あかねさす紫の花 2002年花組 (平成14年) | 後輩が怖すぎて食堂に行けません

後輩が怖すぎて食堂に行けません

一人生んで職場復帰したら、仕事もろくにできない後輩から「パートじゃダメなんですかぁ?」と言われて傷ついてから食堂に行けなくなったメンタル豆腐の女。いわゆるワーママ。できるかも分からない二人目不妊治療中

「あかねさす紫の花」は何度も再演してきた名作です。
正直、どなたがやったものも一見の価値あり。と思います。
柴田作品はクオリティの割に、ちょっと地味な雰囲気なのですが、この作品は日本もの、さらに万葉とあってかなり豪華なのも再演される理由かな、と思います。

2018年、博多座での再演も記憶に新しいかと思います。私は2018年版はまだ見ていないのですが、2002年版のこの公演も生では見ていません。この作品、人気が高くてなかなかとれず、生でみたのはあさこさんの全国ツアーくらいですね。
普通、記憶に残ると言えば、やはり実際にみたものの方が残りそうですよね。
私もこの年は他の大劇場公演とかなり迷いました。しかも実際にはみていないし。

が。

ビデオ(当時はまだビデオでしたよね?)でみた、寿美礼さんの


「くどーーーーーーーーーーーい!!」

が忘れられません。
あんないい声でそんなこと言われたら黙るしかない。
そのあとの、あさこさんの悔しがりかたも分かる(笑)

この「くどーい」は、仕事の飲み会の時、おじさまがたが繰り返す自慢話を受け流すときに、心のなかでリフレインするのが効果的です。
それ以外にも、自分がくどくどとくだらないことを悩んでいるときに、このシーンだけこっそり見ると気分が晴れます。



次点というか、最後まで迷ったのが
「LUCKY STAR 」です。
ってか、タイトルに含みがあってひどい、と当時は話題に、、、なりませんでしたっけ?
タータンはかなりの実力者でしたが、雪と花をたらい回しにされた挙げ句、新専科でまたいいようにやられ、やっとトップになれたけど縁のない星組。しかも東京宝塚劇場こけら落としのため、大劇場ではなく東京でのお披露目、しかも芝居もショーも新作ではないという不運なトップスターのタータンに、「LUCKY STAR 」って!!!
スターになれて良かったね、的な?劇団はタータンをトップにしたくなかったんでしょうかねー。でも中国行ってますよね。私、タータンのファンではなかったですが、タータンの短いトップ人生を考えると見ておきたくて中国まで行きました(笑)
そんなLUCKY STARですが、そんなことは全く感じさせないラストの燕尾が見所です。
星組人材豊富だな、と思わせ、どこを見ても隙のない布陣になってました。顔で踊ってますけどね(笑)

もうひとつの次点は、「With a song in my heart」のいわすもがな、チャイナドールのリフトシーンです。あれは本当にすごかった。口があんぐりしました。
あれもわたる氏チャイナでしたね。いやぁ。あなんであんなに似合うんだろう。

最後に次点というかどうしてもこれだけは紹介しておきたい「愛、燃える」のラストシーン。
これね、わざわざ風を受けにいって、愛する人の名前叫ぶんですよ。
しかもせりあがっていく(笑)
でも愛する人は下がっていく。
ラストなのに笑ってしまいそうでした。いいシーンでしたけどねー。


こうかくとなかなかひとつには絞れないですねー。まだまだ書きたい。