私は英語がまあまあできますが、留学経験はありません。
ただ、アメリカ人女子大生と婚約していた頃に毎晩モーニングコールをしていたので鍛えられ、今は相手がネイティブじゃない限りたいがいの外国人よりは私の方が英語が上手いかと。
アメリカ人女子大生(元婚約者)はとにかく怒りやすい女(ひと)でした。
「殺す」とか「銃持って日本に殺しに行く」とかケンカになるたびに言われました。
ユー・ピッグ(お前みたいなブタ)、ユー・スラット(この売女)、イディオット(ばか者)、etc.
だから私は英語で
・ケンカ
・仲直り
・訴訟
が全てできて初めて「英語が使える」と言えるんだと思ってます。
というわけで、英語話者とケンカした時に使えるフレーズをいくつかご紹介します。
今回はケンカ編で仲直り編と訴訟編はまだですので、これを読んだだけで実践に移すのはまだ早いですからね~(汗
あと、相手によってはそのまま殴り合い・銃を持ち出すかもしれない(国外の場合)という可能性も考えてケンカするようにしましょう。
つまり、悪口は知ってはいても英語力が伴わないうちは使わない方が無難ということです。
<単語編>
names:
(ネームズ)悪口
ご存知、nameとは名前のことで、その複数形です。
ただ、名前の複数形で呼ぶとなると「サリー」は「ばか者」で「ふしだら女」……みたいに悪口を言ってる時ですよね。
だから、悪口のことをnamesと言うことがあります。
もしくはsay bad thingsとも言います。
例文)
Names never hurts me. :悪口言われたって痛くもかゆくもない。
Who calls me names? :私の悪口を言ってるの誰?
Irina said bad things about her husband a lot. :イリーナは彼女のダンナの悪口をしこたま言ってたよ。
enough:
(イナフ)もう沢山
これも、普通の文章で「十分に、十分な」という意味でも使えますがケンカで出てくる時は「もう沢山」の意味が多いです。
例文)
Enough! Stop making fun of me! :もう沢山! 私をからかうのは止めなさい!
idiot:
(イディオット)ばか者
似た単語に「idiom」(イディオム)がありますが、英熟語という意味で受験生はよく聞く言葉ですのでくれぐれも間違えないで下さいね(笑)
例文)
You idiot! Why didn't you ask his name? :こンのバカ! なんで彼の名前訊いておかなかったの!?
stupid:
(ステューピッド)ばか、ばかな
例文)
You were too stupid to take the chance. :あなたは愚かすぎてチャンスをつかめなかったんだ。
loser:
(ルーザー)負け犬
例文)
You are 52 years old and never worked before? You're such a loser! :あなた52歳で一度も働いたことないの? とんだ負け犬だね。
wimp:
(ウィンプ)いくじなし
これはあの名曲「前前前世」を歌ったradwimpsの名前でちょっと見慣れた人も多いのでは。
あのバンド名はrad(かっこいい、強い)とwimp(いくじなし)を組み合わせて「かっこいい弱虫」とか「見事な意気地なし」といった意味の造語なんだそうです。
例文)
You wimp! Why don't you say "I love you" to me! :このいくじなし! 私に「好き」って言えばいいじゃない!
whiner:
(ワイナー)愚痴り屋
これは愚痴を言い合って結束を強めるのが伝統の日本人にはちょい耳が痛い言葉かもしれません。
そんなグチグチ不平不満ばっかりの日本人に強気な白人少女が「You whiner!」(このワイナーめ!)ってイメージですかね。
ちなみに、美味しいワインを作ってるのはwinery(ワイナリー)。
ワイン職人がワイナーなんてとんだ風評被害、とイメージの関連で覚えておきましょう。
例文)
She is not a bad person but she is a whiner so I'm tired of talking with her. :彼女別に悪い人じゃないんだけどいつも愚痴ばっかりだから話すのイヤになっちゃった(飽きちゃった)。
※この例文は私が個人的に誰かのグチばかり聞いてイヤになったから思いついたということではありません。ご了承下さい。
annoying:
(アノイング)ムカつく、うざい
例文)
He is so annoying me. Can you change the seat? : アイツ(彼は)まじうざいんだよね。席替えてくれない?
creepy:
(クぅリーピィ)気持ち悪い
これはRの発音があります。ただの「リー」じゃなくて直前に「ぅ」(小さいう)を挟む感じで「ぅリー」と発音しましょう。
例文)
Mom! That guy is creepy, he kept watching me swimming for a long time. Please call the police. :ママ! あの男気持ち悪い、私が泳いでるのさっきからずっと見てるの。警察を呼んでくれない?
