春になってまいりましたので、葉巻のしょうし量が、さぶいおりとは段違いになってきたのや。

なあんし、己の心に忠実であろうとするなれば、やっぱワタイは葉巻が好きやよってな。

やっぱ、しゅっしゅーっときて、ゴーンときて、クラッとこなあきまへんわ。煙草はね。

シガレットやシャグはもちろん、パイプ煙草もみみっちいていかん。

けど、葉巻を常喫にした日やみな、いっぺんに破産してまうさかいね。そもそも、葉巻を常喫にできる環境下におらんし。

ま、そんなこたどうでもええねん。

先日、とうとうというか、やっとのことでというか、今年の一月に買い求めた『ラ・パズ・ワイルドシガリロ』を完喫いたしまして、ハッと気づいたおりはあんた、家にハバナの葉っぱがしと切れもあらへんようになってもとったわけや。

「こりゃいかん。なんぼなんでも家にハバナ葉がしと切れもないのは具合わるい。安心して煙草吸えん。よし、ただちにミニシガリロかなんか買いにいこ」とまあ、煙草ぎょうさんあんのに、かなり不憫な思考ルーチンがいのいてもたワケや。

買いに行くことにしたはええけど、銘柄がいまいち定まらんでナ。次のような銘柄が候補に上がってきよりました。

1.ニナス(ミニ。十本入り四百円)
2.ラ・パズ・ワイルドシガリロ(クラブ。十本入り七百五十円)
3.ラ・パズ・ワイルドメディオス(寸足らずのパナテラ。十本入り九百五十円)
4.キンテロ・ミニシガリロ(ミニ。二十本入り。千五百円)

ニナスはもうおなじみですわナ。コストパフォーマンス抜群の人気銘柄ですけど、悲しいことにジャワ葉とハバナ葉のブレンドなんです。しゃあよって、かなりげしんな味がします。

こりゃちょっと寂しかろちゅうことで、まず候補から外れました。

ラ・パズの二銘柄は、ハバナ葉百パーセントのくせにかなりリーズナブルで、隠れた名品とゆうてもよろしい。けどリピートなんで、愛煙日誌のネタとしてはインパクトが弱かろうちゅうことで、まだ一度も試したことのない、キンテロ・ミニシガリロにターゲットを絞ったのです。

ところがでんな、赤坂見附の煙草専門店屋さんへ向う道すがら、「まてよ。前にキンテロの安モンプレミアムシガー吸うてみたけど、あんまし美味しいことなかったぞ。ミニシガリロちゅうのは、プレミアムシガーをこさえるおりに出る屑を使うわけやさかいね。キンテロのミニシガリロもあんまし美味しいことない可能性が高いのや。そんなん二十本もあったら、泣きながら消費せんなんぞ」という、ネガチブな考えが浮かんでまいりましたのや。

ぶっちゃけたとこ、キンテロは、ホセエルピエドラと並んで、キューバ葉巻仲間ではかなり庶民的な、言い換えれば安っぽい銘柄なんでな。

キューバから葉巻を個人輸入するとしまっしゃろ。個人輸入のばやい、当然二十五本とか五十本単位になりますわな。

コイーバなんぞの一流どこは、ちゃあんとした木箱に入ってくるんですけど、キンテロなんぞは、束にして紙で巻いて、しもでゆわえたあるだけやったりしますのや。

で、急遽予定を変更して買うてまいりましたのがこれです。

実装者流-モンテクリストミニシガリロ
『モンテクリスト・ミニシガリロ』

十本入り千二百円。まあ贅沢なこっちゃないかぁーい。

けど、パイプ煙草は長持ちするし、シガレットも比国から来た不健康の使者がぎょうさんおますんで、葉巻にじぇじぇこ遣うても大丈夫やろちゅう見込みです。

ゆうても、モンテクリテキはキューバ葉巻仲間ではちょっとブイブイゆわしとうブランドやさかい。

十本しかないのでさぶしくて、ついでにニナスをひと箱だっきゃわせで買うてきましたデ。

それでも千六百円やさかい、キンテロ買うのとあんまり変わらんやろと思うて。

不憫すぎる算段でんナ。
ご健勝なようで、まずはひと安心いたしましたデ。

この日誌を読んでいただいてたようで、早速ブログを更新してくれはりましたわ。

昔から、『便りのないのは達者な証拠』ちゅうしね。さらにブログなんぞは、他人にどうこう言われて書くようなもんと違いまっさかい、ご当人にしてみれば、『ほっといてんか』てなもんでしょうけど、前ぶれもなく更新が止まると、やっぱり心配やわナ。

ここからは、高木さんのこととはあまり関係ありません。

ブログの更新が止まる話です。

もう三年、四年ですかな。それぐらい前になりますけど、サブプライムローン破綻をきっかけにした不況が我が国を遅いましたやろ。『年越派遣村』がメディアを賑わせたおりですわ。

ワタイも二ヶ月以上仕事にあぶれて、ほんまどないしょうか思いまして、同じように仕事にあぶれたみなさんのブログをおっかけてたことありましたのや。

やっぱり、日にちが経つにつれ、あっちで更新が止まりこっちで更新が止まりしましたな。

中には、「とうとう正社員として採用されました」というめでたい報告があって更新が止まったところもありましたけど、「二年経っても無職。バイトも辞めた。もう家賃を払うことができない」とか、「人間として終わってしまった」とか、「生活保護を受けることにしたので、ブログが更新できない」というようなメッセージを残して更新が止まってしまうと、やっぱし『どうなったんかしら』と気になりますわな。他人ごとながら。

