京ちゃんのブログ -4ページ目

1勝2勝の5月・・

5月に2連勝で両目が空きました。

 

フェアリーグルーヴ

1月21日(土)中京9R・遠州灘S(ダート1800m牝馬限定)に56kg西村淳也騎手で出走し、勝ち馬から1秒7差の14着、馬体重は前走から6kg増の452kgでした。スタート自体は悪くありませんでしたが進んでいかず、馬群から離されての追走となりました。3~4コーナーはコースロスなく走らせましたが、直線の伸びはジリジリとしたものでした。最後に馬群に取りついたところでゴールとなりました。
レース後、高橋文雅調教師からは「背腰をはじめとして、馬の状態は良かったです。ただ、ダートが合わなかった分はあるにせよ、あまりにも進んでいきませんでした。走る意欲が少し薄れているように感じます。レース後の心身の状態をみて、今後のことを決めます」とのコメントがありました。

 

シストルム

2月20日(月)大井6R・3歳61.5万円以下・距離1200m戦へ54kg藤田凌騎手で出走しました。馬体重はプラス10kgの532kg、
単勝は128.1倍の10番人気。レースでは五分のスタートから押していきましたが、速い流れについていけず、中団からズルズルと下がってしまいました。3コーナーでは最後方を追走し、直線も見せ場のないまま3.4秒差の1分19秒2の13着に敗れています。
藤田騎手からは「返し馬、スタート後は走りに違和感はなかったのですが、途中からフォームがバラバラになって進んでいかなくなりました。故障している可能性が高いです」と、
蛯名調教師からは「レース後、馬体を確認したところ、左前脚の裏筋がかなり腫れています。明日か明後日に検査しますが、競走馬として厳しいかもしれません。すみませんでした」とのコメントがありました。

 

アコークロー

2月11日(祝・土)東京・ダート2100m戦に55kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から+20kgの490kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切り、適度に促して先団後ろに。インコースへ潜り込み、6番手でホームストレッチを通過しました。最初のコーナーはゆったりとカーブして向正面へ。同じ位置で淡々と追走していましたが、残り1200mから3コーナー手前にかけて、他馬が進出したことに伴い、8番手に下がりました。3コーナーはまだ我慢して回り、4コーナーで鞍上のアクションが大きくなって直線の攻防。前と離されないようについていき、残り400mを過ぎてから外へ徐々に誘導して、開けた進路を確保しました。その後は反応をしっかりと見せ、上がり3F最速となる36.5秒の脚を繰り出したように、特にラスト1Fの伸びは目覚ましかったものの、先に抜け出していたライバルをとらえるまでは至りませんでした。その勝ち馬から0.2秒差の2着に惜敗しています。

3月12日(日)中山・ダート2400m戦に55kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から-6kgの484kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切り、馬なりで中団へ。10番手で1周目の3・4コーナーに入り、その際にポジションを1つ上げました。やや縦長となった隊列の、ちょうど真ん中を進むなか、ふたたび10番手となってカーブ。ホームストレッチは淡々と追走し、他馬の進出に伴って位置を1つ下げました。1・2コーナーでは再度10番手を取り返す形で回り、2周目のバックストレッチに向いたときには、9番手に進出。しかし、ほどなくして、ライバルがマクり気味に上がったため、結局は10番手での競馬となりました。向正面の半ほどにさしかかると、鞍上の手が一気に動き始めます。反応はやや渋めも、勝負どころでは外めを通りながらジワジワと位置を押し上げました。
7番手で直線を迎え、堅実な末脚を発揮。1頭ずつ交わしていきましたが、前を走る2頭との差は大きく、また本馬の後ろから差し込んできた馬の脚色が優勢で交わされ、勝ち馬から0.8秒差の4着まででした。
「申し訳ございませんでした。距離が延びることは本馬にとって歓迎材料だと感じていたものの、コーナーが多くなるぶん、そこでスピードが削がれてしまうのでしょうか。勝ち負けへ持ち込むためには、ひと工夫・ふた工夫が必要ですね。前走で速い上がりを使い、2着に来ているように、ひと皮むけた印象を持っていたのですが…。最後まで脚をしっかりと使っての4着と、結果だけを見ればけっして悪くありません。やはり力は確かだといえるでしょう。それだけに、勝利を求めていくうえでの舞台設定や競馬への臨み方を、よく考えていきたいと思います。中2週の同条件、4月1日(土)中山・ダート2400m戦への続戦も視野に入れ、まずはレース後の状態を確認しておきます」(大竹調教師)
「いいポジションが取れましたし、その位置から脚を使ってくれました。成長が感じられました」(丸田騎手)
「惜しくも勝利には手が届きませんでしたが、ゲートを普通に出ましたし、いい内容の競馬を見せてくれました。レース前にもお話ししていたように、やはり悪い馬場での競馬になり、冬場ということもあって目方が増えていたものの、スピードを求められる条件でも上位に来たことは収穫です。次がますます楽しみになりました。返し馬では水たまりを見て反応するなど、危うさは感じたようです。それでも左回りでは、いくらかスムーズに走れますね。次走は中3週で3月12日(日)中山・ダート2400m戦へ向かうことを考えています。また右回りとなりますが、距離延長は歓迎すべき材料ですから、結果をきっちりと出したいところです」(大竹調教師)

