命、満ちる春の花々。 | imokoの「葛飾の花散歩」

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東京は、朝から、台風並みの暴風が吹き、ベランダの鉢など、

風の影響を受けにくい場所に、移動。

風の音もすごく、小さな子供だったら、身体をもっていかれそうな

勢い。

そこに救急車のサイレンの音がすれば、不穏な気配が増します。

低気圧が急速に発達したせいだとかで、これは、「春の嵐」と

いうらしいです。

 

おととい17日午後11時14分ごろに、

高知・愛媛で震度6弱

「南海トラフ」のプレート境界とは別とのことですが、その被害の

様子をみると、ぞっとしました。

 

ソメイヨシノは、葉桜になりましたが、花散歩をしていると、

いろんな花が、突然のように出現。

あらっと、息を呑んでしまいます。

生命力の強さには、圧を感じるほど。

ハゴロモジャスミンとモッコウバラが、そんな花でした。

 

ハゴロモ(羽衣)ジャスミン

中国雲南省原産の半常緑のつる植物で、花に強い香りあり。

この香りが漂ってくれば、すぐこの花とわかります。

この花の香のなかで、息絶えてしまうなら、それも素敵、

なんて、思わず心が持っていかれちゃいます。

 

 


 

だいぶ以前、あんどん仕立ての鉢植えを買って、育てたことが

あります。

でも小さな鉢から、つるで伸びていくジャスミンの花は、高さ

だけでは、迫力がありませんでした。

びっしりと、ナイヤガラの滝のように横に広がって咲かせた

方が、かっこいい。

壁や、フェンス一面にからませたり、咲くスペースが十分に

あったほうが、この花の魅力が増します。

 

花の内側は白色、外側は薄いピンク紅色で、4月から5月

ごろに開花。

モクセイ科 ソケイ属のつる植物。

 

 

モッコウバラ(木香薔薇)

バラ科バラ属の常緑性低木。

原産地は、中国西南部。

一季咲きのつる性バラ。

4〜5月の春に淡黄色や白色の2〜3cmほどの花をたくさん

咲かせますが、今回目に入ったのは、黄色のモッコウバラ。

ほんのりと甘い香りを放ちます。

 

 

 

 

モッコウバラにはトゲがなく、病害虫にも強いため、この花を、

アーチやフェンスに絡ませたいと思う方は多いようです。

ボリュームもあって、華やか。

 

コデマリ(小手毬)

バラ科 シモツケ属

ユキヤナギが終わるころ、そのお仲間のコデマリが咲き始めます。

細い枝や葉が見えなくなるほど白い多数の花を咲かせ、丸い毬の

形となり枝垂れる姿がとても見事。

 

 

 

 

 

開花期は、4月~5月。

コデマリは古く中国から渡来し、江戸時代初期から

観賞用に栽培されていたそうです。

和名は花の集まり(花序)を、小型の手まりに見立てて

名付けられたもの。

米粒くらいの小さな白い蕾が、あっという間に、花となって

開く。

そのスピードに驚きます。

 

オオデマリ(大手毬)

春の花というより、初夏の花なんですが、もう咲き始めて

いました。

 

 

 

真っ白なボール状の花を咲かせる落葉低木。

ヤブデマリの花(ガク咲き)が、すべて装飾花(手まり咲き

になったもの。

そのせいか、アジサイの花にちょっと近いような。

レンプクソウ科 ガマズミ属

 

ハナズオウ(花蘇芳)

紫がかった濃いピンクの花色、小さな蝶型の花の形が

印象深い。

葉が出てくる前に、花は枝から直接、いっぱいに咲き、

花つきがいい。

でも、塀越しで写すせいか、ボケてしまって……。

この花は、派手に咲くというよりも、ひっそりした印象

なので、うっかり写し忘れる年もあるので、今の時期、

気にしてチェック。

 

白花もあるそうで、出会ってみたいものです。

 

 

 

 

 

マメ科ハナズオウ属の落葉低木。

原産地は、中国。

江戸時代初期に日本に渡来。

開花期は4月。