似ていても、違う花なのよ~。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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ドクダミが、花をいっぱい咲かせて、繁殖力の強さを見せて

います。

街路樹の足元にも、ドクダミの花がいっぱい。

この花の葉っぱ。紫のふちどりの形、かっこいい。


 

 

 

今日の東京は、日中28度越えするといいます。

真夏日になれば身体に相当こたえそうですが、そのくらいなら、

夏日を堪能する気分で、陽にあたるのもよさそう。

(しっかり、日焼け止めを塗って、出かけましょう)

 

昨日の花散歩では、「似ていても、わたしたち、ちがうのよ」と

語りかけてくる花たちに出会いました。

 

ノゲシの白い綿毛

タンポポとよく似ている黄色の花をつけますが、花はこぶりで、

葉っぱには鋭いとげのある、のっぽさんのノゲシさん。

あら、きれいな白い綿毛がついています。

 

 

タンポポは、透けて見えるまばらな綿毛ですが、ノゲシの綿毛は、

真っ白で、耳かきの先についているような、柔らかく密な、球に

近いようなボンボン風

 

たんぽぽの綿毛)

 

サツキ(五月)

ツツジは、連休明けにはすっかり姿を消していましたが、今は、

ツツジにそっくりなサツキが、植え込みで咲いています。

 

名前が<五月>だけあって、5月下旬から6月中旬まで

咲きごろ。

いっせいに咲くのがツツジなら、サツキはパラパラと咲きます。

 

 

 

 

 

花色はサーモンピンクが主ですね。

ツツジより花は小ぶりで、葉っぱが小さめ

花が咲いて新しい葉っぱをつけるツツジとちがって、葉っぱが

先につくサツキ。

ツツジの葉は表面に柔らかい毛があり、サツキはつやつや。

ともに、ツツジ科 ツツジ属ですから、お仲間。

 

江戸中期にツツジのブームがあり、数多くの園芸品種が作出。

これらをおおまかに区別するために、4月から5月中旬に開花する

ものを「つつじ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを

「さつき」と呼び始めたそうな。

 

原産地は日本

おしべの数はツツジが5本以上に対し、サツキは5本と、いわれ

ますが、ツツジだって、ほとんどが5本ですから、わかりづらい。

わたしの印象ですが、花びらの形がちがっていますよね。

サツキは、花びらが細長で、重ならず、少し離れています。

 

ピンク以外の花色のものを見ました。

花がちょっと大きめで華やかなので、サツキではないかも

しれませんが、盆栽のサツキで、こんな色合いのものを見た

気がします。

 

 

 

 

ヤマボウシ(山法師)

いつの間にか、ハナミズキはすっかり姿を消してしまい、

ヤマボウシの時期になったという感があります。

濁りのない、すっきりした花色のヤマボウシ、さわやか。

 

 

 

高い位置で、白い大きな花が、緑の葉っぱから、見え隠れ。

花びらと見えるところは、ハナミズキと同じ総苞片(花の

つけ根の葉)

ともに、ミズキ科サンシュユ属(ヤマボウシ属)

 

でも、ハナミズキが、シールのように花の先をくっつけていて

それが開くと、茶色になって、先端がへこんだ形。

ヤマボウシは、すっと、花の先がとがっています

花色は、ヤマボウシは、主に白ですね。

 

別名、ヤマグルマ

同じ属のハナミズキに比較すると開花時期が遅く、葉が出た

あとに枝先に開花。

ハナミズキが終わったころ咲く、梅雨どきの花木

 

原産地は、中国、朝鮮半島、日本。

開花期は、6月中旬~7月中旬

 

まだ、幼なげだったトキワヤマボウシ

(常緑山法師・ヒマラヤヤマボウシ)。

薄緑色の小さな花が、赤ちゃんみたいにういういしい。

もう少し大きくなるんでしょうね。

楽しみです。