京ちゃんのブログ -3ページ目

12月の結果と2023年競走成績

12月の結果

アレンテージョ

12月3日(日)阪神・芝1800m戦に57kg西村淳也騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの476kgでした。
レースでは、モタれ加減のスタートで、テンは後方から。それでも、すぐに行き脚はついて、道中は好位集団の一角にとりついて進めます。4番手あたりのインで運び、3・4コーナーでジワッと動いたものの、本格的な仕掛けは我慢して直線を向きました。やや外めに進路をとり、他馬の間を狙って抜け出しを図りますが、追っても反応が見られません。徐々に後退してしまい、最後は勝ち馬から1.6秒差の10着に敗れています。
「ゲート入りを渋ったり、枠内で少しガタついたりしていましたが、前半の走りは良く、あとは前走を踏まえて、抜け出すタイミングだけだと思っていました。ちょうどインを走っていましたし、4コーナーも我慢させて、直線を向いてから、他馬の間を狙っていきました。しかし、追ってからの反応がまったくありませんでした。続けて使ってきて、コンディションもひと息だったでしょうか。返し馬はいい走りをしていましたが、ゲート裏にいくと、この時期としては妙に発汗も多かったです。期待に応えられず、大変申し訳ございませんでした」(西村淳也騎手)
「ここまで負けてしまうとは…。大変申し訳ございませんでした。ゲート入りも渋っていましたし、枠のなかでも、もぐるところまではいかないものの、左右に若干ガタついていました。冬毛は出てきたかなとは感じていたものの、跨ってもいい動きをしていましたので、ここを目標にきましたが、秋3戦めで目に見えない疲れもあったでしょうか…。リフレッシュを図り、しっかりと心身ともに切り替えたいと思います」(坂口調教師)

 

ポケッティーノ

2023/12/03 水沢10R 小雨 重 C1 ダ1400 1:29.8(0.7) 4/12 56村上忍 476(0)
まずまずのスタートを切ってテンから促していきますが、他馬のダッシュが速く、控えて5番手から。手綱を抑えて外への進路を確保し、向正面で外から一気に押し上げ、3コーナー手前で2番手まで上がります。そこから再度押して前を追いかけますが、4コーナーで外から交わされ、3番手で直線に向きます。終いはじりじりとした伸びで先頭との差を詰められず、4着でゴールしました。「向正面でスッと上がっていって、良い感じにレースを運べたように見えたんですけどね。騎手の感触では終いバテてはいなかったようで、気持ちの面で難しいところが出てしまったかもしれません。向正面で押し上げていって、終いの余力を残すために3コーナー手前で一旦控えたら、馬自身がそこで競馬が終わったと思ったのか、その後の進みが悪くなってしまいました。思い切って一気に捲り切った方が良かったかもしれませんね」(師)

2023/12/31 水沢8R 曇 重 C1 ダ1400 1:31.4(0.8) 5/12 56山本政聡 479(+3)
スッと行き脚がついて無理なくハナへ。道中、半馬身のリードを保ち先頭でレースを進めます。3コーナー手前から仕掛けて後続を振り切りにかかりますが、4コーナーで外から後続に捲られると、直線では脚色が鈍り5着でゴールしました。

 

グローブフェイム

2023/12/27 笠松7R 晴 良 C ダ1400 1:30.4(-1.0) 1/7 54岡部誠 454(-2)
ゲートで出遅れ後方から。じわっと追い上げ、3コーナー手前では好位の一角まで進出していきます。押して押して先頭に並び掛けて直線を向くと、前を捕らえてからはグングンと差を広げて、最後まで余力十分に伸びて圧勝しました。なお、地方転籍後2勝目を挙げ、中央再転入の条件をクリアしました。「出遅れた時はひやっとしましたね。装鞍所、輪乗りとイレ込みがきつかったので心配していましたが、ゲートを切られる直前に座り込むような格好になってしまいました。それでもこの勝ち方ができるんですからね。GOサインを出した時もしっかり反応していましたし、直線で抜けてからは遊んでふらふらするくらいでした。まぁ、ここでは力が違ったということでしょう。想定していたレースとは違う形になりましたが、砂を被ったことで馬にとっては良い経験になったと思います。まずは無事に1発で決めることができて良かったです。中央に戻ってからも頑張ってほしいですね。ありがとうございました」(師)

 

2023年結果

優勝6勝(地方2勝)2着5回(地方2)3着3回(地方2)4着2回(地方1)5着2回(中央から地方交流1)着外7(地方1)

 

優勝馬

アコークロー、アレンテージョ、ラブディーバ、地方グローブフェイム2,ポケッティーノ

 