disgusting:
(ディスガスティング)キモい(生理的にムリな場合)
例文)
He eats his nose dirt, he is really disgusting. :アイツ自分の鼻くそ食べるんだよ、マジキモい。
slut:
(スラット)売春婦、ふしだら女
これは実際にそういう商売をしているかどうかじゃなく、女性の悪口でよく出てくる言葉です。
別に性産業に従事していない女性にもよく使われます。
日本人が「彼女すらっと細くてうらやましいよねー」なんて言うと、慣れない英語話者は「悪口か!?」と一瞬身構えちゃうみたいです。
またbimbo(ビンボー)という英語もバカ女、売春婦という意味があるので海外の人が
「あたし今月ビンボーなんだ」
なんて聞くと「えっ今月売春婦してるの?」なんてビックリしちゃうこともあるんだとか。
例文)
You slut! You date with my boyfriend! :このふしだら女!私の彼氏とデートするなんて!
skunk:
(スカンク)嫌われ者
例文)
Don't you know that you are a skunk? Everybody hates you. :お前自分が嫌われ者って分からない? みんなお前のことが大嫌いだよ。
gross:
(グぅロス)気持ち悪い(不快なほど太っているさまや胸くそ悪いさまも表す)
例文)
”I like that movie actress. Her boobs are big and sexy.”
"You are gross."
:
「あの映画女優好きだな。おっぱいがデカくてセクシーだ。」
「あんたキモい。」
<フレーズ編>
You're no match for my brains.
(ユーア ノー マッチ フォー マイ ブぅレインズ)
意味:あなたの脳みそは私以下(相手にもならない)
matchは試合や勝負での対戦相手のことです。
You are rude.
(ユー アー ルード)
意味:あんた失礼だよ。
たしなめる時、もっと上品に表現したい時はYou are being rude.(あなた今のはちょっと失礼ですよ)と現在進行形にします。
So what?
(ソー ホヮッ?)
意味:だから何?
使用例)
「ここはヨーロッパでも屈指の格式あるレストランなんだ。僕はよく来るんだけど、やはり繊細なソースと計算され尽くした(うんぬん)」
「So what?(だから何?)」
Mind your own business.
(マイン ドュア オウン ビズネス)
意味:余計なお世話だ、あなたには関係ない
使用例)
「お前の母ちゃん若い男と浮気して出て行ったらしいな?」
「Mind your own business.(お前に関係ないだろ)」
I wasn't born yesterday.
(アイ ワズン ボーン イェスタデイ)
意味:なめんなよ
直訳すると「こっちは昨日生まれたわけじゃないんだよ」、つまり「お前が思うほどこっちは世間知らずでも無知でもない」といったニュアンスになります。
ただ、英語に慣れない日本人が「I was born yesterday!」と強く「こっちは昨日生まれたんだよっ!」と相手の侮辱を全肯定しちゃったという失敗談もよく聞きます。
慣れないうちは「I was not」とnot(ナット)を省略せず強く言うか、使用を避けるのが無難かもしれません。
使用例)
「これがはさみ。ほーら、こうやって使うのよ。わ・か・る? おばかさん♪」
「I wasn't born yesterday.(なめんなよ。)」
という感じでしょうか。
アジア人によくある失敗が
「悪口を言われた時、軽蔑 or 罵倒された時、『勉強や仕事で見返してやればいい』と思いぐっとこらえてその場では何も反論しない」
というもの。
日本ではケンカをスルーできた人が褒められますが、海外(特に欧米)でそれをやると
「そうです。おっしゃる通り私はどうしようもない人間です。今後ともどうぞご自由にののしって下さいませ。」
と言ったのと同じ意味を持ってしまいます。
せめて「Stop your bad mouths.」(スタップ ユァ ベァッド マウズ:悪口はやめなさい)くらいは毅然と言っておいた方がナメられず余計なトラブルも回避できます。
海外でも温厚でめったに他人を悪く言わない人は好かれますが、「ケンカができない」のと「いざとなったらケンカはできるけどあえてしない」のは別物。
日本人は特に「必要な時に戦えない」、「何を言われてもヘラヘラ笑っている」と見られる傾向があるので、海外に行く前にケンカ&仲直りできる英語力は身につけておいた方がいいです。
そして、「じゃあ英語に自信ないから国内にずっといよう」だとますます「日本にいる日本人は腰抜けばかり」とナメられるので、学生時代にちゃんと勉強した人ならば英語でケンカ&仲直りができて欲しいものです(と、個人的には思っています)
<今回の参考HP>