5月14日(日)東京・ダート2100m戦に56kgルメール騎手で出走し、馬体重は前走から+6kgの490kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切ったあと、押して前に。5番手で最初のコーナーを迎え、そのままじっくりと回りました。道中は大きく動かず、ピッタリと折り合いながらの追走。勝負どころに差しかかり、3・4コーナーの中間あたりから鞍上の手が動き始めました。直線に向き、少し外めに進路を確保すると、叱咤に応えて脚をしっかりと伸ばします。もう1頭の人気馬と並ぶ形で前に迫って、ゴール前の数10メートルで逃げ馬を抜き去り、併せていたライバルもクビ差振り切ってゴールを駆け抜けました。昨年8月以来となる勝利を挙げ、通算2勝目をマークしています。勝ちタイムは2:10.9です。
「ワンペースですが、最後まで真面目に頑張ってくれましたね。ハードワークでした。砂を被っても問題なかったですし、東京の長い距離は合っていると思います」(ルメール騎手)
「ありがとうございました。お話していたように、先週はトモの感触がひと息に感じたため、電気針を当てたり、温めたり、振動を与えたり、いろいろなケアを集中的に施すことで回復し、間に合わせることができました。馬場コンディションがちょうど良かったのもそうですし、とにかくジョッキーが上手でしたね。丸田騎手が大事に育ててくれたことも大きいですが、今日は輪乗りの段階であえて怒らせるようにするなど、工夫して臨んでいたところがさすがです。今後はリフレッシュを挟んだ方が良さそうで、状態をよく確認しておきます」(大竹調教師)

 

グローブフェイム

2023/01/22 小倉2R 晴 良 3歳未勝利(牝) 芝1200 1:09.5(0.8) 7/18 52藤田菜七子 446(0)
若干伸び上がるようなスタートでしたが、すぐに態勢を立て直し、押して前へ。内の各馬のダッシュが速く、外の5番手につけます。3コーナーで外からじわじわ上がっていきますが、更に外を通った馬に交わされ、7番手あたりで直線に向きます。そこからじりじりとした加速でなかなかスピードが上がっていかず、上位には届かず、7着でゴールしました。「今日は他場に臨場しているので直接騎手と話せていませんが、まずまずの位置につけられていたので、4コーナーで譲らずに前めで主張していっても良かったのではないかと思いました。そこで踏み遅れた分、終いの加速でモタついてしまったように見えました。まぁ、デビュー戦よりは内容が良くなっており、一歩前進といったところですかね。ただ、5着以内に入れず優先権利を取れなかったので、今後のスケジュールを組むのが非常に難しくなりましたね…」(師)

 