今年は12勝はしたいところ。。頑張れ愛馬たち。。

 

 

2023年競走結果6月から11月まで

ポケッティーノ

2023/06/24 東京3R 晴 良 3歳未勝利 ダ1300 1:21.4(1.9) 12/16 56丸田恭介 470(-4)
ゲート内で落ち着かず、体勢が悪い時にスタートが切られ、伸び上がるような発馬で大きく出遅れ。出てからも外に逃げ気味で、最後方からとなりますが、すぐに行き脚がついて後方2番手につけます。前半は掛かり気味でしたが、途中から折り合いがつき、脚を溜めて14番手で直線に向きます。そこから徐々に外に出し、じわじわと脚を伸ばしましたが、最後は伸びが鈍って12着でゴールしました。「ゲート内でガタガタして、後ろにモタれている時にスタートが切られてしまいました。元々トモの弱い馬ですし、あの体勢ではしっかり出られませんでした。しかし、ゲートを出た後に体勢が整ってからは、掛かるぐらいの勢いで進んでいってくれました。直線は半ばまでは伸びましたが、最後は止まってしまいましたね。着順は良くなかったですが、悲観するような内容ではなかったですよ。以前よりも前肢の捌きが良くなっていましたし、道中の加速していくスピードから、距離を短縮したら前進できそうな感じがありました。今後は駐立の練習をみっちりやって、スタートを改善していきたいですね」(丸田恭介騎手)

2023/09/06 門別8R 曇 重 プレセペ特別(中央未勝利) ダ1200 1:17.1(2.3) 5/8 56石川倭 474(+4)
伸び上がるようなスタートで出遅れて、最後方から。テンは離されてしまいましたが、徐々に前との差を詰め、馬群の後方に取り付きます。3~4コーナーで最内を通って上がっていこうとしましたが、全体のペースが上がると離されてしまい、最後方で直線に向きます。終いは外からじわじわと脚を伸ばしましたが、3頭を交わすに留まり、5着でゴールしました。「腰が甘いところがあるのは聞いていた通りでしたが、走り自体に気持ち悪さはありませんでした。ただ、返し馬の時から周りを気にしてキョロキョロしていましたし、レースでもソワソワして集中して走れていませんでした。ゲートではジャンプするようなスタートになり、馬群に追いついても、砂を被るのを嫌がって後退してしまいました。直線で外に出してからはしっかり走ってくれましたが、レース慣れしていない面をうまくカバーすることができず、すみませんでした」(石川倭騎手)

2023/10/08 盛岡7R 晴 稍重 C2 ダ1200 1:14.8(1.2) 2/9 56村上忍 477(+3)
伸び上がるようなスタートで、行き脚がつかず後方から。前半はフットワークがバラつきましたが、態勢を立て直して徐々に盛り返し、中団の6番手につけます。3~4コーナーで更に上がっていき、3番手で直線に向きます。終いはじわじわ伸びて前の1頭を交わしましたが、勝ち馬には大きく引き離され、2着でゴールしました。「前半の位置取りが悪くなってしまいましたが、よく2着まで追い上げてくれましたね。今回は手探り状態での調整でしたし、レース後にトモにダメージが出なければ、次は前進してくれると思います」(師)

2023/10/16 盛岡4R 小雨 稍重 C2 ダ1200 1:13.2(0.2) 2/10 56鈴木祐 474(-3)
互角のスタートから行き脚がついて、2番手につけます。道中は先頭から1馬身差の2番手を追走し、直線に向いてからもしぶとく伸びて、先頭に食い下がりましたが、最後まで捕らえることはできず、2着でゴールしました。

2023/10/30 盛岡4R 晴 良 C2 ダ1200 1:14.4(-0.0) 1/10 56村上忍 474(0)
ややスタートで立ち遅れますが、すぐに促していって3番手の外につけます。そのままの位置で4コーナーを回ると、直線では外からじわじわと脚を伸ばし、ゴール前で粘る逃げ馬をハナ差交わして勝利しました。

2023/11/20 盛岡3R 曇 不良 C2 ダ1000 1:00.5(0.6) 3/10 56村上忍 476(+2)
スタートで1、2馬身ほど出遅れましたが、すぐに追い上げて2頭を交わし、後方3番手につけます。3、4コーナーでは馬群を縫うようにしてポジションを上げ、6番手で直線に向くと、直線入口で前がふさがり、進路が開いてからじわじわと追い上げましたが、前の2頭には届かず3着でゴールしました

 

