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9・10・11・12月の結果

アレンテージョ

10月8日(土)阪神・芝2000m戦に55kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの456kgでした。
レースでは、スタートでタイミングが合わずにやや後手を踏むと、後方3番手からの競馬となりました。そのまま1・2コーナーをカーブし向正面へ。道中は前を見ながらじっくりと進み、脚を温存。大きく隊列が変わることもなく、内回りの3コーナーに入ると、そこからもしっかりと集団についていき、一団馬群の後方で直線を向きました。外めからジワジワと脚を伸ばして、先に抜け出したライバルたちの上位争いにどれだけ迫れるかというところでしたが、残り100mを切ってからの末脚は目立ち、一気に先頭まで迫りました。ただ、僅かに及ばず、接戦の2着争いを繰り広げるかたちで入線。最後は勝ち馬から半馬身+アタマ差の3着でレースを終えています。
「勝負どころで勝ち馬が動いた時にモタつきました。それでも、開幕週で外から差を詰めてきていますし、能力は十分にあると思います」(松山騎手)
「とても惜しく、良い競馬を見せてくれましたが、あと一歩というところで勝つことができずに申し訳ありませんでした。全体としてはとても落ち着いていたものの、ゲートの中でソワソワとしてタイミングが合わず、出遅れてしまったようです。今回も勝負どころでの手応えはそこまで良くなく、モタモタした感じがありましたが、終いまでしぶとく伸びてくれました。デビュー戦から期間を空けて成長を促し、良化が見られましたね。馬体面については、飼い葉は食べていますが、現状ではあまり身にならずに、そのあたりはこれからかなと感じています。この後については、レース後の状態を見ながら、続戦するかどうかを判断していきたいと思います」(坂口調教師)

11月19日(土)阪神・芝2000m戦に55kg坂井瑠星騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの458kgでした。
レースでは、スタートを決めると、スッと行き脚がついて、馬なりでジワッと先行していきました。道中は3番手で運びます。抱えたままで3・4コーナーをカーブし、直線を向いても手応えは残しているように映りました。しかし、いざ抜け出しを図ろうとすると、伸び脚はジリっぽく、残り200mあたりからは周りと脚色が同じになってしまいました。最後は決め手に勝るライバルに交わされて、3着争いの一角で入線。3着馬からアタマ差、勝ち馬から0.3秒差の4着に敗れています。
「もともとゲートを出たなりで運ぶつもりでしたから、スタートも良かったですし、あの位置からになりました。ただ、前半で力んでしまいました。周りに敏感で少しでも動くと、それに反応してハミをとる感じでした。勝負どころはいい形で進めましたし、手応えも残っていたので、いけると思いましたが、最後はジリっぽくなってしまいました。前半で力んだ分が堪えた可能性もあります。申し訳ございませんでした」(坂井瑠星騎手)
「イメージと違う競馬になってしまいました。それでも、無理にポジションをとりにいったわけではないですし、4コーナーでの手応えはそのまま抜け出してくるかと思ったくらいです。最後でジリっぽくなったのが、前に行ったことによるものなのか、力んでいた分によるものなのか、難しいところですね。ただ、やはり前走のように末脚を生かす形の方が良かったのではと悔いが残ります。申し訳ございませんでした。また、返し馬やゲート裏でちょっとうるさい仕草を見せていました。競馬でも敏感過ぎたようですし、次以降はメンコを外さずに臨むつもりです。レース後の状態を見てからですが、気持ちの部分も考慮すると、優先権はあるものの、一旦リフレッシュを挟もうかと考えています」(坂口調教師)

 