ポケッティーノ

2023/03/05 中山2R 曇 良 3歳未勝利 ダ1200 1:14.3(1.8) 12/16 56丸田恭介 474(初)
スタートダッシュが利かず、出遅れて後方から。前半は馬群から大きく離されてしまいましたが、少しずつスピードが乗ってきて、3コーナー手前で後方馬群に取り付きます。しかし、4コーナーで全体のペースが上がると加速に手間取り、馬群から徐々に離され、14番手で直線に向きます。終いは馬場の内からじわじわと脚を伸ばし、上位には迫れませんでしたが、大きく離されることなく12着でゴールしました。「着順は良くありませんでしたが、まずまず競馬の形になっており、初戦としては悪くない内容だったと思います。スタートはやはりトモの踏ん張りが足りず出遅れてしまいましたが、道中で前との差を詰められましたし、終いもしぶとく伸びてくれました。丸田騎手の感触でも、ウッドチップコースでの調教時よりも本番の方が走りが良かったとのことで、まずまずの手応えでしたね。前半でもう少しうまく立ち回れるようになれば、上位が望めるかもしれませんね」(師)

 

アレンテージョ

4月8日(土)阪神・芝2000m戦に56kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から+8kgの466kgでした。
レースでは、五分のスタートを切ると、控えて中団のインにつけました。1・2コーナーでは行きっぷりよく、内からスルスルと好位をうかがう勢い。そのまま内でジッと我慢して、流れに乗りつつも脚をためていきます。3コーナーからロスなくさらにポジションを押し上げていったものの、4コーナーでは窮屈な位置取りになり、なかなか動けません。直線を向いても抜け出せず、逃げ馬の後ろでジリジリと脚を使うにとどまりました。残り100mあたりで少し外に進路をとると、伸びそうな気配は見せたものの、3番手争いまで。ゴール地点ではわずかにハナ差遅れて4着での入線となりました。勝ち馬とのタイム差は0.2秒でした。
「前走の情報と前々走で自分が騎乗したときの感触も踏まえて乗りました。スタートは五分に出てくれましたが、急かすとハミを噛んでしまうので、控えて中団からいきました。中団のインで我慢は利いていましたし、リズムも良かったのですが、結果的にはもう一列前をとっておきたかったです。折り合えば、長くいい脚を使うので、4コーナーで早めに動いていきたかったのですが、そこでタイトなポジションになってしまい、直線も逃げ馬との間に微妙なスペースしかなく…。動ききれなかったのが悔やまれます。大変申し訳ございませんでした。最後は少し外に出すと、もうひとつ反応して伸びていましたし、バテてはいません。勝てる力は十分にありますが、少し器用さには欠けるので、1800mなどワンターンのコース形態で早めに仕掛ける競馬が合っているかもしれません」(松山騎手)
「じっくりと調整させてもらい、いい状態で送り出せたので、勝利を期待したのですが…。内枠でしたし、中団のインで我慢することで、前走のように力むことはなく、いいリズムで運べていたと思いましたが、勝負どころで早めに動いていきたいところでタイトなポジションになってしまいました。早めに抜け出せていれば、十分に勝ち負けできていたと思います。大変申し訳ございませんでした。ジョッキーからはワンターンの1800mを試してみてはとの進言がありました。たしかに少々不器用な面はあるので、合うかもしれません。ただ、その場合は、流れが落ち着いてのヨーイドンになりやすいので、こちらが自分から動いていって、長く脚を使えるという良さを生かす必要があるでしょう。優先権は得ていますので、レース後の状態をよく確かめて、次走の目標を絞り込んでいきます」(坂口調教師)

