんというかすかな期待もあったんですけど、やっぱり入荷してませんでしたわ。こら長期戦になりそうやな。

あーめんどくさい。あーオランダに住みたい。煙草も安う買えるやろし、ベルギーもお隣さんやさかい。

(※註 オランダはスタッドオートマールスムやDRUMの原産国。ベルギーはフロリーナやラ・パズの原産国。ぶっちゃけ煙草先進国である。日本製の煙草はマジでつまらん)

ほんでまた、いらんもん買うてきましたんやけど、そのご報告はまた後日とさせていただきたいんですわ。

さて。

なんしあんた、年末年始休暇の間は、いつもより大量に普通のフィルター付き紙巻煙草が必要や思うて、年のはじめのためしとて、いくつか買い求めたのやデ。

先日の日誌に書いたとおり、うちの嬶がパイプ煙草に対して寛大なところを見せてくれたさかい、それなりに消費量は抑えられたワケですけどナ。

買い求めた限りは、この日誌でご紹介しとかなあかんやろ思います。というより、どんな煙草を吸うたのか、記録のためにこの日誌をつけているわけですけど。

実装者流-キスメンソール

『キス・メンソール』

スリムサイズ二十本入り、三百九十円。

T5mg、N0.6mgっちゅうスペックです。

実はワタイ、このキスシリーズちゅうのがわりかた気に入ってましてな。

フレーバー煙草がメインなんですけど、ベタベタに味が着いているわけやなくて、なんとなく遠いところで仄かに味がするっちゅうのがええんです。

フレテキが、『ワイがワイが』と、どあつかましゅうしゃしゃり出てこんと、煙草の後ろに遠慮がちに隠れてるちゅう感じでな。まことにお上品なんですナア。

この『キス・メンソール』も、メンソールが前面に出てませんのや。

もしかすると、コストを下げるために、メンソールの粉やらフレーバーの粉やらみな、せちべんしとるのかもしれまへんけど、結果オーライちゅうやつですわ。

この、なよっとしたいれものと煙草本体の形状に抵抗がないなら、男のあんはんにかてお薦めです。
実は新年早々に、DRUMをひと袋手回してきましたのや。

DRUMを知らんおかたのために解説しときますと、オランダ製のシャグ煙草でな。わが国では五十グラム入り(巻紙付き)で千百円にて手に入ります。

欧州においても、我が国においても、『シャグ煙草の定番』と言われてまして、ワタイらなんかも、始めて買うたシャグ煙草はこのドラテキですわ。

最初封を開けたおりは、そらあ腰抜けそうになりましたデ。

なんでかちゅうと、おそらく保湿剤なんやろけど、生ゴム生ゴミ生煙草のカザがして、「こ、こんなもん、まっとうなニンゲンの吸うもんとちゃう。えらいもん買うてもたぁー」と、ターンツーペイルしたもんや。

マジであのカザだけは、平素既製の紙巻煙草しか吸うたことない人なら、カルチャーショックを受けること確実ですわ。

なにをどう混ぜたれば、あんなくっさいカザがでけあがるんやろ。ジトーっとわるわるう湿ってけつかるしな。

DRUMのライバルであるポピュラー煙草、ゴールデンヴァージニアも似たようなカザがして、ジトーっとわるわるう湿ってます。

逆に、無添加を謳っとうヴァジ系シャグは、それそれは食欲をそそる、……というか、ちょっと日本酒が欲しくなるような乾し魚のカザでな。

マニトウシリーズや、せんだって発売になったスーなんかもそんなカザがしまして、なかなかにええもんです。

けど、DRUMも三度目の購入となるとね、そのカザを嗅いだおりにね、逆に懐かしいふるさとにいんできたような錯覚すら覚えますわ。

昨年暮れ、ひょんな経緯から『ブローアップ』ちゅうシャグをチュービングして、かなりいけることを発見したワタイは、調子に乗って『チェ・シャグ』もチュービングしてみましたのや。

けど、『チェ・シャグ』は、残念ながら『ブローアップ』の美味さには遠く及びまへんでした。

甘味は強いけれど、なんちゅうか、パンチ力に欠けるっちゅうか、味に奥行きがないちゅうのかね。チュービングして暫く置くと、えらいヴァジピリやし。

そこでワタイはこのショートサーキット頭で考えましたんやナ。

「チュービングして美味しゅうなるのは、『アメリカンブレンド』(一応ヴァージニアがベースだがバーレー葉が大量混合している)のやつで、『ヴァージニアブレンド』(ヴァージニアメインで、他の混ぜ物がすけない)は、いまいちとちゃうかしらやろか。けど、テキはどうなんねん? なにがどうなってるのやよう分からん、わやくちゃブレンドのドラテキは?」

なんし、DRUMはシャグ煙草の定番でやっさかいね。定番をチュービングしたことないっちゅうのは喫煙極道の名折れやし、是非やってみよと思うたワケです。

けど、年末年始休暇中は、なんとなく忙しかったデナ。DRUMをチュービングするまあがありませんでしてん。

ほんで、なし崩し的に常喫煙草となって、ミニパイプでせちべんに吸うという状況になってもたワケや。

こんなこっちゃあかん。

今日こそチュービングするどぉ。

いやまて、今日はちょっと拙いど。代わりの常喫煙草候補がないし。

ほな明日……。いやいや、明日もあかんかもしらん。こうめえても、いろいろ忙しいよってな。

えーい。全部のうなってまうまでにはなんとかしょ。