金の鉱脈は掘り当てられるか、『エヴァ』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『エヴァ』

【評価】☆☆☆(☆5つが最高)

【監督】テイト・テイラー

【主演】ジェシカ・チャスティン

 

 

【あらすじ】

 組織の暗殺者エヴァは、ターゲットに話し掛け殺される理由を知ろうとした。だがその結果、組織から疎まれるようになる。

 

 

【感想】

 人種やジェンダーの差別に敏感なアメリカの映画業界では、女性を主人公にした新しいアクション映画を作ろうと躍起になっている。この映画でもジェシカ・チャスティンを主役迎え、凄腕の暗殺者というキャラクターを演じている。ただしストーリーはどこか「ニキータ」っぽく、斬新さは影を潜めていた。そして観客の多くがオジサン、という問題もありそう。女性を主人公にして、オジサンの共感を得る物語を作るのは容易ではない。キアヌ・リーブスやリーアム・ニーソンの底堅さを改めて感じた。それでも観客を一新させるアクション映画を観てみたい気はする。