5月6日(土)京都・芝1800m戦に56kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から-4kgの462kgでした。
レースでは、五分のスタートを決め、馬なりで好位につけました。道中は5番手で進みます。3コーナーの坂の下りでスッと外に出し、徐々に勢いに乗って4コーナーをカーブ。3番手で直線を向き、鞍上がステッキを入れると、しっかりと反応して伸びました。一気に先頭に立つと、そのままリードを広げます。残り100m切って、外からライバルがグングンと迫ってきますが、最後はアタマ差前に出た状態でゴール。1番人気に応え、嬉しい初勝利を挙げました。勝ち時計は1:47.3でした。
「ありがとうございました。スタートも決まり、前半から手応えが良かったので、どこでスムーズに外へ出せるかだけを意識していました。坂の下りから動いて、長く脚を使ってくれましたね。1800mでもいいですし、今日は前走よりも器用さを感じたので、この競馬ができれば、また2000mになっても対応できそうです」(松山騎手)
「思いのほか最後は詰め寄られたので心配しましたが、勝ち切れてホッとしました。ありがとうございました。ジョッキーも勝負どころでうまく外に出したうえで、それほどコーナーでも膨らまずにロスのない競馬をしてくれました。セーフティリードかなと思ったところからゴール前で迫られたのは、勝ちにいく競馬をしてくれた分でしょう。よく凌いでくれました。このあとはリフレッシュを挟むつもりです。冬場に比べて、毛ヅヤは良くなっているものの、軽く皮膚病が出てくるなど、まだ内面的には成長途上の部分を残しています。中間も状態をキープすることに重きを置いて、目一杯に攻めるという調整でもなかったですからね。それでも、勝ち上がってくれましたし、競馬ぶりも良くなっているので、体質面がさらにパンと強化されれば、もっと変わってくるはずです。またコンディションを確かめつつ、次のプランを練っていきます」(坂口調教師)

2022年の結果

中央・地方で8頭で32戦1勝2着2回3着2回4着3回5着3回着外21回

 

アコークロー   1勝2着2回3着1回4着1回着外3回 1勝クラス

フェアリーグルーヴ  5着1回着外3回       3勝クラス

スパニッシュアート     着外5回       1勝クラス

アーニングフェイム     着外2回       1勝クラス

プティアンジュ    5着1回着外4回       未勝利

グローブフェイム      着外1回       2歳未勝利

アレンテージョ    3着1回4着1回5着1回着外0回2歳未勝利

シストルム      4着1回着外3回       2歳36万下

 

1勝しかできず厳しい成績でした。

来年は4歳アコークロー、3歳アレンテージョに期待します。

3歳馬は他に、グローブフェイム、ポケッティーノ

2歳馬は、スウィートラブミー(ディーマジェスティ)、クレスクント(ジャングルポケット)、ラブディラン(ダイワメジャー)、フォルテドンナ(シニスターミニスター)

 

12勝が目標です。

9・10・11・12月の結果

アレンテージョ

10月8日(土)阪神・芝2000m戦に55kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの456kgでした。
レースでは、スタートでタイミングが合わずにやや後手を踏むと、後方3番手からの競馬となりました。そのまま1・2コーナーをカーブし向正面へ。道中は前を見ながらじっくりと進み、脚を温存。大きく隊列が変わることもなく、内回りの3コーナーに入ると、そこからもしっかりと集団についていき、一団馬群の後方で直線を向きました。外めからジワジワと脚を伸ばして、先に抜け出したライバルたちの上位争いにどれだけ迫れるかというところでしたが、残り100mを切ってからの末脚は目立ち、一気に先頭まで迫りました。ただ、僅かに及ばず、接戦の2着争いを繰り広げるかたちで入線。最後は勝ち馬から半馬身+アタマ差の3着でレースを終えています。
「勝負どころで勝ち馬が動いた時にモタつきました。それでも、開幕週で外から差を詰めてきていますし、能力は十分にあると思います」(松山騎手)
「とても惜しく、良い競馬を見せてくれましたが、あと一歩というところで勝つことができずに申し訳ありませんでした。全体としてはとても落ち着いていたものの、ゲートの中でソワソワとしてタイミングが合わず、出遅れてしまったようです。今回も勝負どころでの手応えはそこまで良くなく、モタモタした感じがありましたが、終いまでしぶとく伸びてくれました。デビュー戦から期間を空けて成長を促し、良化が見られましたね。馬体面については、飼い葉は食べていますが、現状ではあまり身にならずに、そのあたりはこれからかなと感じています。この後については、レース後の状態を見ながら、続戦するかどうかを判断していきたいと思います」(坂口調教師)