アコークロー

7月9日(日)中京・フィリピントロフィー(ダート1800m・牝馬限定戦)に56kg西村淳也騎手で出走し、馬体重は前走から-6kgの484kgでした。
レースでは、スタートで後手を踏むと、無理せず進み、内ラチ沿いに寄せていきました。離れた最後方で1・2コーナーをカーブ。道中はそのまま1頭置かれるかたちの最後方を進みました。そのまま3・4コーナーもカーブし、鞍上が促して、馬群には何とか取りつくかたちで直線を向きました。そこからは、ジワジワと脚を伸ばすと、1頭1頭ライバルを交わしていきました。勝ち負けまで加わることはできませんでしたが、勝ち馬と同じ上がりを繰り出し、力強い伸び脚で5着まで追い上げました。1着馬とは0.9秒差でした。
「返し馬はスッと前に出ていきましたが、ゲート裏に行ってから気持ちが後ろ向きになりました。厩舎の方からそういう傾向があるというのは聞いていましたが、イメージ以上のところがあり、ゲートも動作そのものがゆっくりですが、メンタル面でも出ていこうとする気持ちに欠けるところがありました。そこからはリズムを整えて直線での勝負に持ち込みました。最後までよく脚を使ってくれていますし、能力的には十分通用すると思います。もう少し距離があった方がいいと思いますが、1800mでも展開やメンバー次第では十分に勝ち負けできると思います」(西村淳也騎手)

10月9日(祝・月)東京・昇仙峡特別(ダート2100m・ハンデ)に53.0kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの486kgでした。
不良馬場のダートコースで行われたレースでは、最後にゲート入りして、まずまずのスタートを決めます。大外枠から内めにじわっと寄せながら、中団後ろの馬群につけて1コーナーへ。コーナーワークで13~15番手の外になり、2コーナーをカーブします。14・15番手で向正面に突入。内に潜り込むことができず、つねに外々を通り、前半1000mを通過するあたりで13番手に上がりました。3コーナーに差しかかり、外からさらにポジションを押し上げて11番手に。直線入口では馬場の外めに進路をとりました。いざゴーサインを出したものの、先に反応した外の馬に交わされてしまいます。体勢を立て直して懸命に追うと、終いまで長くいい脚を繰り出しました。掲示板確保の5着に上がったところがゴール。勝ち馬とは1.0秒差でした。
「前走はスタートで気のない感じがありましたが、今回はゲートをきちんと出て、レースに加わることができました。内に入れて上手に立ち回りたかったものの、入り込むスペースがありませんでした。そのため、外々を通っての正攻法になってしまいました。申し訳ございません。枠順が違えば、内をまわったり、ポジションをとることができたでしょう。ただ、直線ではよく追い込んできたように、このクラスでも通用する力を持っています。レース前、待避所から出ようとしたところ、進んでいきませんでしたが、それはいつも通りといえるでしょう。本馬の個性のようなもので、けっして変な方向には行っていません。馬自体は確実に良くなっています」(丸田騎手)
「大外枠がどうかと思っていましたが、やはり外々をまわる形になってしまいました。直線に入ってすぐ、外から被されて、勢いを削がれてしまったのも痛かったですね。もったいなかったです。内にこだわるならば、あえて控えてスッと潜り込む手もあるものの、スタートで出なくなる癖がついても困りますから、難しいですね。ただ、そこから伸びてきたのは大したものです。中間で一頓挫もあったなかで、よく頑張ってくれました。レース後、トモにクモズレの症状が確認できました。状態をよく確認したうえで、中2週の同条件、10月28日(土)東京・伊勢佐木特別(ダート2100m)へ向かうかを判断したいと思います」(大竹調教師)

10月28日(土)東京・伊勢佐木特別(ダート2100m)に56kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から-4kgの482kgでした。
レースでは、スタートをポンと出ると、少々促す程度で中団に。10番手でホームストレッチを通過し、最初のコーナーも同じ位置でじっくりと回りました。道中はいいリズムで流れに乗り、残り1200mを過ぎたあとに1頭交わされたものの、焦らず追走。3・4コーナー中間を迎えるあたりで鞍上の手が大きく動き始め、4コーナーで本格的にアクションが激しくなって直線に向きました。外寄りに進路を求めて、外から張られたところは懸命に抵抗。一旦は勢いがいまひとつに見えたものの、残り200mで差し脚が一段と鋭くなりました。先に抜け出していた人気馬2頭には及びませんでしたが、3着まで押し上げてゴールしています。勝ち馬とのタイム差は0.9秒です。
「今日は待避所から出るとき、立ち止まるようなことなく、それでいて適度な気合が入っていました。スタートをきちんと出て、位置も取りやすかったです。道中の手応えは良く、3・4コーナーでも余裕の手応えでした。直線で進路ができ、いざというときにエンジンがすぐにかかりませんでしたが、他馬がバテる一方で本馬はスタミナを生かし、最後までしっかりと伸びてくれました。本当にスタミナ豊富ですね。行きたいときにスッと動けるかどうかが課題だったくらいで、今日はとてもスムーズに競馬へ臨み、進められました。勝利とはならず申し訳ございません」(丸田騎手)
「今日は気持ちが入っており、それもあってゲートで出ていけましたね。1コーナーで前のスポッと空いていたところに入れていれば…。勝ち馬を見ながら進めるような格好となり、さらに際どい勝負に持ち込むことができたかもしれません。少なくともこのクラスを突破できる力はあるでしょう。このあとは中2週で11月19日(日)東京・ダート2100m戦へ向かえればと考えています。12月の中山にも2勝クラスのダート長距離戦は組まれているのですが、東京の方がやはり合っていると思いますので、間隔は詰まるものの頑張ってもらいたいところです」(大竹調教師)

