沈丁花は、すっかり花が散り、もう緑の新芽で
おおわれていました。
ついこの間、花が咲いたことも、もう想像できないくらい緑。
ソメイヨシノは、花から新緑に変化していました。
春の花は、あっという間に咲き、あっという間に散りますね。
写すのを、後回しにしていたら、次に行ったときは、もう
終わっているなんてこともしばしば。
気づいたら、その時に写さないと……。
先週の日曜は「東立石の桜まつり」。
主に、沿道は、サトザクラの「関山」(八重桜)で、葉っぱは
茶色っぽく、盛りは過ぎた印象。
昨日の近所の公園の八重桜は、まだ美しく、葉っぱが青く、
くねくねと曲がった細い黒鉄のような枝が面白く……。
これは、関山と違う種類の八重桜かしらん。
いろんなお宅の軒下の花を撮っていると、
「さしあげましょうか」
と声をかけてくださる方が多いです。
いただいても、枯らしてしまって、まともに育ったことが
ないので、そのお気持ち、には、とても応えられず。
「もう歳だから世話するのも大変で、もらっていただいた方が
うれしいの」
心の中で「は?……」
どうみたって、わたしよリお若いですよ~。
もっとも、自転車用のヘルメットをかぶり、マスクをして
いるんですから、目だけで判断って、難しいでしょうが。
どっちかっというと、まん丸お目めだから、それがそう
思わせるのか……。
さて、ツツジの仲間ということもあって、ツツジの咲き具合を
見ていて、まだ大丈夫とののんびり構えていました。
いつもきれいに、何色ものシャクナゲを咲かせているお宅。
行ってみると、あら、なんと、ほとんどが終わっていました。
シャクナゲ(石楠花)。
ツツジ科ツツジ属。
原産地は、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ。
花木の女王といわれています。
開花期は、4月下旬~5月中旬。
今、出まわっているほとんどは、西洋シャクナゲ(アジア
原産種の改良交雑品種)。
花色は赤~白、黄色。
葉は輪生しやや下垂し、葉形は広楕円形で肉厚、光沢が
あります。
(かろうじて咲いていたシャクナゲ)
今もきれいに咲いているのは、「シャクナゲ太陽」
という種類でした。
木に短冊がさがっていたのです。
その「シャクナゲ太陽」を調べてみると……。
日本の育種家の和田弘一郎さんが作出した品種。
従来なら、暑さに弱かったこの花。
イタリアやインドの暑い地域に生える親を持ち、ずばぬけて
暑さに強い品種をつくったそうです。
ローズピンクが鮮やかな大玉のシャクナゲ。
早咲きで4月上旬から中旬が見頃。
ずばぬけて夏の暑さに強い種類。
この家には、すてきな花がたくさん咲いていました。
花の名はわからないのですが、造花っぽい、透明感の
ある花たちばかり。
植え込みに大活躍のレッドロビンが、赤く染まっていますね。
街の顔が、どんどん変わっていきますね。