のんびりとした年末年始休暇も終わって、辛い、辛ぁーい仕事が始まりましたナ。

え? なんやて? 4日まで休み? 仕事は明日からでっか。

ほんまでっかいな。

道理であんた、電車空いとったはずや。

ま、そんなことどうでもええねん。

昨年暮れに、安もんですけど、生まれて初めて普通のパイプを購入いたしましてナ。

それとともに、イングリッシュミクスチアの定番中の定番、『ダンヒル965』を買うたのは、記憶に新しいとこでっしゃろ。

なんのこっちゃ分からん人は、この記事と、この記事を読んどくなはれ。

むかあしに買い求めた『プリンス・アルバート』で慣らしが終わったら、ダンテキ吸うてこましたろ思うてましたんやけど、ひょんなことがきっかけで、方針変更することにしましたのや。

うちの嬶はね、おんどれも煙草吸うくせに、ワタイの喫煙道楽に対して否定的な見解を持っとるワケや。

「カザが臭すぎる」ちゅうてね。

確かに葉巻やみなはえらいカザやわな。暗黒煙草かて、かなりな臭気を撒き散らしますわ。そらしゃあないことや。

一年二ヶ月喫煙極道やっててね、『煙草は臭いほど美味い』ちゅうことが分かってきましてナ。

別に煙草に限らず、食い物全般、そういうとこありまっしゃろ。

そのようなことで、葉巻は近所の浅川土手まで出向いて吸わにゃならんし、パイプなんぞもベランダの隅でちんもうなって吸うとるワケです。

せんど、そろそろブライヤの燃焼臭が薄まってきたところで、パイプ入門セットのオマケとして付いてきた、『コルツ・ゴールドデラックス ヴァージニア葉となめらかなバーレー葉をブレンドし、バニラとナッツの香りを加えました』をベランダの隅でちんもうなって吸うておりますと、珍しく嬶がネキへよってきましてナ。

「ふーん。なかなかええカザやん。これやったら許せるカモ」

とかぬかしよったんですわ。そこで、ワタイのショートサーキット頭にピピピとしらめくモンがありましたのやデ。

「これはあれやナ。甘ぁーいカザのする銘柄にすれば、部屋の中では吸えんまでも、もうちょっとおっけな顔でパイプ喫煙ライフをエンジョイでけるかもしれん。逆に、ここでダンテキなんぞ吸うて、くっさいラタキアのカザ撒き散らしたら、金輪際パイプ煙草は許容してもらえんやろ。
よし、甘いカザのする銘柄手回してきて、まずはかかの頭に『パイプ煙草は臭いモンやない』という既成概念を植えつける必要があるぞ。その後、どさくさ紛れにダンテキ吸えばええねん」


大体ね、ワタイも喫煙極道やってますけど、パイプ喫煙に関しては、まだまだおこちゃまやさかい、甘い味とカザのする煙草のほうが嬉しい気もするんで、早速手回してきましたのや。


実装者流-アマレット

『ゴールデンブレンド アマレット』
ドイツ製。五十グラム入り。千百五十円。

なんぼ甘い味とカザっちゅうてもね、バニラチョコレートフレーバーなんぞありふれてまっさかいね。意表を突いて、この『あんずリキュール味』のやつにしてみましたのや。

中身はこんな感じで、葉っぱが薄くて柔らかで、火着き火持ちともにええです。
おこちゃまには嬉しい限りでんな。

実装者流-アマレット中身



そらあなんともいえん甘ったるいカザでっせ。味もかなりな甘さです。

ただし、開封直後からいきなりカラカラに乾いてますわこれ。

おかげさまで相当ヴァジピリがきよります。

加湿は必須でっしゃろな。
新年明けましておめでとうさんでごんざります。

さて、年末年始休暇もあっちゅうまあに終わって、今日から辛いつらぁーいシステム開発の仕事が始まるわけや。

んで、結局正月三ヶ日はなにしとったかちゅうと、みっちり本の作業をしてしもたのやデ。

「年末の誓いはどないなってん?」

いや、お叱りはごもっともやけどナ、それっちゅうのがナ、いろいろと事情がありますのや。

柄にもなく年末がんばったおかげで、登山に例えたれば、九合目まで来たわけや。

その結果、薄ボンヤリながら、それへさして頂上が見えてきくさってナ。

そんな状況で、三日間もテント張って休むかい普通?