11月19日(日)東京・ダート2100m戦に56kgトム・マーカンド騎手で出走し、馬体重は前走から+6kgの488kgでした。
レースでは、スタートのタイミングは合ったものの、ダッシュはそこまで速くなかったことから、無理をせず控えました。中団やや後方につけて1・2コーナーへと差し掛かります。向正面に入ってからもじっくりと構え、縦長の隊列となるなか、後方5番手あたりでリズムを整えました。3コーナーから全体のペースが上がると、本馬も徐々に促していきます。4コーナーを回り、直線に入ると、うまく進路を外に切り替えて、追い出しにかかりました。先頭を捕えるべく、ジワジワと脚を伸ばします。しかし、先行集団の脚色も衰えず、先頭に立つまでは至りませんでした。ただ、本馬も最後まで諦めずに末脚を発揮し、3着争いには競り勝っています。勝ち馬とは0.4秒差でした。
「出足が速い馬ではないと聞いていましたので、慌てさせずに進めました。リズムをつかんだところが3コーナーあたりだったのですが、そこですぐにトップギアに入り、いいスピードで走れる時間が長かったです。距離はもっとあっていいように思います」(トム・マーカンド騎手)
「私は他場に臨場のため、助手からの話も含めてとなりますがご了承ください。いつもよりも落ち着いてレースに臨めていたと思います。スタートが遅いことは事前に伝えており、サポートはしてくれたのですがあの位置、という感じでしたね。前がある程度、飛ばしていたことで、本馬にとってはいい流れになりました。最後までしっかり頑張ってくれていますが、もう少しですね…。この舞台を求め、間隔を詰めて使わせていただきましたが、体調はずっと良かったです。安定して力も出せているように、成長はたしかに感じとれます。ジョッキーから距離延長という話もあったようですが、調教の段階からでも、左回りの走りの方がよりスムーズなのは事実です。ここでひと息挟み、来年の東京戦へ向かえればと考えています」(大竹調教師)

 

アレンテージョ

10月7日(土)京都・芝1800m戦に56kg西村淳也騎手で出走し、馬体重は前走から+12kgの474kgでした。
レースでは、スタートはそれなりに出て、軽く気合をつける程度で中団へ。7番手に収まって折り合い、バックストレッチは淡々と進めていきました。我慢させながら3コーナーを回り、4コーナーは手綱が動かないなかでもいい手応えでした。直線入り口から一気にゴーサインが送られ、内から外めに進路を探しつつ脚を伸ばします。1頭ずつ交わしていき、2番手までは上がりました。ただ、先に抜け出した1番人気馬の脚色が良く、本馬も懸命に追いすがったものの、半馬身だけ届ききらずにゴール。勝ち馬と同タイムの2着に惜敗しています。
「欲を言えば外枠が欲しかったです。それならば、また競馬の運び方も違ったのですが…申し訳ありませんでした。ゲートでガタガタするようなところがあり、行き脚もつかず、あのような位置になりました。返し馬の感触やゲートの駐立の雰囲気からは、“休み明けだな“という感じでしたが、それでもこれだけの競馬ができるのですから、すぐにチャンスが来ると思いますし、今日はなかなかメンバーも揃っていた印象もありましたからね。今日も外枠から逃げ馬の後ろにつけるくらいの競馬であれば、結果も違っていたとは思うのですが…悔しいですね。申し訳ありませんでした」(西村淳也騎手)
「頑張ってくれましたし、休み明けとしては悪くない内容だったと思います。また、レース後の状態を確認したうえで、今後について検討していきます」(坂口調教師)

