どこまでも安全運転で、『ライド・オン』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『ライド・オン』

【評価】☆☆(☆5つが最高)

【監督】ラリー・ヤン

【主演】ジャッキー・チェン

 

 

【あらすじ】

 香港で活躍したスタントマンのルオだが、ケガと借金で落ちぶれてしまい現在は撮影所の傍で愛馬と共に細々と暮らしていた。

 

 

【感想】

 偉くなりすぎるのも辛いものだと感じてしまった。ジャッキー・チェンは、国家を背負う役割を担っているようにも思える。この映画では老いたスタントマン役。イメージを壊すことなく善人ぶりをみせていた。人情ものに動物映画を掛け合わせたような内容で、感動的なシーンがいくつも用意されていた。ただ、分かりやすい演出と音楽には付いていけなかった。過去のアクションシーンにはグッときたが、その後には寂しさが湧いてくる。ジャッキー・チェンがジャッキー・チェンに食われてしまったよう。