アコークロー

11月5日(土)福島・ダート2400m戦に53kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの470kgでした。
レースでは、スタートはまずまず決めるも、後方から進めました。後方3・4番手で最初のコーナーをカーブし、1周めのホームストレッチを通過。1・2コーナーをカーブしたところで、一気に進出を図るライバルが現れるなど、レースが動き始めました。本馬も軽く促しながら、ペースアップについていき、外めから徐々にポジションを上げつつ、2周めの3・4コーナーをカーブしていきました。3番手まで進出して直線を向くと、懸命に前を追っていきました。なんとか2番手には上がったものの、逃げたライバルの脚色も衰えませんでした。最後までその差を詰めることはできず、そのまま逃げ切った勝ち馬から0.8秒差の2着で入線しています。
「課題のスタートは良かったです。あとは道中でハミをもう少し取ってくれるといいですね。そのあたりは徐々にでしょう。直線で内にササりましたが、これはスタンドを見ていたことも影響しており、もっと密集する感じとなれば、また違ったかもしれません。スタミナは豊富で、最後までバテずに走っていますし、この距離・条件も合っていたと思います」(丸田騎手)
「今日は逃げ馬が楽な形でした。ゲートはけっして速くないものの、相対的に遅くは見えませんでしたし、怖いところもなかったそうです。初めての距離でも対応して2着ときており、このクラスは展開ひとつで順番が回ってくるでしょう。元々、右に傾きながら走るタイプなうえに、スタンドを見ていたこともあって、内にササるような感じとなりました。スタートを含め、課題はまだ残りますが、経験を重ねての成長に期待したいですね。状態に問題なければ、中1週で11月19日(土)福島・ダート2400m戦の同条件へ向かいます。ただ、この日は丸田騎手が福島へどうしても来られないとのことです。ジョッキーはあらためて調査・検討させてください」(大竹調教師)

11月19日(土)福島・ダート2400m戦に52kg☆秋山稔樹騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの470kgでした。
レースでは、ワンテンポ遅れてのスタート。そのまま最後方に控え、20秒を経過するあたりでポジションを1つ上げました。最初のコーナーをじっくりと回り、ホームストレッチでは位置をもう1つ前に。1回目のゴール板を過ぎる際、ふたたび後方2番手となりました。1コーナーはまだ構えたままで、2コーナーで外を通り、進出を図りました。その後は3頭ほど交わしたものの、マクりきるとまではいかずに勝負どころへ。外々をカーブして、後方集団のまま直線を迎えました。さすがに前との差は開いており、堅実に脚を伸ばしたとはいえ、勝ち馬から1.2秒差の8着に押し上げるのが精いっぱいでした。
「残念な結果となってしまい、大変申し訳ございません。どうしてもスタートが遅く、一歩目・二歩目がダクのような感じです。2コーナーで進出を図った際、他馬も同じタイミングで動いたため、外々を回らざるをえず、とても厳しいレースでした。次走は本馬のことをよく分かっている丸田騎手に戻したいところですが、中山・ダート2500m戦が組まれている12月11日(日)は、香港へ行っているため騎乗できません。また、使い詰めるとゲートが悪く、馬運車の積み込みも渋る様子を見せます。以上を踏まえ、心身のリフレッシュを図ってから、態勢をしっかりと整えたうえで、年明けの中山開催にも組まれるであろうダート・2500m戦を狙いたいと考えています」(大竹調教師)

 

スパニッシュアート

10月15日(土)新潟・ダート2500m戦に55kg菊沢騎手で出走し、馬体重は前走から-8kgの422kgでした。
レースでは、スタートを五分に決めると、スッと5番手につけて最初の3コーナーを迎えました。スタンド前で内から後続が迫り、一旦は5~7番手の外になりましたが、ふたたび単独5番手に上がってゴール板を通過。1・2コーナーをカーブし、4番手に上がって向正面へと入ります。終始、外々を追走。5番手にポジションを落として残り800mを切り、懸命にムチを入れながら3・4コーナーをまわりました。6・7番手で直線へと向いたものの、前を捉えるような脚はなく、徐々に離されてしまいました。勝ち馬とは2.1秒差の7着でゴールしています。
「終始、外々をまわらされてしまいました。うまく内に潜り込みたかったですね。ただ、今回は久々でもありましたし、叩いた次走にあらためてご期待ください。もっと内めをまわれば、距離も問題ないとは思いますが、この行きっぷりを見ると、1800m戦に戻してもいいかもしれません。ジョッキーと相談し、状態もよく確認したうえで、どこへ向かうかを判断していきます」(戸田調教師)