あとね、『文芸新人賞応募ブログ』ちゅうのを読むのが好きなんです。

今日はどこそこの新人賞に応募したとか、あと一歩やったとか、一次選考すらかすりもせんで落選したとか、元気一杯夢一杯ですわ。

ところが、ある日突然止まるんです。更新が。

どっかの賞に入選して、作家としての一歩を踏み出せたなれば当然ブログにて喜んでころこんで報告するやろから、夢破れて、諦めて、あほらしなってやめてもたんやろと推測されますわ。

創作に打ち込むために、ブログの更新を停止したりせんと思うんです。

ワタイもいっぺんそんなことしてみましたけど、ブログ更新はあんまし創作の妨げにはならんよってね。関係ないねんそんなこと。

人間は生物なんで、夢を食べるだけじゃ生きていけまへん。

ある日唐突に現実に直面して、『もうあほらし。こんなことやぁーめた』となるんやろなあ。

けど、人生の最後の一年間、六ヶ月、いやさ一ヶ月だけでも、文章を書くことによってじぇじぇこが貰えたなれば立派にモノカキとして死ねるわけやさかいね。

最後まで諦めたらアカンと思うわ。

今日はなんの話や? 結局。

なにが? っちゅうて、煙草。タバテキが夢に出てきょったんでんがナ。

ああ情けない。

夢の内容ちゅうのはこうです。

十数年ご無沙汰してもとう、旧友のS君と久しぶりに遭うことになったみたいなのや。

S君は、現実にはしがない国家公務員なんですけど(けど、ロートルフリーランスプログラマー兼、ちょっとも芽が出んライターよかよっぽどしがないことないわ)夢の中ではたいそうな分限者で、テキから事業資金を提供してもらうちゅうことになりましてナ。

ワタイとS君と連帯保証人の?君で、飯でも食いながらハナシを進めようちゅう段取りになったワケです。

ワタイがそのハナシの場所にしょうとて予約したのが、ところ番地不明のエスニック風レストランなんですわ。

ちゃんと前日下見に行って予約するとこが偉いやろ。

さて当日、S君とところ番地不明の場所でおちあって、さらにところ番地不明のエスニック風レストランへあないしたんですけど、連帯保証人の?君が待てど暮らせど来ません。

「もうちょっと待っといて。確か午後七時に約束したはずやねんけどなあ。おっかしなぁー」と、ぼりぼりドタマ掻き掻き弁解しつつ、ふと店内を見渡しますとナ、壁面にびっしりシガレットが陳列したあるやないか。

それもあんた、見たことないやつばっかし。

下見したおりはそんなんなかったんやデ。

極めてトロピカルなデザインのやつが多かったので、多分、あの沖縄限定のやつおまっしゃろ、うるまとか、バイオレットとか。それに、Webホームぺいしで見た水タバコのデーハーなパッケージデザインが混ざりこんで夢に出てきたんやろと推測しますわ。

もうあんた、事業資金提供のハナシなんぞあらばこそ、そこは夢の便利なとこで、S君もあんじょうどっか消えてもてやな、眼を輝かせて面白そうなシガレットを物色するワタイだけが残ったちゅう次第です。

で、「おっと。煙草なんぞ見とうばやいとちゃう。せや。連帯保証人の?君に電話せな。なんで時間通りにこんのやあのガキ」と、本来の目的を思い出してアイフォンの住所録繰ったんですけど、どうしてもその連帯保証人の名前が思い出せませんのや。

そやさかい、『連帯保証人?君』なワケや。

「どーしょ。どーしょ。ピィイーンチ!」と焦りまくったところで覚醒したんですナ。

なんちゅ夢見てもたんやろ。

喫煙極道やってたら、誰しもいっぺんは通る道なんかナア。

皆さんにはあまり関係のうて、ワタイにとってもすぐさま実生活に影響のあることではないんですけど、ちょっと気になっていることがありますのんで、いよいよこの場をお借りして書いてみようと思いますのや。

大阪のソフトウェア開発会社で『きじねこ』ちゅうところがありまして、そこの代表者である高木信尚(たかぎ・のぶひさ)さんが、ワタイのブログにコメントくれたり、こっちが先方のブログにコメントさしてもろうたりして、いっぺんも逢うたことないけれども、まあ同じアイテーエンジニアのカテゴリーに属しとうし、お互い本も書いたりしてですな、なんとなくしっりゃいのような気がしてましたのや。

ところがね、会社のホームぺいしをほぼ毎日覗きにいっても、ブログがちょっとも更新されてないんですわこれが。

あげくのはてに、江藤良樹はんちゅう、よう知らん人が登場してきたりしてナ。

このブログにも、『実ネエ』ちゅう別人格が出てきましたけど、ありゃワイやさかい、きじねこさんのケースとは根本的にちゃうわけや。

高木さんの署名で更新されてから、かれこれ五ヶ月近く経ってまんのでナア。

ブログ更新するしまないほど忙しけりゃあ、それに越したことおまへんねけどね。


と腑に落ちたワケやね。

先日、ロングピースのあまりの美味さに感激して、その芳しい甘味とカザはいったいどのように醸し出されとうにゃろと、調査を敢行したったのや。

もし、上質なるヴァージニア葉だけでその味とカザが醸し出されけつかっとったばやい、もう一生ロングピースの奴隷になってもやぶさかでないワイという、不退転の決意で調査に臨んだところ、やっぱしバニラフレーバーがついとったのや。

なんじゃい。

けど、それでもロングピースがたいそう美味しい煙草であるという事実はいのかんねけどね。