1月12日(日)京都・芝1800m戦に56kg西村淳也騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの476kgでした。
レースでは、ゲート内で少し首を左右に振る仕草は見られたものの、ほぼ五分のスタートを切りました。他馬の出方をうかがいながら中団を追走。道中は9頭立ての4番手あたりで流れに乗っていきます。3コーナー過ぎの坂の下りから馬なりで前との差を縮めました。手応え十分に4コーナーをカーブ。直線、満を持して追い出すと、しっかりと反応して単独先頭に立ちます。そのまま押し切りたいところでしたが、リードは広がらず、外に出して伸びてきた後続に捉えられてしまいました。追い比べとなり、懸命に抵抗したものの、最後は惜しくもクビ差遅れて2着でのゴール。勝ち馬とは同タイムでした。
「申し訳ございません。めちゃくちゃ悔しいです。スタートも悪くなかったですし、勝負どころも十分すぎる手応えでした。勝ち馬を含めライバルと思っていたところは内に閉じ込めるポジションで4コーナーを回れました。追い出しもできるだけ待って仕掛けましたが、抜け出すとソラを使って、ブレーキをかけていました。結果的に、また併せる形になったので、踏ん張ってしましたが、最後の最後で少しだけ前に出られてしまいました……。馬場が少し緩かったこともあるでしょうか。パンパンの良馬場なら、もっと踏ん張りも利いていたでしょう」(西村淳也騎手)
「勝ち馬とは、本馬が勝ち上がったときと逆の形になってしまいましたね…。いい状態で臨めたと思っていたので、結果でこたえられず、大変申し訳ございません。ゲート練習を積んだことで、メンタル面が落ち着きました。パドックでもとてもいい雰囲気で歩けていました。ただ、直線であれだけソラを使ってしまうとは…。ジョッキーも追い出しをギリギリまで我慢してくれていましたし、併せたところからまた頑張ってはいたのですが…。ジョッキーが話していた通り、綺麗な良馬場が良さそうです。トレセンへ戻った状態をよく確かめてからになりますが、中2週で阪神開幕週の芝1800m戦へ向かうことを検討しましょう」(坂口調教師)

 

クリスタルニクス

2023/10/21 東京5R 晴 良 2歳新馬 芝2000 2:04.3(2.7) 16/16 56石川裕紀人 464(初)
スタートダッシュがつかず、後方から。前半はなんとか馬群の最後方に取りつきましたが、追走に余裕がなく、道中で少しずつ引き離されます。3~4コーナーで馬群の間隔が詰まり、本馬も押し上げて後方馬群の直後で直線に向きます。そこからびっしり追われましたが、じりじりとした伸びで前に引き離され、最下位でゴールしました。「ちょっと前進気勢に欠けていましたね。ある程度スピードに乗ると気にならないんですが、馬場入りや返し馬ではハミの収まりが悪かったです。あと本質的にダートっぽい感じもあります。まずはレースを使って経験を積んでいってほしいですね。うまく乗れず、すみませんでした」(石川裕紀人騎手)

 

グローブフェイム

2023/10/24 門別3R 晴 稍重 C4 ダ1000 1:01.2(-1.5) 1/10 54阿部龍 452(+6)
パシュファイヤー着用。パドックから先出し。互角のスタートを切るとすぐに行き脚がつき先団へ。3コーナーで楽な手応えのまま先頭に立ち、リードを広げて4コーナーを回ると、直線では持ったままさらに後続を突き放し、7馬身差をつけて快勝しました。「パドックでイレ込んでいましたので、二人引きにしようとしましたが、余計にダメで結局一人で引かせました。汗をびっしょり掻いて消耗が心配でしたが、スタートをちゃんと切って、自分の力を出してくれれば大丈夫と思っていた通り、良い内容のレースを見せてくれましたね。次走は連闘か最終週に中1週で出走するか、本馬が力を発揮できる方に向かいたいと思います。連勝で中央に戻せるようにしっかり調整していきます」(師)

2023/11/09 門別5R 晴 稍重 C ダ1200 1:14.7(0.5) 3/12 54阿部龍 456(+4)
パシュファイヤー着用。互角のスタートから逃げ馬の直後の2番手につけると、3コーナーで早くも前を交わして先頭に立ちます。2番手に半馬身ほどのリードを取って直線に向き、そのまま粘っていましたが、後方から進出してきた馬に一気に交わされ、ゴール直前で内の馬にも競り負け、3着でゴールしました。

 