11月5日(土)福島・ダート2400m戦に55kg菊沢騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの420kgでした。
レースでは、スタートを決めるも、内・外の馬を先に行かせる形で、6番手からとなりました。縦長に広がった隊列のちょうど真ん中を追走。7番手でスタンド前に入ります。1・2コーナーをカーブし、8番手でスタートした地点を通過。ペースが上がったところで置かれてしまい、後方2・3番手にポジションを落とします。後方のまま直線に入ってからは、懸命にムチを入れましたが、脚を伸ばすことはできませんでした。逃げ切った勝ち馬とは2.4秒差の9着で入線しています。
「ダートの長距離戦で掲示板に入った実績があり、ジョッキーからも長めの方が合っているとの話が出たため、続けてこの条件を使いましたが、まったく結果を残せず申し訳ございません。普段は元気がありますし、具合もかなりいいのですが…。今後は状態的に問題がなければ、このまま厩舎で調整を続け、ダート1700m戦あたりに条件を戻したいと思います」(戸田調教師)

11月19日(土)福島・芝2000m戦に55kg黛騎手で出走し、馬体重は前走と変わらず420kgでした。
レースでは、まずまずのスタートから、11・12番手で1コーナーへと向かいます。10番手で1・2コーナーをカーブして向正面へ。中団後ろのポジションで、道中も内々でチャンスをうかがいました。10番手のポジションのまま、3コーナーへと突入。手応えを残して4コーナーをまわり、直線では外めに持ち出しました。いざ追ってからは本馬なりに脚を伸ばしたものの、前を捉えるまでには至りませんでした。3番人気の勝ち馬とは0.6秒差の7着でゴールしています。
「久々に頑張ってくれました。今日の芝が合っていたのか、あるいは気持ちの面も走る方へ向いたのかもしれませんね。ジョッキーはうまくエスコートしてくれたと思います。今後については、状態をよく確認したうえで、どうするかを判断するつもりです」(戸田調教師)

 

フェアリーグルーヴ

10月29日(土)新潟11R・魚沼S(芝2000m)に55kg武藤騎手で出走し、勝ち馬から1秒1差の11着、馬体重はマイナス6kgの446kgでした。レースは最後方を追走しました。最後の直線残り500m付近から仕掛けると、直線半ばから伸びてきましたが、前とは差がありました。
レース後、高橋文雅調教師は「スタートで待たされて気持ちが切れたようで、おとなしかったですね。またこの中間左トモの跛行があり、馬なりを中心として調整を行い、調教の動きは良かったですが、レースのペースにはついていけなかったようです。レース後の歩様は問題ありません。美浦TCに戻り次第、改めて馬体チェックを行います」と話しています。

 

シストルム

12月6日(火)大井4R・2歳57万円以下・距離1400m戦へ54kg藤田凌騎手で出走しました。馬体重はプラス25kgの526kg、腹目に多少の余裕は感じられましたが、筋肉の張り艶良く、素軽い歩きでパドックを周回し好仕上りでした。
単勝は23.1倍の6番人気。レースでは好スタートから2番手につけました。手応え良く追走していきましたが、3コーナー過ぎから行きっぷりが悪くなって前から離されてしまいました。懸命に追われながら5番手で4コーナーを廻りましたが、ズルズルと後退していき6.3秒差の1分35秒5の12着に大敗しています。
藤田騎手からは「調教から跨っていてゲート練習も行い、凄く乗り味が良い馬なのでこのクラスでは負けないと思っていました。スタートが決まって2番手で絶好の手応えだったのですが、3コーナーからふわっとして徐々に減速していきました。重いとかバテている感じではなく止めています。気性的な問題で止まり方が激しいので、何か対策をしないと難しいかもしれません」と、
蛯名調教師からは「少し太かったのですが内容が悪すぎますね、すみませんでした。脚元は完治して、レース後も歩様に問題はないので、このまま続戦していきます。苦しくなると自分から止めてしまう癖がついていますので、ブリンカーを着けてみます」とのコメントがありました。

