感動の言葉を紡いだ鷹羽狩行さん。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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ベランダの南天の白い米粒のような花が、開き出しました。

小さな被写体は苦手ですが、これもに勉強になると、

写してみました。

 

 

 

カメラというのは、実際の自分の目よりも細かいところを

とらえてしまうものですね。

白い蕾がはじけ、予想を超えた生き物が飛び出しています。

去年は、花が咲いたのに、実がつかなかったのですが、

さて、今年はどうでしょう。

 

さて、俳人鷹羽狩行さんが、5月27日に亡く

なられたと、昨日の朝刊で知りました。

93歳、老衰。

以前から体調がよくないことは、風の噂で聞いていました。

訃報のひっそり感が、鷹羽さんのお人柄に似合っていると

思いました。

 

 

わたしが俳句をヘタながら詠み出してから、勝手に師と仰いだ

鷹羽さん。

テレビの教養番組で見る鷹羽さんもいいし、数々の本での

俳句解説がまたよかった。

鷹羽俳句は「スマートで巧みな言葉の技があり、くっきりと

した句姿で味わいがある」と評されました。

ご自身は、

俳句には一瞬を永遠にする働きがある

名句の条件とは、美しい日本語で、一読して意味が分かり、

読むほどに味わい深くなるもの

と語られていました。

 

みごとなカメラワークといったように、事象を切り取り、

心の感動を、詩的な言葉で詠まれていました。

つくられる句、話しぶり、容姿、すべてがかっこいい!……

「紅梅や枝枝は空奪ひあひ」

「人の世に花を絶やさず返り花」

「秋天の一滴となり鷺(さぎ)下りる」

 

ホテルでの講習会に、胸を躍らせて参加したことを思い出します。

NHK俳句大会では、長い間司会をされ、金子兜太さんと

稲畑汀子さんの、季語を巡っての丁々発止のやりとり、をうまく

さばいて、大会をなごやかに、楽しくさせてくれました。

 

ニューヨークのセントラルパークを見下ろすホテルで詠んだ

摩天楼より新緑がパセリほど」というのが、代表作のひとつ。

海外詠の先駆けでした。

 

人を驚かせるような、思わせぶりな表現はせず、美しく

感動を詠みあげました。

合掌。

 

常緑山法師・「ホンコンエンシス月光」

白があざやかな山法師とはちがう、薄緑色というか、

クリームホワイト色の常緑山法師が目につきます。

爽やかでいいですね。

こんもりした木に、いっぱい花がついて、壮観。

 

 

 

 

 

一年通して葉は常緑のヤマボウシとして 人気の品種。

秋には 葉も綺麗に紅葉して美しい。

丸いぶつぶつした表面の真っ赤なかわいい果実もついて、

を楽しめます。

 

ハナミズキの開花時期よりも、1ヵ月ぐらい遅い

6月頃の開花。

 

 

クレマチス

春もよし、冬もよしのクレマチスですが、夏も素敵な姿を

見せてくれました。

一季咲き(5~6月に開花)、四季咲きとあります。

クレマチスの花びらに見える部分は「ガク」であり、花びらが

ありません

 

 

 

クレマチスは、外国で交配されたキンポウゲ科・クレマチス属

(センニチソウ属)の園芸種で、 さまざまの種類があり、

その代表的原種がテッセンカザグルマ

(テッセン=鉄線という呼び名、好きだわあ)

 

テッセンは中国原産で、安土桃山時代に渡来し、萼片は6枚

よく似た カザグルマ は日本の山野に自生しているもので、

萼片は8枚

クレマチスの萼片は6~8枚で、八重咲きもあり。

 

クレマチス・プリンセス・ダイアナ

あでやかというよりもかわいらしい濃紅色のチューリップ

型のこの花が、クレマチスの1種とは……。

イギリスで作出された品種で、名前にダイアナとついていて、

ダイアナ妃の美しさと重なります。

 

 

剪定によって繰り返し咲き、アーチに絡ませたり、

高いフェンスに絡ませたりしています。

開花期は、5〜10月。

剪定によって繰り返し咲く四季咲き。

株が充実してくるのは5年目くらい。