東京の梅雨入りは、真夏日の後の今週の土曜日か?
なかなか北上してきませんね。
梅雨入りを定めるのって、とてもむずかしいらしいです。
梅雨入り宣言の後、訂正が入る場合があります。
街中は、紫陽花尽くしといった感じはありますが、そんな
なかに、人目を引く花が混じっています。
印象深い花たち……、心にググっと入り込む花たち……。
クチナシ(梔子)の花。
梅雨どきに、大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせる
一重のクチナシ。
八重(ヤエクチナシ)よりも早く咲き始めており、黄色っぽく
変色している花も見かけます。
わが住まいの向かいのマンションの植え込みの八重の
クチナシは、やっと花をつけ始めました。
八重は、豪華で、人気です。
ただ、実はつけないんですよね。
陶器のような白さと質感が、とっても素敵ですが、深緑色の
くっきりとした葉脈を持つ葉っぱも魅力で、花と葉の色の
コントラストに魅了されます。
アカネ科 クチナシ属。
原産地は、本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄。
開花期は、6月~7月。
口が開かないことから「クチナシ」の和名あり。
素敵な花木に出会いました。
白い、雄しべが盛りだくさんに突き出した、もやっと
した花。
ギンバイカ(マートル)、初めての出会いでした。
ギンバイカ(銀梅花・マートル)。
初夏に真白な梅に似た白い花をたくさん咲かせる常緑低木。
葉はハーブとしても利用されます。
冬にはオリーブに似た黒い実を付けるそうです。
ハーブとして扱われるときは、マートルの名で流通。
別名は、香りがいいために、「ギンコウバイ(銀香梅)」。
また、神聖な樹とされるヨーロッパでは、「祝いの木」とも
呼ばれ。結婚式の装飾や花嫁のブーケの材料に使われるとか。
そんなに用途が広い植物だなんて、ちっとも知りませんでした。
とても美しく、雪の精が舞い降りてきた感じがしました。
フトモモ科ギンバイカ属。
原産地は、地中海沿岸。
開花期は5月~6月。
チドリソウ(千鳥草・飛燕草・ラークスパー)。
さわやかに、風になびくブルーの草花。
草丈は、1メートルくらい。
まっすぐに伸びた長い茎にいくつもの花が咲き、豪華な
印象。
楚々として美しく、心惹かれました。
キンポウゲ科コンソリダ属の一年草。
原産地は、南ヨーロッパ、地中海。
開花期は、5~6月ごろ。
花色は、紫、青、白、ピンク。