12月27日(火)大井5R・2歳36万円以下・距離1200m戦へ54kg藤田凌騎手で出走しました。馬体重はマイナス4kgの522kg、少し集中力を欠いていましたが、馬体の張り艶は良く、まずまずの気配でした。単勝は31.0倍の8番人気。
レースでは好スタートから押していき、5番手につけました。気合いをつけながらの追走で、3コーナー過ぎまで前の集団についていきましたが、そこまででした。4コーナー手前で脚色が一杯になってズルズルと後退していき、3.2秒差の1分18秒8の13着に大敗しています。
藤田騎手は「今日もスタートは速くて、先行はできているのですが、途中で競馬をやめてしまっています。砂を被って嫌がっているわけではないのですが……。もう少し距離を延ばして、ハナに行ってみて、あとはどこまでやれるかというところかなと思います」とのこと、
蛯名調教師は「デビュー前の能検の頃と同じく、調教の動きは相変わらずいいのですが、その良さが実戦でまったく出ずに申し訳ありません。1200でもこの位置にはつけられるので、1月の大井開催では1600mで行かせる競馬に懸けてみます」とコメントしています。

 

グローブフェイム

2022/11/06 福島5R 晴 良 2歳新馬 芝1200 1:11.6(1.1) 8/16 54岩部純二 446(初)
上に跳ねるようなスタートになりましたが、押して行き脚をつけ、外の7番手につけます。3コーナー手前から早めに追っ付けて内に進路を取り、3~4コーナーでは内を回って、7番手で直線に向きます。そこから最内を突きますが、外から寄られて進路が狭くなり、立て直して外めに出します。その後も前が壁になって一杯には追えず、脚を余して8着でゴールしました。「3コーナー手前までは物見をしてハミを取っていかなかったようですが、内に入れてからはまずまず進んでいってくれました。直線では6号馬が内にヨレて本馬の進路が狭くなり、一旦ブレーキを掛ける形になりました。外めに出してからも前が塞がって、目一杯には追えませんでしたね。この直線のロスがなければ、もっと上位に入線していたと思います。ちょっともったいない競馬になってしまいましたね。初めてのレースでしたが、テンションはそれほど上がっておらず、落ち着いてレースに臨めたのは収穫でした」(師)

7月8月の結果・・

ようやく勝ち上がりました。

 

プティアンジュ

2022/07/09 函館2R 曇 良 3歳未勝利(牝) ダ1000 1:01.0(1.5) 8/12 54岩田康誠 398(+4)
まずまずのスタートを切り、押して前へ。先手を主張する各馬を行かせて、控えて6番手を追走。道中は最内に進路を取って脚を溜めながら進み、ややポジションを下げて8番手で直線に向く。終いは内からじわじわと伸びたが、前との差を詰められず、8着でゴール。「終いはじわじわ伸びてきているんですが、勝ち馬には大きく離されてしまいました。騎手の感触ではダートだとパワーが足りないとのことで、今日の内容からすると、ダートで上位争いするのは厳しそうですね。なんとか変わり身を見せてほしかったんですけどねぇ。良い結果を出せず、申し訳ありませんでした」(師)

2022/08/21 新潟3R 晴 稍重 3歳未勝利 芝1400 1:23.7(1.8) 15/18 54菊沢一樹 390(-8)
内にヨレるような格好でゲートを出たが、鞍上が制御して態勢を立て直し、中団につける。道中は中団馬群の中で9番手につけ、じっくり脚を溜めながら進む。10番手あたりで直線に向くが、終いは目立った伸びはなく、後続に交わされて15着でゴール。「ん~、やはり距離が長かったですかね。道中でうまく脚を溜められたように見えましたが、最後は苦しくなって伸び切れませんでした。稍重の馬場も本馬にはあまり良くなかったかもしれません。良い結果を出せず、申し訳ありませんでした」(師)

2022/08/24 美浦トレセン
本日、中央登録を抹消。「うちの厩舎で活躍してくれたアースエンジェルの初仔ということもあり、余計に思い入れの強い本馬でしたが、勝たせてあげることができず、悔しい気持ちで一杯です。良いスピードは持っていると思うんですが、体力強化がうまくいかず、スピードを持続することができませんでした。良い結果を出せなくて、本当に申し訳ありませんでした」(師)

 

