車中泊車 やってみてわかった車室内を冷やす工夫と留意点 | 日々雑記帳、車中泊旅と撮影の旅

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EENOURのポータブルクーラーを車中泊車に設置して色々と評価してきました。

このPA600は、ポータブルクーラーの中では冷房能力が最強ですけど、約1.8kw。家庭用のエアコン6畳用に較べれば、半分程度の能力しかありません。車のクーラーは5kwもあるので、非力であることは否めません。

 

 

 

猛暑日でもある程度、冷えるけど、家のエアコンや車のクーラーのような冷却速度は期待できません。

遅いです。猛暑日にやったテストでは、直射日光が当たる条件でしたけど、快適にはというのには厳しい感じです。

また、外の気温が高く、車体が直射日光にあたると、車室内はある温度から下がらなくなります。

なので、冷風にあたって涼むっていう感じです。

最強のポータブルクーラーと言っても厳しいと感じます。

 

 

 

夜間使用では、冷えは十分だと感じました。

 

ポータブルクーラーは車のクーラーの1/3程度の能力であり、冷やすためには、車室内の工夫が必須になります。

 

ワタクシの場合、運転席と荷室の間にテーブルがあるので、ここにポータブルクーラーを置きます。

 

スライドドアに窓があるので、ここから熱排気するのがベストですけど、ワタクシの車中泊車のレイアウトですと、置き台の製作と居住空間が狭くなるので見送りでした。

 

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車室内を冷やすには、色々と工夫と試行錯誤が必要です。

 

ワタクシのキャラバンは、車中泊車に色々と製作してますけど、内装を外して断熱材を入れるなどの断熱まではしていません。内張があるので、空気そのものが断熱材になっているかもです。

 

断熱、遮熱の優先順位は、窓で、そして運転席側は車中泊時に使うスペースではないので、分離かつ断熱するとより効果的と思います。

 

あくまでもワタクシのキャラバン、箱バンでの工夫になります。

 

①窓の遮熱対策

 

 窓からの輻射熱や太陽の陽が入り、車内を熱するので、車室内は外気温に較べて、非常に高くなる。窓には、遮熱のため、熱反射するアルミを貼り付けた断熱シェードで窓を覆う必要があります。

 ワタクシの場合、アルミ蒸着の輻射熱を反射するマルチシェードで、フロントとリア全面に貼り、遮熱しています。リアは貼りっぱなしです。外したり付けたりするのが面倒で。

 

 

 

マルチシェード製造元のテストによれば、車室内の温度は10度程度の差がありました。

 

シェードを剥ぐって窓ガラスを触るとかなりの高熱。

この熱で車内を熱くしているようですけど、布地が厚いのである程度は断熱していると思われます。

 

非接触の温度計を仕入れたので、測定してみた。

外気温は31℃ほど。冷房中の温度測定です。

 

天井です。

 

 

マルチシェードの内側です。

 

 

シェードをめくって、ガラス面

 

 

窓に直射日光が当たると

 

 

ガラス面は60度を越えました。

 

 

 

晴れて直射日光が窓に当たると、シェードで遮熱しても熱が車室内に入るということです。

 

そして、エンジン切っても余熱があり、熱が伝わるので、銀マットで断熱してます。

 

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②冷却する空気容積を減らす

 運転席と仕切ることでおそらく25%程度の容積を削減できると思われます。

 冷却する空気容積が減れば、冷房効率が上がり、使用電力も削減すると思います。

運転席と荷室の分離が容易でしたので、断熱隔壁を作りました。

ポータブルクーラーの背面を出す穴を開けて熱排気のダクトを運転席側に出します。

昼間帯においては、容積を減らすだけの効果だけではなく、仕切らないと運転席側の温度上昇が高いので、冷房効率が極端に悪くなる可能性が高いと思われます。

 

 

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③排熱の空気吸入と排出は車外に出す

 排気だけでは、冷えないので、吸入がついてない機種は吸入口を車外から取り入れる工夫が必要。吸排出ができる機種は、車外にダクトを出す必要があります。

日中帯は、フロントと両側の窓にマルチシェードが必須。無しですと50℃近い温度になります。

 

ダクトを出す窓の塞ぎはしない方がいいかも。締め切ると運転席側の温度がかなり上がりますので、風通しをよくした方が良いかな。

夜は物騒なんで、排熱ダクトは出さず、窓をちょい開けが良いかなと思います。

サイドバイザーつければ、雨の日も大丈夫そうだ。

この運転席側の対応は試行錯誤中ですけど。

 

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運用上の工夫について

 

①昼間に使う時

 

ボディに直射日光があたらない日陰に駐車することが良いです。

ソーラー発電できなくなりますけど。

 

炎天下に置いた車で使う場合は、窓をフルオープンして熱気を逃してから使うのが効率的です。

さらにはリアクーラーで数分間冷却してから使うのが良いですけど、アイドリング防止条例や騒音面ではなかなかとできない運用ですけど。

クーラー付近は、冷えるけど温度ムラがあるのでサーキュレーターで空気を対流させることが重要ですけど、冷風を受ける涼み方が一番です。

 

②夜間の使用

 

サーキュレーターで温度ムラを無くすことが必要です。

ポータブルクーラー付近が一番冷えてますので、この空気を対流させることが必要です。



この扇風機、静かでリモコン式なんで重宝しています。



③その他の留意事項

ドレイン水を受けるボトルは2Lを使ってるけど夜間使うとなるとギリギリかな。

湿度や冷やし方にもよるので、なんともですけど。

 

使用後は本体を傾けて完全排水した方が良いです。

傾けて排水したけど、走行後にみたら50CC程度排水してました。

数度の若干勾配のあるところで使用して、クーラーを停止した途端に5CC程度の水が前面の下部から漏れました。数度といえども水平を確認した方が良さそうです。

 

 

④温度設定について

 冷風の吸入口にセンサーがついています。吸入口上部のところです。

 

 

温度設定により、冷えすぎたり、冷房が弱く感じるので、色々と温度設定を変えて試してみる必要があります。ワタクシの場合、27度設定が良かった。

 

⑤使用電力について

 猛暑日の昼間帯に使ったところ、1時間で、600whの使用でした。

 夜間帯の使用では正確な測定はできていないのですけど、夜間想定の実験では、直射日光が当たる悪い条件で実施したのですけれど、10時間で2kw程度と想定されました。

 

⑥ACアダプタの発熱

 

最高出力で動作しているとACアダプタがかなりの熱を持ちます。

火傷しそうな温度です。

 

 

発熱で故障リスクがあることから、扇風機で冷却です。

小型ファンがあるので、冷却機構作るかな。

 

 

アダプタの中の温度は凄いことになっていそうだ。

 

故障しなければいいけど。

 

ということで、これからの季節は車中泊車でクーラーつけて、お昼寝ができます。笑

 

 

 

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