ラブディーヴァ

2023/11/05 京都4R 晴 良 2歳新馬(牝) 芝1600 1:34.3(-0.1) 1/17 55松若風馬 446(初)
行きっぷり良くスッと先行。逃げた馬をマークする格好で2番手から進めていきました。終始積極的に運んでいくと、早めに先頭に並び掛けて4コーナーをカーブ。直線を向いてからも脚色は衰えず、そのまま押し切って新馬勝ちを決めました。「スタートが決まりましたし、ペースもゆっくりめ。持つと頭の高いところはありますが、辛抱できるギリギリの位置で進めることができました。あの形でも脚はたまっていましたし、直線を向いた時も反応してくれる手応えがありましたからね。追ってからはその通り伸びてくれました。距離はマイルまでかなという気はしますが、今日はちゃんとこなしてくれましたからね。調教から乗せてもらっていて良い感触を掴んでいた馬。結果を出せることができて良かったです。ありがとうございました」(松若風馬騎手)

 

 

1勝2勝の5月・・

5月に2連勝で両目が空きました。

 

フェアリーグルーヴ

1月21日(土)中京9R・遠州灘S(ダート1800m牝馬限定)に56kg西村淳也騎手で出走し、勝ち馬から1秒7差の14着、馬体重は前走から6kg増の452kgでした。スタート自体は悪くありませんでしたが進んでいかず、馬群から離されての追走となりました。3~4コーナーはコースロスなく走らせましたが、直線の伸びはジリジリとしたものでした。最後に馬群に取りついたところでゴールとなりました。
レース後、高橋文雅調教師からは「背腰をはじめとして、馬の状態は良かったです。ただ、ダートが合わなかった分はあるにせよ、あまりにも進んでいきませんでした。走る意欲が少し薄れているように感じます。レース後の心身の状態をみて、今後のことを決めます」とのコメントがありました。

 

シストルム

2月20日(月)大井6R・3歳61.5万円以下・距離1200m戦へ54kg藤田凌騎手で出走しました。馬体重はプラス10kgの532kg、
単勝は128.1倍の10番人気。レースでは五分のスタートから押していきましたが、速い流れについていけず、中団からズルズルと下がってしまいました。3コーナーでは最後方を追走し、直線も見せ場のないまま3.4秒差の1分19秒2の13着に敗れています。
藤田騎手からは「返し馬、スタート後は走りに違和感はなかったのですが、途中からフォームがバラバラになって進んでいかなくなりました。故障している可能性が高いです」と、
蛯名調教師からは「レース後、馬体を確認したところ、左前脚の裏筋がかなり腫れています。明日か明後日に検査しますが、競走馬として厳しいかもしれません。すみませんでした」とのコメントがありました。

 

アコークロー

2月11日(祝・土)東京・ダート2100m戦に55kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から+20kgの490kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切り、適度に促して先団後ろに。インコースへ潜り込み、6番手でホームストレッチを通過しました。最初のコーナーはゆったりとカーブして向正面へ。同じ位置で淡々と追走していましたが、残り1200mから3コーナー手前にかけて、他馬が進出したことに伴い、8番手に下がりました。3コーナーはまだ我慢して回り、4コーナーで鞍上のアクションが大きくなって直線の攻防。前と離されないようについていき、残り400mを過ぎてから外へ徐々に誘導して、開けた進路を確保しました。その後は反応をしっかりと見せ、上がり3F最速となる36.5秒の脚を繰り出したように、特にラスト1Fの伸びは目覚ましかったものの、先に抜け出していたライバルをとらえるまでは至りませんでした。その勝ち馬から0.2秒差の2着に惜敗しています。

3月12日(日)中山・ダート2400m戦に55kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から-6kgの484kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切り、馬なりで中団へ。10番手で1周目の3・4コーナーに入り、その際にポジションを1つ上げました。やや縦長となった隊列の、ちょうど真ん中を進むなか、ふたたび10番手となってカーブ。ホームストレッチは淡々と追走し、他馬の進出に伴って位置を1つ下げました。1・2コーナーでは再度10番手を取り返す形で回り、2周目のバックストレッチに向いたときには、9番手に進出。しかし、ほどなくして、ライバルがマクり気味に上がったため、結局は10番手での競馬となりました。向正面の半ほどにさしかかると、鞍上の手が一気に動き始めます。反応はやや渋めも、勝負どころでは外めを通りながらジワジワと位置を押し上げました。
7番手で直線を迎え、堅実な末脚を発揮。1頭ずつ交わしていきましたが、前を走る2頭との差は大きく、また本馬の後ろから差し込んできた馬の脚色が優勢で交わされ、勝ち馬から0.8秒差の4着まででした。
「申し訳ございませんでした。距離が延びることは本馬にとって歓迎材料だと感じていたものの、コーナーが多くなるぶん、そこでスピードが削がれてしまうのでしょうか。勝ち負けへ持ち込むためには、ひと工夫・ふた工夫が必要ですね。前走で速い上がりを使い、2着に来ているように、ひと皮むけた印象を持っていたのですが…。最後まで脚をしっかりと使っての4着と、結果だけを見ればけっして悪くありません。やはり力は確かだといえるでしょう。それだけに、勝利を求めていくうえでの舞台設定や競馬への臨み方を、よく考えていきたいと思います。中2週の同条件、4月1日(土)中山・ダート2400m戦への続戦も視野に入れ、まずはレース後の状態を確認しておきます」(大竹調教師)
「いいポジションが取れましたし、その位置から脚を使ってくれました。成長が感じられました」(丸田騎手)
「惜しくも勝利には手が届きませんでしたが、ゲートを普通に出ましたし、いい内容の競馬を見せてくれました。レース前にもお話ししていたように、やはり悪い馬場での競馬になり、冬場ということもあって目方が増えていたものの、スピードを求められる条件でも上位に来たことは収穫です。次がますます楽しみになりました。返し馬では水たまりを見て反応するなど、危うさは感じたようです。それでも左回りでは、いくらかスムーズに走れますね。次走は中3週で3月12日(日)中山・ダート2400m戦へ向かうことを考えています。また右回りとなりますが、距離延長は歓迎すべき材料ですから、結果をきっちりと出したいところです」(大竹調教師)