フェアリーグルーヴ

7月31日(日)新潟10R・佐渡S(芝2000m)に55kg団野騎手で出走し、勝ち馬から0秒6差の5着、馬体重はマイナス2kgの452kgでした。レースは後方2番手を追走、道中外めを進みました。その位置で最後の直線を迎え、残り600mで仕掛けると、最後の直線で上がり3ハロン33秒4の末脚ををみせましたが、前も止まりませんでした。
レース後、高橋文雅調教師は「良い内容の競馬ができました。今回はパドック、返し馬の雰囲気が良く、落ち着いて競馬に臨めました。落ち着いていたことによりレースの前半はリキまずに追走できて、最後の直線も良く伸びてくれました。誤算はペースが遅く、本馬も良く伸びていますが、前も止まりませんでした。新潟コースは相性が良いですね。ローテーションが合えば、もう少し馬場が荒れた時の新潟コースを使いたいと思います」と話しています。

 

アコークロー

8月21日(日)新潟・ダート1800m(牝馬限定戦)に54kg丸田騎手で出走し、馬体重は前走から-6kgの476kgでした。
レースでは、ややゆっくりとしたスタート。促して流れに乗せていき、後方2番手につけました。最初のコーナーで2頭ほどを交わして向正面へ入ると、道中は前との差をジワジワと詰めながら追走。9番手へ上がって勝負どころを迎え、馬群の中を通って進出しました。先頭争いが視野に入る、6番手あたりで直線に向いてゴーサイン。内に切れ込んだり、外に軌道修正したりといったシーンは見られたものの、1頭ずつ着実に制していきました。ただ、先に抜け出した人気馬がリードを大きく広げており、その勝ち馬と1.1秒差の2着までが精いっぱいでした。
「肩ステッキを入れ、出していっているのですが、スタートの反応がいまひとつでした。向正面で上がっていければ良かったものの、淀みない流れとなってしまい、先団までは難しかったです。また、今日は重馬場での競馬でしたから、乾いてパワー勝負になれば、前の馬たちの余力がない分、本馬も伸びてこれたかなと思います」(丸田騎手)
「ポジションを取りに行こうと、ジョッキーとはレース前に話していたのですが、スタートがやはり遅いですね…。そうしたなかでも、徐々に上がっていって、4コーナーでは勝ち馬の後ろにつけることはできました。しかし、相手は楽に進めていましたし、強い内容でもあったと思います。今週は本馬が勝負だと感じ、昨日の午後から新潟入りして、状態をチェックしていました。緩さを残しながら、馬は本当に良くなっているだけに、ここはしっかりと決めておきたいところでした。申し訳ございません。今後は一旦、美浦TCへ戻して状態を確認します。連闘で来週の牝馬限定戦、もしくは再来週の混合戦、どちらで勝負をかけるのか検討させてください」(大竹調教師)

8月27日(土)新潟・ダート1800m(牝馬限定戦)に54kg丸田騎手で連闘で出走し、馬体重は前走から-8kgの468kgでした。
レースでは、ゆっくりとしたスタート。後方2番手につける形となり、ホームストレッチ、最初のコーナーと、同じ位置でじっくりと進めました。道中は適度に促しながらも、位置は変わらずの追走。勝負どころにさしかかって以降は外めを通り、中団後ろまで進出して直線に向きました。前の進路をしっかりと確保し、ゴーサインが出ると、見事な末脚を披露。先を走るライバルたちを続々と交わしました。残り100mを過ぎて先頭に立ったあと、最後は2着馬を2馬身も引き離しました。連闘策を実らせ、デビュー7戦めで嬉しい初勝利を飾っています。勝ち時計は1:55.1でした。
「スタートがいまひとつで、後方からになりましたが、スタミナがある馬ですし、結果的に流れが向いてくれました。ただ、上のクラスに入ると、ゲートを改善する必要がありますね」(丸田騎手)
「ありがとうございました。チャンスをつかむことができて、本当に嬉しいです。ゲートを出たときは、正直『うわー…』と思ってしまいましたが、前がうまくやりあってくれて、いい流れになりましたね。ジョッキーも話していたように、上のクラスで戦ううえではゲートの改善が必至でしょうし、直線では同じ手前で走るなど、成長の余地はまだまだ残していると思います。ゲート練習だと普通に出るのですが、いざレースとなると、他馬を見ながら出る感じです。このあたりはまた経験を積みながらでしょうか。ここでしっかりとリフレッシュさせて、秋の東京開催をにらんでいければと考えています」(大竹調教師)