11月19日(土)阪神・芝2000m戦に55kg坂井瑠星騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの458kgでした。
レースでは、スタートを決めると、スッと行き脚がついて、馬なりでジワッと先行していきました。道中は3番手で運びます。抱えたままで3・4コーナーをカーブし、直線を向いても手応えは残しているように映りました。しかし、いざ抜け出しを図ろうとすると、伸び脚はジリっぽく、残り200mあたりからは周りと脚色が同じになってしまいました。最後は決め手に勝るライバルに交わされて、3着争いの一角で入線。3着馬からアタマ差、勝ち馬から0.3秒差の4着に敗れています。
「もともとゲートを出たなりで運ぶつもりでしたから、スタートも良かったですし、あの位置からになりました。ただ、前半で力んでしまいました。周りに敏感で少しでも動くと、それに反応してハミをとる感じでした。勝負どころはいい形で進めましたし、手応えも残っていたので、いけると思いましたが、最後はジリっぽくなってしまいました。前半で力んだ分が堪えた可能性もあります。申し訳ございませんでした」(坂井瑠星騎手)
「イメージと違う競馬になってしまいました。それでも、無理にポジションをとりにいったわけではないですし、4コーナーでの手応えはそのまま抜け出してくるかと思ったくらいです。最後でジリっぽくなったのが、前に行ったことによるものなのか、力んでいた分によるものなのか、難しいところですね。ただ、やはり前走のように末脚を生かす形の方が良かったのではと悔いが残ります。申し訳ございませんでした。また、返し馬やゲート裏でちょっとうるさい仕草を見せていました。競馬でも敏感過ぎたようですし、次以降はメンコを外さずに臨むつもりです。レース後の状態を見てからですが、気持ちの部分も考慮すると、優先権はあるものの、一旦リフレッシュを挟もうかと考えています」(坂口調教師)

 

アコークロー

11月5日(土)福島・ダート2400m戦に53kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの470kgでした。
レースでは、スタートはまずまず決めるも、後方から進めました。後方3・4番手で最初のコーナーをカーブし、1周めのホームストレッチを通過。1・2コーナーをカーブしたところで、一気に進出を図るライバルが現れるなど、レースが動き始めました。本馬も軽く促しながら、ペースアップについていき、外めから徐々にポジションを上げつつ、2周めの3・4コーナーをカーブしていきました。3番手まで進出して直線を向くと、懸命に前を追っていきました。なんとか2番手には上がったものの、逃げたライバルの脚色も衰えませんでした。最後までその差を詰めることはできず、そのまま逃げ切った勝ち馬から0.8秒差の2着で入線しています。
「課題のスタートは良かったです。あとは道中でハミをもう少し取ってくれるといいですね。そのあたりは徐々にでしょう。直線で内にササりましたが、これはスタンドを見ていたことも影響しており、もっと密集する感じとなれば、また違ったかもしれません。スタミナは豊富で、最後までバテずに走っていますし、この距離・条件も合っていたと思います」(丸田騎手)
「今日は逃げ馬が楽な形でした。ゲートはけっして速くないものの、相対的に遅くは見えませんでしたし、怖いところもなかったそうです。初めての距離でも対応して2着ときており、このクラスは展開ひとつで順番が回ってくるでしょう。元々、右に傾きながら走るタイプなうえに、スタンドを見ていたこともあって、内にササるような感じとなりました。スタートを含め、課題はまだ残りますが、経験を重ねての成長に期待したいですね。状態に問題なければ、中1週で11月19日(土)福島・ダート2400m戦の同条件へ向かいます。ただ、この日は丸田騎手が福島へどうしても来られないとのことです。ジョッキーはあらためて調査・検討させてください」(大竹調教師)