5月14日(日)東京・ダート2100m戦に56kgルメール騎手で出走し、馬体重は前走から+6kgの490kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切ったあと、押して前に。5番手で最初のコーナーを迎え、そのままじっくりと回りました。道中は大きく動かず、ピッタリと折り合いながらの追走。勝負どころに差しかかり、3・4コーナーの中間あたりから鞍上の手が動き始めました。直線に向き、少し外めに進路を確保すると、叱咤に応えて脚をしっかりと伸ばします。もう1頭の人気馬と並ぶ形で前に迫って、ゴール前の数10メートルで逃げ馬を抜き去り、併せていたライバルもクビ差振り切ってゴールを駆け抜けました。昨年8月以来となる勝利を挙げ、通算2勝目をマークしています。勝ちタイムは2:10.9です。
「ワンペースですが、最後まで真面目に頑張ってくれましたね。ハードワークでした。砂を被っても問題なかったですし、東京の長い距離は合っていると思います」(ルメール騎手)
「ありがとうございました。お話していたように、先週はトモの感触がひと息に感じたため、電気針を当てたり、温めたり、振動を与えたり、いろいろなケアを集中的に施すことで回復し、間に合わせることができました。馬場コンディションがちょうど良かったのもそうですし、とにかくジョッキーが上手でしたね。丸田騎手が大事に育ててくれたことも大きいですが、今日は輪乗りの段階であえて怒らせるようにするなど、工夫して臨んでいたところがさすがです。今後はリフレッシュを挟んだ方が良さそうで、状態をよく確認しておきます」(大竹調教師)

 

グローブフェイム

2023/01/22 小倉2R 晴 良 3歳未勝利(牝) 芝1200 1:09.5(0.8) 7/18 52藤田菜七子 446(0)
若干伸び上がるようなスタートでしたが、すぐに態勢を立て直し、押して前へ。内の各馬のダッシュが速く、外の5番手につけます。3コーナーで外からじわじわ上がっていきますが、更に外を通った馬に交わされ、7番手あたりで直線に向きます。そこからじりじりとした加速でなかなかスピードが上がっていかず、上位には届かず、7着でゴールしました。「今日は他場に臨場しているので直接騎手と話せていませんが、まずまずの位置につけられていたので、4コーナーで譲らずに前めで主張していっても良かったのではないかと思いました。そこで踏み遅れた分、終いの加速でモタついてしまったように見えました。まぁ、デビュー戦よりは内容が良くなっており、一歩前進といったところですかね。ただ、5着以内に入れず優先権利を取れなかったので、今後のスケジュールを組むのが非常に難しくなりましたね…」(師)

 

ポケッティーノ

2023/03/05 中山2R 曇 良 3歳未勝利 ダ1200 1:14.3(1.8) 12/16 56丸田恭介 474(初)
スタートダッシュが利かず、出遅れて後方から。前半は馬群から大きく離されてしまいましたが、少しずつスピードが乗ってきて、3コーナー手前で後方馬群に取り付きます。しかし、4コーナーで全体のペースが上がると加速に手間取り、馬群から徐々に離され、14番手で直線に向きます。終いは馬場の内からじわじわと脚を伸ばし、上位には迫れませんでしたが、大きく離されることなく12着でゴールしました。「着順は良くありませんでしたが、まずまず競馬の形になっており、初戦としては悪くない内容だったと思います。スタートはやはりトモの踏ん張りが足りず出遅れてしまいましたが、道中で前との差を詰められましたし、終いもしぶとく伸びてくれました。丸田騎手の感触でも、ウッドチップコースでの調教時よりも本番の方が走りが良かったとのことで、まずまずの手応えでしたね。前半でもう少しうまく立ち回れるようになれば、上位が望めるかもしれませんね」(師)