2022年上期の結果 その2

フェアリーグルーヴ

2月20日(日)東京10R・アメジストS(芝2000mハンデ)に52kg野中騎手で出走して、1秒6差の7着、馬体重は前走から20kg増の460kgでした。まずまずのスタートを切ると、馬群の後方を追走しました。直線では外でジワジワと伸びましたが、思うように差を縮められないままでゴールとなりました。
レース後、野中騎手は「勝負所で前の集団に離されたのが痛かったですね。最後までジワジワと伸びてはいるのですが…」とのことで、高橋文雅調教師からは「プラス20kgですが、いい体で出走できたと思います。ジワジワと最後に伸びる馬なので、今日は展開も向かなかったと思います。東京競馬場で出走させる場合にはもう少し長い距離を使った方が良いのかもしれません。まずは脚元の状態をしっかりと確認したうえで、次について検討します」とのコメントがありました。

5月14日(土)東京10R・緑風S(芝2400m)に55kg荻野極騎手で出走し、勝ち馬から3秒6差の12着、馬体重はマイナス6kgの454kgでした。レースは先行5番手を追走、道中外めを進みました。3コーナーから徐々に進出し、最後の直線残り400m付近で仕掛けましたが、思うように伸びませんでした。
レース後、荻野極騎手は「道中良い手応えでしたが、最後の直線の途中で走るのをやめてしまう感じでした。道中見た目ほどリキんでいるわけではなく、脚もたまっていたと思われます」、高橋文雅調教師は「道中の手応えの割に最後の直線で伸びなかったのは、最終追い切りが予定より軽くなったのが影響したのかもしれません。今回2400mでしたので、掛かることを心配して単走で追いましたが、本日のレースをみると2400mは大丈夫そうですので、次はもう少し負荷をかけます」と話しています。

スパニッシュアート

5月14日(土)新潟・ダート1800m(牝馬限定戦)に55kg菊沢騎手で出走し、馬体重は前走と変わらず428kgでした。
レースでは、まずまずのスタートから後方で1コーナーへ。9・10番手で2コーナーに入りました。単独9番手となって残り1000mを通過。後退してくるライバルを交わして、勝負どころに差しかかります。8番手で直線へと向きましたが、いざ追ってからも伸びを欠き、上位争いに加わることはできませんでした。1番人気の勝ち馬とは2.1秒差の7着で入線しています。
「雨の影響で軽い馬場となり、時計が速くなってしまいました。本馬には合いませんでしたね。申し訳ございません。あと、休み明けよりは、使っていくごとに良くなるタイプです。次走はこのまま新潟で続戦するか、あるいは函館戦を目指すか、状態などをよく確認しながら決めたいと思います」(戸田調教師)

5月29日(日)新潟・ダート1800m戦に55kg丹内騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの430kgでした。
レースでは、ゲート内で煩い素振りを見せて、大きく遅れてのスタートとなりました。離れた最後方で1コーナーへ。2コーナーをカーブし、向正面に入ります。道中も前との差を詰めることはできず、そのままのポジションで3コーナーに突入。内めを通り、4コーナーから直線にかけて、外へと持ち出しました。終いはジリジリと伸びたものの、後退してきた内の馬を数頭交わすにとどまり、11着で入線しています。勝ち馬とは2.7秒差でした。
「スタートがすべてですね。最悪のタイミングで、ゲートが開いてしまいました。申し訳ございません。今後については、状態をよく確認したうえで、どこへ向かうかを判断したいと思います」(戸田調教師)