11月19日(土)福島・ダート2400m戦に52kg☆秋山稔樹騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの470kgでした。
レースでは、ワンテンポ遅れてのスタート。そのまま最後方に控え、20秒を経過するあたりでポジションを1つ上げました。最初のコーナーをじっくりと回り、ホームストレッチでは位置をもう1つ前に。1回目のゴール板を過ぎる際、ふたたび後方2番手となりました。1コーナーはまだ構えたままで、2コーナーで外を通り、進出を図りました。その後は3頭ほど交わしたものの、マクりきるとまではいかずに勝負どころへ。外々をカーブして、後方集団のまま直線を迎えました。さすがに前との差は開いており、堅実に脚を伸ばしたとはいえ、勝ち馬から1.2秒差の8着に押し上げるのが精いっぱいでした。
「残念な結果となってしまい、大変申し訳ございません。どうしてもスタートが遅く、一歩目・二歩目がダクのような感じです。2コーナーで進出を図った際、他馬も同じタイミングで動いたため、外々を回らざるをえず、とても厳しいレースでした。次走は本馬のことをよく分かっている丸田騎手に戻したいところですが、中山・ダート2500m戦が組まれている12月11日(日)は、香港へ行っているため騎乗できません。また、使い詰めるとゲートが悪く、馬運車の積み込みも渋る様子を見せます。以上を踏まえ、心身のリフレッシュを図ってから、態勢をしっかりと整えたうえで、年明けの中山開催にも組まれるであろうダート・2500m戦を狙いたいと考えています」(大竹調教師)

 

スパニッシュアート

10月15日(土)新潟・ダート2500m戦に55kg菊沢騎手で出走し、馬体重は前走から-8kgの422kgでした。
レースでは、スタートを五分に決めると、スッと5番手につけて最初の3コーナーを迎えました。スタンド前で内から後続が迫り、一旦は5~7番手の外になりましたが、ふたたび単独5番手に上がってゴール板を通過。1・2コーナーをカーブし、4番手に上がって向正面へと入ります。終始、外々を追走。5番手にポジションを落として残り800mを切り、懸命にムチを入れながら3・4コーナーをまわりました。6・7番手で直線へと向いたものの、前を捉えるような脚はなく、徐々に離されてしまいました。勝ち馬とは2.1秒差の7着でゴールしています。
「終始、外々をまわらされてしまいました。うまく内に潜り込みたかったですね。ただ、今回は久々でもありましたし、叩いた次走にあらためてご期待ください。もっと内めをまわれば、距離も問題ないとは思いますが、この行きっぷりを見ると、1800m戦に戻してもいいかもしれません。ジョッキーと相談し、状態もよく確認したうえで、どこへ向かうかを判断していきます」(戸田調教師)

11月5日(土)福島・ダート2400m戦に55kg菊沢騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの420kgでした。
レースでは、スタートを決めるも、内・外の馬を先に行かせる形で、6番手からとなりました。縦長に広がった隊列のちょうど真ん中を追走。7番手でスタンド前に入ります。1・2コーナーをカーブし、8番手でスタートした地点を通過。ペースが上がったところで置かれてしまい、後方2・3番手にポジションを落とします。後方のまま直線に入ってからは、懸命にムチを入れましたが、脚を伸ばすことはできませんでした。逃げ切った勝ち馬とは2.4秒差の9着で入線しています。
「ダートの長距離戦で掲示板に入った実績があり、ジョッキーからも長めの方が合っているとの話が出たため、続けてこの条件を使いましたが、まったく結果を残せず申し訳ございません。普段は元気がありますし、具合もかなりいいのですが…。今後は状態的に問題がなければ、このまま厩舎で調整を続け、ダート1700m戦あたりに条件を戻したいと思います」(戸田調教師)

11月19日(土)福島・芝2000m戦に55kg黛騎手で出走し、馬体重は前走と変わらず420kgでした。
レースでは、まずまずのスタートから、11・12番手で1コーナーへと向かいます。10番手で1・2コーナーをカーブして向正面へ。中団後ろのポジションで、道中も内々でチャンスをうかがいました。10番手のポジションのまま、3コーナーへと突入。手応えを残して4コーナーをまわり、直線では外めに持ち出しました。いざ追ってからは本馬なりに脚を伸ばしたものの、前を捉えるまでには至りませんでした。3番人気の勝ち馬とは0.6秒差の7着でゴールしています。
「久々に頑張ってくれました。今日の芝が合っていたのか、あるいは気持ちの面も走る方へ向いたのかもしれませんね。ジョッキーはうまくエスコートしてくれたと思います。今後については、状態をよく確認したうえで、どうするかを判断するつもりです」(戸田調教師)

 