 

アレンテージョ

4月8日(土)阪神・芝2000m戦に56kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から+8kgの466kgでした。
レースでは、五分のスタートを切ると、控えて中団のインにつけました。1・2コーナーでは行きっぷりよく、内からスルスルと好位をうかがう勢い。そのまま内でジッと我慢して、流れに乗りつつも脚をためていきます。3コーナーからロスなくさらにポジションを押し上げていったものの、4コーナーでは窮屈な位置取りになり、なかなか動けません。直線を向いても抜け出せず、逃げ馬の後ろでジリジリと脚を使うにとどまりました。残り100mあたりで少し外に進路をとると、伸びそうな気配は見せたものの、3番手争いまで。ゴール地点ではわずかにハナ差遅れて4着での入線となりました。勝ち馬とのタイム差は0.2秒でした。
「前走の情報と前々走で自分が騎乗したときの感触も踏まえて乗りました。スタートは五分に出てくれましたが、急かすとハミを噛んでしまうので、控えて中団からいきました。中団のインで我慢は利いていましたし、リズムも良かったのですが、結果的にはもう一列前をとっておきたかったです。折り合えば、長くいい脚を使うので、4コーナーで早めに動いていきたかったのですが、そこでタイトなポジションになってしまい、直線も逃げ馬との間に微妙なスペースしかなく…。動ききれなかったのが悔やまれます。大変申し訳ございませんでした。最後は少し外に出すと、もうひとつ反応して伸びていましたし、バテてはいません。勝てる力は十分にありますが、少し器用さには欠けるので、1800mなどワンターンのコース形態で早めに仕掛ける競馬が合っているかもしれません」(松山騎手)
「じっくりと調整させてもらい、いい状態で送り出せたので、勝利を期待したのですが…。内枠でしたし、中団のインで我慢することで、前走のように力むことはなく、いいリズムで運べていたと思いましたが、勝負どころで早めに動いていきたいところでタイトなポジションになってしまいました。早めに抜け出せていれば、十分に勝ち負けできていたと思います。大変申し訳ございませんでした。ジョッキーからはワンターンの1800mを試してみてはとの進言がありました。たしかに少々不器用な面はあるので、合うかもしれません。ただ、その場合は、流れが落ち着いてのヨーイドンになりやすいので、こちらが自分から動いていって、長く脚を使えるという良さを生かす必要があるでしょう。優先権は得ていますので、レース後の状態をよく確かめて、次走の目標を絞り込んでいきます」(坂口調教師)

5月6日(土)京都・芝1800m戦に56kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から-4kgの462kgでした。
レースでは、五分のスタートを決め、馬なりで好位につけました。道中は5番手で進みます。3コーナーの坂の下りでスッと外に出し、徐々に勢いに乗って4コーナーをカーブ。3番手で直線を向き、鞍上がステッキを入れると、しっかりと反応して伸びました。一気に先頭に立つと、そのままリードを広げます。残り100m切って、外からライバルがグングンと迫ってきますが、最後はアタマ差前に出た状態でゴール。1番人気に応え、嬉しい初勝利を挙げました。勝ち時計は1:47.3でした。
「ありがとうございました。スタートも決まり、前半から手応えが良かったので、どこでスムーズに外へ出せるかだけを意識していました。坂の下りから動いて、長く脚を使ってくれましたね。1800mでもいいですし、今日は前走よりも器用さを感じたので、この競馬ができれば、また2000mになっても対応できそうです」(松山騎手)
「思いのほか最後は詰め寄られたので心配しましたが、勝ち切れてホッとしました。ありがとうございました。ジョッキーも勝負どころでうまく外に出したうえで、それほどコーナーでも膨らまずにロスのない競馬をしてくれました。セーフティリードかなと思ったところからゴール前で迫られたのは、勝ちにいく競馬をしてくれた分でしょう。よく凌いでくれました。このあとはリフレッシュを挟むつもりです。冬場に比べて、毛ヅヤは良くなっているものの、軽く皮膚病が出てくるなど、まだ内面的には成長途上の部分を残しています。中間も状態をキープすることに重きを置いて、目一杯に攻めるという調整でもなかったですからね。それでも、勝ち上がってくれましたし、競馬ぶりも良くなっているので、体質面がさらにパンと強化されれば、もっと変わってくるはずです。またコンディションを確かめつつ、次のプランを練っていきます」(坂口調教師)