いっきょいで頂上目指しますやろ。別に吹雪いてもおらんのやさかい。

それとな、想像もしとらんかったとこから、想像もせんモン貰うて、ちょっと興奮してまいまして。

これなんですけどね。

実装者流-ダビドフ・デミタス

『ダビドフ・デミタス』

年末、ワイハへ社員旅行(豪勢なこっちゃ)へ行ったしっりゃいのお土産なんですけど、こんなモンあんた、日本で買うたら、三千二百円もしますねんで。

デミタスっちゅう名前ですけど、一般的に言うとひとまわり小さいプリトスサイズですな。

それがたったの十本で三千二百円!

一本三百二十円ちゅう勘定ですわ。

そんな高価なモン、ワタイらみたいな庶民が吸うたら、口がいごんでまいまっせ。

震えながら一本いただきましたけど、そらああんた。美味しかったでっせ。

一本百円やそこらのアメリカ製おやつ葉巻とはモノが違いますワイ。

バニラの味付けしてあるのんと違うかと思うほど甘いです(気持ちバニラがまぶしてあるかもしらんけど、中盤ぶわーっと盛り上がってくる甘さは、やっぱり煙草葉天然由来成分のものに違いない)。

ハバナ葉やないのんがちょっと寂しいけど、そんなこと言うてたらバチ当たりますわい。

わしゃ、しゃわわせすぎて、涙ちょちょぎれるワ。

この神様が与えてくれた僥倖に報いる術っちゅうたらもう、正月返上で、んどどどどぉーっと仕事するほかなかったちゅうわけなんですナア。

残念ながら脱稿はせんかったけれども、もうあとちょっとちゅうところまできましたわ。

これで一月は大分楽になるっちゅうもんや。

やっぱりニンゲン、働けるおりに働いとかにゃならんデ。

休めるおりに休んどいたほうがええっちゅう意見もありましょうがナ。


いやあ、暮れも押し詰まりまくりちゃんちゃこしましたのう。みなさん、正月の準備は滞りなく滞ってますか?

この歳になってもね、新年を迎えるっちゅうのは、なんとなく心嬉しいモンです。

五歳と三ヶ月になった娘は、「おしょうおがつ、おしょうがつったらおしょうがつ♪」と意味もなく跳び跳ねてますけど、まあそこまではいかないまでも、心の中では一緒に跳ねたりしてまんねん。

けど、ドタバタ煩いんで、てておやとしては表面上注意します。

「これ娘。そないにぴょんぴょこ跳び跳ねてる子供のところへは、お正月さまは怒って来てくれないぞ。神妙にしたまえ」

「いや。○○○(自分のファーストネーム)も行きたい!」

「い、行きたい? どこへ?」

「お正月に行きたいぃー。○○○もお正月へ行くぅー!」

「こぅれ童女よ。物事は正しく認識せねばならんぞ。お正月は、こっちから出張っていくものと違って、向こうから来るものだぞ。一月の一日になるとな、表のチャイムをばパッコロピンのピーンと鳴らして、『ごめんください。どなたですか? お正月ですが。まぁーあお正月はんでしたんかいな。一年ぶりのごぶさたですやないか。どないしてはったんです。ま、どうぞどうぞ、おあがりやす。ささ、奥へ奥へ。ありがとう』と、あたかも桑原和男のようにたんねてきゃーはるのだ。決して、『ごめんくさい。あ、これまたくさい』とか、『おじゃましまんにゃわ』とか、『ごめんやしておくれやしてごめんやっしー』とはたんねてきゃぁーはらへんのだ。どうだい? 分かりまくったかい」

「いやぁー。行きたぁぁぁーい」(ぴーこら泣き出す)

「おとうちゃんの言うてること、ちょっとも聞いてへんやろこのガキ!」


まことにほのぼのとした父娘の会話でんな。

ましかし、今回の年末年始休暇はね、十二月二十九日から一月三日までの六日間ちゅう、えらいシケたもんになってもてね。

別段長い休みもろたからちゅうて、銭のないワタイらの場合持て余すだけなんですけど、一月に入って三日間しかないちゅうのがナア。せわしないでナ。

ワタイの場合、一応なんちゅうか、おのれが思い描いている人生のアレっちゅうのか、ソレをアレせんとほんまに心休まることはないっちゅうので、長期休暇の間も休みなくアレしとるわけですけど、今度という今度は、もうなんもアレせんとこかしら思うてますのや。