フェアリーグルーヴ

10月29日(土)新潟11R・魚沼S(芝2000m)に55kg武藤騎手で出走し、勝ち馬から1秒1差の11着、馬体重はマイナス6kgの446kgでした。レースは最後方を追走しました。最後の直線残り500m付近から仕掛けると、直線半ばから伸びてきましたが、前とは差がありました。
レース後、高橋文雅調教師は「スタートで待たされて気持ちが切れたようで、おとなしかったですね。またこの中間左トモの跛行があり、馬なりを中心として調整を行い、調教の動きは良かったですが、レースのペースにはついていけなかったようです。レース後の歩様は問題ありません。美浦TCに戻り次第、改めて馬体チェックを行います」と話しています。

 

シストルム

12月6日(火)大井4R・2歳57万円以下・距離1400m戦へ54kg藤田凌騎手で出走しました。馬体重はプラス25kgの526kg、腹目に多少の余裕は感じられましたが、筋肉の張り艶良く、素軽い歩きでパドックを周回し好仕上りでした。
単勝は23.1倍の6番人気。レースでは好スタートから2番手につけました。手応え良く追走していきましたが、3コーナー過ぎから行きっぷりが悪くなって前から離されてしまいました。懸命に追われながら5番手で4コーナーを廻りましたが、ズルズルと後退していき6.3秒差の1分35秒5の12着に大敗しています。
藤田騎手からは「調教から跨っていてゲート練習も行い、凄く乗り味が良い馬なのでこのクラスでは負けないと思っていました。スタートが決まって2番手で絶好の手応えだったのですが、3コーナーからふわっとして徐々に減速していきました。重いとかバテている感じではなく止めています。気性的な問題で止まり方が激しいので、何か対策をしないと難しいかもしれません」と、
蛯名調教師からは「少し太かったのですが内容が悪すぎますね、すみませんでした。脚元は完治して、レース後も歩様に問題はないので、このまま続戦していきます。苦しくなると自分から止めてしまう癖がついていますので、ブリンカーを着けてみます」とのコメントがありました。

12月27日(火)大井5R・2歳36万円以下・距離1200m戦へ54kg藤田凌騎手で出走しました。馬体重はマイナス4kgの522kg、少し集中力を欠いていましたが、馬体の張り艶は良く、まずまずの気配でした。単勝は31.0倍の8番人気。
レースでは好スタートから押していき、5番手につけました。気合いをつけながらの追走で、3コーナー過ぎまで前の集団についていきましたが、そこまででした。4コーナー手前で脚色が一杯になってズルズルと後退していき、3.2秒差の1分18秒8の13着に大敗しています。
藤田騎手は「今日もスタートは速くて、先行はできているのですが、途中で競馬をやめてしまっています。砂を被って嫌がっているわけではないのですが……。もう少し距離を延ばして、ハナに行ってみて、あとはどこまでやれるかというところかなと思います」とのこと、
蛯名調教師は「デビュー前の能検の頃と同じく、調教の動きは相変わらずいいのですが、その良さが実戦でまったく出ずに申し訳ありません。1200でもこの位置にはつけられるので、1月の大井開催では1600mで行かせる競馬に懸けてみます」とコメントしています。

 

グローブフェイム

2022/11/06 福島5R 晴 良 2歳新馬 芝1200 1:11.6(1.1) 8/16 54岩部純二 446(初)
上に跳ねるようなスタートになりましたが、押して行き脚をつけ、外の7番手につけます。3コーナー手前から早めに追っ付けて内に進路を取り、3~4コーナーでは内を回って、7番手で直線に向きます。そこから最内を突きますが、外から寄られて進路が狭くなり、立て直して外めに出します。その後も前が壁になって一杯には追えず、脚を余して8着でゴールしました。「3コーナー手前までは物見をしてハミを取っていかなかったようですが、内に入れてからはまずまず進んでいってくれました。直線では6号馬が内にヨレて本馬の進路が狭くなり、一旦ブレーキを掛ける形になりました。外めに出してからも前が塞がって、目一杯には追えませんでしたね。この直線のロスがなければ、もっと上位に入線していたと思います。ちょっともったいない競馬になってしまいましたね。初めてのレースでしたが、テンションはそれほど上がっておらず、落ち着いてレースに臨めたのは収穫でした」(師)