シストルム

5月27日(金)大井4R・2歳新馬・距離1200m戦へ54kg藤本騎手で出走しました。馬体重は508kg、緩めの馬体は変わらずも、毛艶は更に良化したように見え、絶好の気配でした。単勝は1.5倍の1番人気、1頭が出走取り消しで4頭立てとなっていました。レースではスタートでやや立ち遅れ、3番手につけました。そこから鞍上が促すものの手応えが悪く、3コーナーで4番手に下がってしまいました。懸命に仕掛けていましたが反応がなく、直線では前との差が広がってしまい勝ち馬から5秒0差の4着で初戦を終えています。
藤本騎手からは「もともとゲートの入りがそれほど良くない馬ですが、今日は隣の馬がゲート内で暴れて騎手がステッキで叩いているのを気にして、チャカつき、ポコンという出になってしまいました。それでも、この程度の遅れなら能力の違いでスッと前につけられると考えていたのですが、まったくハミをとってくれずに、そのままで終わってしまいました。能力試験で好時計を出した疲れに敗因を求めたいところですが、その後もずっとこの馬にまたがっていて、疲れはまったく感じないどころか、勝つ自信はありました。それだけに、敗因がわからず、ショックです」と、
放心状態で座りこんでしまった蛯名調教師からは「何が起こったのかわかりません。これまで携わってきた新馬の中でもいちばんと思えるくらい自信をもって臨んだのですが……。この結果に、腰を抜かしてしまいました。今日のレースが実力ではなく、まったくレースをしていないので疲れもないはずです。レース後の状態を見ながらですが、次走で巻き返しを期したいと思います。申し訳ありませんでした」とのコメントがありました。

6月9日(木)大井4R・2歳240万円以下・距離1200m戦へ54kg森騎手で出走しました。馬体重はマイナス7kgの501kg、馬体が引き締まって張り艶も良く、ここでも見劣らない気配でした。単勝は11.4倍の4番人気。五分のスタートから先行争いに加わりましたが、前には行けず4番手を追走しました。ところが、そこからの行きっぷりがよくなく、ジリジリと位置取りを下げてしまいました。直線でも盛り返すことができず、最後は一杯となってしまい勝ち馬から5.6秒差の1分20秒2の8着に終わっています。
森騎手からは「背中の感触が凄く良くて走りそうです。ただ、今は腰が疲れていてハミに頼りながら走っています。手綱をもっている時はスムーズに走れるのですが、スピードを上げるとフォームがバラバラになって進んでいかなかったです。ここを使うなら追い切りをしないほうが良かったですね」と、
騎乗した蛯名調教師からは「毎日、調教で跨っている藤本騎手は手綱を引っ張ったままのためか、腰が疲れていることに気づかず、中1週なのに追い切りで時計も出してしまいました。惨敗が続いて申し訳なかったですが、森騎手に乗ってもらって敗因がわかり、スッキリしました。放牧に出して腰を治療してもらいます」とのコメントがありました。

アレンテージョ

6月11日(土)中京・新馬戦(芝1600m)に54kg坂井瑠星騎手で出走・デビューし、馬体重は454kgでした。
レースでは、スタートは五分に出て、リズムを整えると、中団につけて運びました。道中も中団のままながらリズム良く進みます。ただし、4コーナーで追いだされたときに、少しモタつき、ポジションが後ろになってしまいました。それでも、直線では粘り強く脚を伸ばして、最後は5着まで上がって入線しています。勝ち馬とのタイム差は1.2秒でした。
「全体的な内容としては悪くなかったと思います。スタートからそれなりに行き脚もついて、中団のポジションながら流れにも乗って、きちんと抱えて追走できていました。ただ、4コーナーでちょっとモタつくところがありましたね。このあたりは経験を積んでいけば変わってくるはずですし、そこからよく伸びてくれていました。この距離も対応できそうではあるものの、本質的にはもっと長めの方がいいでしょう。初戦から落ち着いていましたし、素直で乗りやすかったです」(坂井瑠星騎手)
「4コーナーでちょっと後れをとってしまうかなと心配しましたが、そこからよく伸びていました。キレるタイプではないものの、しっかりと脚は使ってくれていたので、今後に繋がると思います。落ち着いていて、終始おりこうさんだったのもプラスですね。もともと感じていたように距離はもっとあった方がいいですね。ジョッキーの感触も良かったですし、まだまだ成長も見込めるでしょう。次走は中距離あたりで考えたいと思います。入厩からそのまま進めてきましたし、ここで一旦リフレッシュさせてあげてから、どこを目指すか検討していきましょう」(坂口調教師)