ま、早い話が、正月の三日間は文章書くのん休みにしょうかと思うてるわけですねん。

暮れは忙しいながらも、今度出す予定の本の執鍵(ワタイの場合、肉筆で文章を書かずにワープロするので執筆やのうて執鍵と呼び習わしてますねん)も進めて、なんとなく来年一月末脱稿の目処が立ったような気がせんでもないし、三日ぐらいじゃ思い描くような進捗挙げられへんのは分かってるし、予定したことがでけんでウジウジ後悔するぐらいやったら、ハナからなんもせんと決めといたほうがマシという結論に達して、ほたら三日間は文章書くの全部止めて、哲学的思索に耽ったり、煙草の通販サイト眺めて妄想に耽ったり、酒飲んで酔っ払ってもたりしょうと決心した次第なんです。

というわけで、この愛煙日誌も三日間のお休みを頂戴します。

どうせ、なんか書いたって、しょうがっちゃさかいほとんど読みにきやへんやろあんたら。

ということで、三連休のご連絡は済みましたんで、もうひとつのテーマである失策のカミングアウトに移らせてもらいまひょか。

当然煙草に関することなんですけどナ。

来年のネタにとっとこかと思うてたんですけど、失策を来年までひこずるのもなんやと考えまして。

1.パイプ慣らし用の銘柄選択に失敗した。
パイプは普通木でできてます。かといって、エゾ松でもマホガニーでも桐でもなんでもええかっちゅうとそんなことはなくて、ほとんどはブライヤ(ツツジ科)っちゅう木でできてますねん。このブライヤっちゅうのが、木の分際で大蝦蟇に乗ってあんた、忍術を使うてあんた、ドロロンとかいうてあんた……。それはジライヤか。
とにかく、木のくせにえらい燃えにくいんです。それでパイプの材料として使われますねんナ。
でね、このジライヤが燃えるおりに出すカザと味がですな、『プリンス・アルバート』が燃焼したおりに出すカザと味に酷似してますのや。
ということは、『プリンス・アルバート』を慣らしに使うてる限りは、慣れたかどうかちょっとも分からんワケなんですわ。あーどないしょ。

2.パイプで喉をやられた感じ。
上の話と関連してね、火皿の内側が炭でコーティングされるまで、どうしてもジライヤが燃えたケブリを吸い込んでまうワケでね。これで喉をやられる人おりまっせと、パイプ喫煙の先輩であるエヌ氏さんに忠告されましたんやけど、ワイなんてほら、暗黒煙草や葉巻のケブリやみな、平気で吸い込む喫煙極道でやっさかい、そんなもん、だんないやろとタカをくくってましたんやけど、きっちりやられてしもたみたいですわ。喉が痛い痛い。

3.そもそもラムの銘柄選択に失敗した。
とにかく、ハイライトのラム酒のカザが好きでね。シャグ煙草にラム酒をかけるとあないならんかと思って、ダークラムのマイヤーズを買い求めてきたのやけど、ちょっとも想定してたカザがせんし、味もせんのです。そもそもハイライトの葉を漬けてるのは、ダークラムやないのと違うかと。
根本からして間違うてるんやないかと。ほたら今度は、ホワイトラムのロリコン……。やのうてロンリコか。テキでも手回してこよかと。そう思うた次第なんです。


よし。みなさんにコクッたおかげで、気分的にすっきりしましたワイ。これで新たな気持ちで二〇一二年を迎えられるっちゅうもんや。

それではみなさん、よいお年をお迎えくださいませ。

ところで、来年二〇一二年は、いろんな悪い条件が重なって人類滅亡するらしおまっさかい、どなたはんもお気をつけてナ。

商品名金額
フランドリア・ブラック660
ニナス400
シガローネ・ブラックスリム440
ブローアップ570
キングエドワード七世・スペシャル 110
ダッチマスター・コレクション・コニャック130
ダッチマスター コレクション ワイン・フレッシュパック260
ラ・パズ ワイルドシガリロ750
ジタン・ブロンドライト420
キス・ストロベリー390
ポンポンオペラ・チェリー100
ラ・パズ ワイルドメディオス950
ガーデンセット2,415
チェ・シャグ580
キス・フレッシュアップル390
ダンヒル・マイミクスチャー9651,600
ダッチマスター コレクション パルマ・フレッシュパック260
ゴロワーズ・ブロンドライト420
※ 合 計 ※10,845


