強風にめげないつる性の花たち。ビヨウヤナギ。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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区役所の建物の壁に這うノアサガオ(琉球朝顔)が、

咲きはじめました。

 

 

ヒルガオ科サツマイモ属

性質は強健で、開いている時間も長く、開花期も長く、

きれいな花をいっぱい付ける、うれしいお花です。

 

昨夜の強風と雨にはびっくりでした。

ベランダの植木鉢を、奥に移動。

台風一号がやってきたのかと思ったほどでしたが、これは、

西から低気圧が近づいている影響だとのこと。

不気味な強風と雨でした。

台風一号は、現在北上中。

各地に被害をもたらしていますが、金曜日には、関東の南の

海上を進んできます。

 

今朝は、おだやかでした。

しばしのことでしょうが、平穏が、なによりも、うれしい。

 

ビヨウヤナギ(美容柳・未央柳=ヒペリカム)

はっと目を引く黄色。

いよいよ、ビヨウヤナギが咲く頃か、と感慨深いです。

通の雄しべが上向きに突き出し、長くくるっとしたこの姿。

 

 

 

 

雄しべは30~40本が一束となり、五束に分かれます。

1本だけある雌しべの先端(柱頭)も5つに裂けます。

オトギリソウ科オトギリソウ属

原産地  中国

開花期  6月~7月。

 

おなじオトギリソウ属の、黄色が鮮やかなキンシバイは、まだ

小さな蕾でした。

 

葉の形や垂れ下がる様子が「未央宮」のヤナギに似るとして、

この名が。

未央宮といえば、唐の玄宗皇帝時代に楊貴妃が住んでいた場所。

そのヤナギの葉は白居易が「長恨歌」で楊貴妃の眉に喩えて

います。 

花ではなく、葉っぱが楊貴妃の眉のよう、というのが、おもしろい。

改めて葉っぱをみると、納得の形です。

 

ビヨウヤナギの葉は長楕円形

質はやや薄く先端は丸みを帯び、上から見ると十字。

葉の中心を走る葉脈は白色。

 

 

ナスタチウム(金蓮花)

素敵な洋館の入り口前に置かれたプランターから、黄色の

ナスタチウムがあふれ出していました。

つる性の花ですが、こういう見せ方もあるんですね。

以前、ハンギングバスケットから、垂らしてみたことがあり

ましたが、うまく育てられなかったことを思い出します。

 

 

 

ハスに似た丸い葉の形、金色(黄色)の花を咲かせることが

名の由来。

オレンジ色や赤色のものもありますが、名前にあるように、

黄色の花色一色が、この花の原点なのか。

 

ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)

一年草。

開花時期は4月下旬から7月、9月から11月上旬。

原産地は、ペルー、コロンビア。

開花期は、4月下旬~7月、9月~11月上旬。

 

 

ヒルガオ(昼顔 )

植え込みの中を縫うようにして顔を出している昼顔。

そのせいか、雑草の印象がありますが、ツル性の朝顔に似た

花ですね。

名前のとおり、昼間に開花。夕方にはしぼみ、晩春から秋まで、

長い間咲き続けています。

 

 

 

      

 

 

          

 

 

ヒルガオ科ヒルガオ属

原産地  日本、ヨーロッパ、アジア太平洋諸島。

開花期は6月。

 

「昼顔」というと、フランス映画、カトリーヌ・ドヌーブ主演の

映画がありました。

昼顔という名の娼婦(人妻)が主人公でした。

日本では、上戸彩、斎藤工さんのW不倫ドラマで話題になりました。

フランスでは、つる性で絡みつく様子から、官能的なイメージを連想

させるらしいのですが、さて、日本では、どうでしょう。