堀切菖蒲園の花たち。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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5日の水曜日、堀切菖蒲園に行ってから、早や3日。

その後も、暑い日が続いています。

本当をいえば、かんかん照りの暑い日よりも、菖蒲にとっては、

曇って、雨の気配がある天気の方が、心地いいことでしょう。

 


 

(酸美人)

 

太ももの筋肉痛も収まって、普段の自分にすぐ戻ったのは

幸いでした。

ともかく、身体をもっと動かさないといけないとつくづく

思い知りました。

 

 

さて、堀切菖蒲園では、パンフレットB6のクリアファイル

購入。

パンフレットは残り少なかったのですが、雨のシミがあっても

いいならと、700円を500円で買わせていただきました。

クリアファイルは、広重の菖蒲の絵(「東京堀切花菖蒲」)を

気に入って、300円で。

 

 

 

多種の菖蒲の図録が載っていて、お値打ちでした。

江戸時代からの、葛飾にあった菖蒲園の栄華と変遷も描かれ、

興味深く、じっくり読みたい内容。

 

さて、前回のつづき。

 

園内には、高南梅も見られました。

うっすらピンクの、かわいい丸い梅の実に、感嘆の声。

 

 

 

 

 

キンシバイ、ビヨウヤナギは、近いところに、仲良し

さんのように植えられていました。

特に、小ぶりの金糸梅は、菖蒲達を見下ろす場所に、かなり

こんもりと、高見の見物。

 

 

 

 

わたしの購読しているシニア向けの月刊誌の旗を

ひらめかせているガイドの方の説明が耳に入ってきました。

ビヨウヤナギの前で、楊貴妃のまつげのようだと漢詩で歌われていた

と説明されていましたが、はて、玄宗皇帝は、葉っぱの丸みが、

楊貴妃の眉のようだと偲んだと、白楽天は歌っていたのでは?……

ともかく、わたしも、まつげの方がピンとくることはくるのですが。

 

 

 

でも菖蒲以外の花といえば、一番目立っていたのは、今が盛りの

アジサイ(紫陽花)

特に目についたものだけを、ざっと並べてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

菖蒲園の駅までの道の両側も、紫陽花づくしでしたが、ドキッとして

足を止めたのは、フェイジョアという木の花。

 

フェイジョアの花

ユニークな姿です……。

 

 

 

 

ころんと丸い花の花弁は4枚。

外側は優しい白、内側は鮮やかな淡紫色の花弁がむけると、

たくさん飛び出した真っ赤な雌しべ。

赤と白とのコントラストが美しい。

 

花粉を雄しべの先に置いていますね。

虫の代わりに、長く伸びる柱頭へ受粉を促すそうです。

長くて赤い雄しべ、ベニコウガンにもちょっと似てますね。

 

一時、この果実が輸入されたことがあったそうですが、厚い皮

のせいで、外観からは食べ時がわからなかったので、流通に向かず、

品質管理もよくなくて、フェイジョア熱は冷めて、廃れました。

 

花も実も食べられ、フルーティなんですって。

フトモモ科の常緑果樹。

中南米が原産。

ニュージーランド人が品種改良し、果樹として流通。

日本にまた、輸入されることがあるでしょうか。