今年も残すところあと二日で、もう煙草も買わんやろいうことで、精算することにしました。

ごらんのとおり、大増税以降、とうとう一万円を突破したことをご報告しときます。

というか、煙草を吸い始めてこのかた一万円も使ったことないけどもナ。

例のダークラムはたばこ銭にインクルードしないことにしましてん。

なぜかっちゅうと、クリスマスのおり、普通に酒としてちょっと飲ってもたからです。

あっはは。

今月のベスト・インプレッション・煙草は、順当なところで、コストパフォーマンス抜群のハバナ葉シガリロ、『ラ・パズ』としたいけれども、あえて『ブローアップ』にその栄誉を与えたいんです。

これがね、チュービングすると相当美味しかったワケでナ。

国産長寿銘柄のハイライトありまっしゃろ。あれをもっと甘く、野性味たっぷりにした味になったんです。

シャグをチュービングしても、ろくな味にならへんちゅうのが持論やったけれども、そういえば、今までチュービングしたシャグ煙草は、全部着香着味モンやったからね。

来年は、今まで手を出さなんだヴァジ系シンプルシャグを次から次からチュービングしてみたろかと、考えいでもええこと考えさせられたっちゅう点を評価したいワケや。

もちろん、『ラ・パズ』も絶対お勧めですけどナ。
という感想を抱いてしもたワケや。

とその前に、報告せにゃならんことがあるのや。

せんに買い求めた『チェ・シャグ』の残り(残りちゅうたかて、今まで消費した分より多いけど)をチュービングしましたのや。二十二本収穫できましたわ。

これから年末年始休みに入りますやろ。

そうなると、普通のかっこした煙草が大量に必要になりまっさかいね。ちょっと事情があってからに。

パイプは慣らし運転中なんで、煙草がちょっとも美味しく感じへんしな。

実は、ヴァージニア系無着味、無着香シャグをチュービングすると、案外美味しくなることに気づきましてな。

例のツィギー煙草、『ブローアップ』をチュービングしたおり、『お。これはもしかしていけるのんとちゃうか』と思うたんです。

プレーンフィルターなんで、市販の活性炭ガチガチ煙草より数段きついですけど、荒々しさがなんとも言えん魅力に感じられたりしてね。

マニトウもいっぺんチュービングしてみたいし、今まで知らん顔してきた他のヴァジ系シャグも、おいおい試してみよかナアと思うてます。

来年も忙しいど。

さて、では標題の話に入らせてもらおかい。

実装者流-ダッチマスター・パロマ

『ダッチマスター コレクション パルマ・フレッシュパック』
二本パック、二百六十円。バニラフレーバー。

だっちょシリーズにしては珍しく固巻きで、吸うても吸うても、ケブリがちょっとしか出やへんデ。

口がだるうなるワ。

ヒョットコみたいなかっこなり、口がいごんでまうワ。

それに、最初のほうこそバニラバニラして美味いけど、半分過ぎたらバニラの味、シューッとどっか行てまいくさったデ。

おかげさんで、単にきついだけの、安もん葉丸出しドライシガーになってもたがナ。

半分ほど吸い終わったところで、申し訳ないけども、残りはほかしました。

生来せちべんなワイやさかい、そんな暴挙、今までしたためしありまへんわ。

絶対残り三分の一以下になるまで、無理くり吸うてましたさかいね。そんなワイがほかすぐらいなんで、相当ですわナ。まあ体調や精神状態も影響しとんのやろけど。

暮れも押し詰まっとうさかい、なんとのう気ぜわしいでナ。

プレミアムシガー道は当然厳しいけど、安もんドライシガー道もなかなかに厳しいワイ。

もう一本残ってんねやナア。

バラしてほぐしてパイプに詰めたるぞしまいに。