あなたのサッカーライフをサポートするサッカービジネスアドバイザーの深澤秀淑(ふかさわ ひでとし)です。
今シーズンからJ1リーグに昇格し7月5日現在でリーグ2位と好調を維持するセレッソ大阪がチームと歩調を合わせるようにクラブ運営でも積極的な取り組みを開始しました。
先ごろセレッソ大阪は世界的なチケット仲介取引サービス会社であるアメリカの『StubHub(スタブハブ)』と提携して、いわゆるシーズンシートの所有者がスタブハブを通じてチケットを再販売する「公式リセール」の制度を導入しました。
この公式リセール制度はシーズンシートの所有者が観戦に行けないホーム試合のチケットをスタブハブのサイトを通じて出品する仕組みで当日券の定価を上限に所有者が自由に価格設定できるようにすることでチケット購入の利便性を増し、スタジアムの空席も無くす新たな試みとして注目を集めているとのこと。
今回、セレッソ大阪と提携したスタブハブはチケットの再販売市場では世界最大手とされており、アメリカのメジャースポーツである野球の大リーグやバスケットボールのNBAとも提携しています。
そして、もうひとつの特徴としてはチケットは世界中から購入することが可能であることでもJリーグによる「東南アジア戦略」にも一役をになう可能性を秘めているといえるでしょう。
セレッソ大阪によると公式リセール制度の利用によって毎試合約20~30件の取引が成立しているとされていることでも、日本のスポーツではイメージが悪いとされてきたチケット転売のイメージ転換になるかもしれません。
個人的にも年間シートの対象として最大のウリである指定席に関しては、いわゆるスポンサー企業向けの席も多いことで実際に試合になると空席となるケースが多いと感じます。
そうした“お付き合い”による席を活用する意味でもリーグ全体への波及に繋がることになるかもしれませんね。