雨を呼ぶ花たち。中尾彬さん死す。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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ピンクのタチアオイ

先日は、赤いタチアオイに出会って、どきっとしたのですが、

昨日は、ピンクの、濃淡のある透けた花びらのタチアオイに

出会いました。

玄関脇の植え込みに、堂々とそびえていました。

王朝風の薄衣のようで、優美。

 

 

 

 

突然のように、花って咲き出しますね。

もう、びっくり。

これからは、そんな驚きが続く日々になりそうです。

 

 

アジサイが、雨の洗礼を受けて、色づき始めています。

 

ブルー、ピンク、そして白……。

 

 

なぜ、白になるかについては、色素がないためらしいです。

アントシアニンを持っていない種類が、白になるとか。

 

白のアジサイ

白もさわやかでいいですね。

一般に、薄緑から白になるアナベルが、白いアジサイと思って

いましたが、シュガーホワイトという、白のアジサイも

あるようです。

 

花弁の周囲にはギザギザとした切れ込みが入り、フリンジ

(房飾り)状に。

純白ともいえる花の鮮やかな白さと立体感のある豪華な印象。

たぶん、その種類かと思われるものに遭遇しました。

 

 

 

白いアジサイの代表格アナベル

小さな白い装飾花が大きなボール状にかたまって咲きます。

花房の大きさは直径20cm~30cmと大きく、開花期は

6月~7月。

ツボミのときは緑色で、それが徐々に淡くなっていって、

咲く頃には白色に。

 

カシワバアジサイの横に、似た花色のアナベルが並んで

咲いています。

 

 

 


 

別名は「アメリカノリノキ」。

アメリカ発祥です。

花は枯れても装飾花がドライフラワー状態でそのままの形で残り

ベージュ色になった冬の間も、枯れた魅力を楽しめるとか。

装飾花だけで構成される手毬咲きで、花の一つ一つがやや

大ぶりなのが特徴。

 

 

俳優の中尾彬さんが81歳で亡くなりました

心不全で、急死だったそうです。

 

中尾さんといえば、だいぶ昔のことになりますが、日生劇場のロビーで、

池波志乃さんと一緒のところに、何度か遭遇しました。

なにしろ、仲睦まじい感じで、少し照れたようにはにかむ中尾さんが、

少年のように、かわいらしくて、プレイボーイで名を馳せた方とは

思えなかった。

 

池波志乃さんは、着物姿がお似合いのイメージですが、そのときは、

洋装。

結婚してすぐぐらいだったかしら。

 

13の年の差があったせいか、とても大事な宝を抱くように

エスコートされていました。

そんな二人を見守るこちらまで、にっこりしました。

 

池波志乃さんは、わたしの贔屓である十代目金原亭馬生の娘さん。

志ん生さんのお孫さんでもありました。

確か、中尾さんは、馬生さんが生きておられた頃、かなり

本気で、落語を勉強されていたと聞いたことがあります。

 

中尾さんは、声がよく響く、アクの強い、個性的な俳優さんでした。

存在感がすごかったです。

バラエティにも出られていて、ねじねじのスカーフをトレードマーク

に大活躍。

絵画の才能もあり、感性が豊かで、志乃さんとは、お互いを高め

合ってきた「おしどり夫婦」でしたね。

 

志乃さんが、日ごろから着物を着慣れていらっしゃる環境だった

せいか、とても素敵な着こなしで、下町の粋な雰囲気が色っぽく、

テレビで拝見するたびに、あこがれました。

中尾さんに、お品書きをつけて、「居酒屋志乃」と称して、料亭なみの

肴を毎日つくられて、2時間以上かけ、2人で晩酌をしていたそうな。

 

お二人がそろって、CMに出ることもなくなったのですね。

とても、さびしいです。

合掌。

 

 

ムギワラギク

今まで、見ていたのに、それとわからず、ぼんやり見過ごして

いました。

ブログ友だちの記事の写真で、この花の名を知りました。

名前までわかるって、うれしい。

 

 

 

 

 

花の開ききる前の姿がおもしろく、その後外側から徐々に花が

開いていき、最後にはポンポン咲きに。

いろんな姿、花色が一つの株に共存しているのですから、面白い

花です。

豊富な花色が楽しい。

あるものは、花がカサカサしていて、すでにドライフラワーのよう。

長楕円形の葉が、困惑をみせていました。