オモチャは飽きる、『トランスフォーマー/リベンジ』 | 平平凡凡映画評

平平凡凡映画評

映画を観ての感想です。

【タイトル】『トランスフォーマー/リベンジ

【評価】☆☆(☆5つが最高)

【監督】マイケル・ベイ

【主演】シャイア・ラブーフ

【製作年】2009年


【あらすじ】

 地球を守る金属生命体の存在を知っているサムは、晴れて大学生となった。気ままな大学生活を送るつもりのサムだったが、再び地球が危機に瀕していることを知る。悪の金属生命体が再び力を取り戻し、古代に作られた巨大な装置を起動させ地球から太陽を奪い取ろうとする。そしてサムは、知らないうちに重要なキーを手にすることになる。


【感想】

 賑やかな映画で、ハリウッドの超大作に相応しい派手派手しさがあった。お腹がいっぱいになる程のCG映像がてんこ盛りで、目を飽きさせないアクション映画になっていた。映画は視覚といった感じ。ただ、前作では驚くことがばしばだったロボットの変身シーンには随分と馴れてきた。


 ストーリーは、日本の戦隊モノやウルトラマンシリーズに通じるものがあった。異星人である金属生命体が“善チーム”と“悪チーム”に分かれて戦い、その間に人間の若者たちが入り“善チーム”に肩入れするというもの。シンプルな勧善懲悪ものではあるが、太古の時代が出てきたりして話しがやや複雑になっている。


 しかし、ロボットがペチャクチャと喋る内容にはなかなかついていけない。途中から、どうでもいいやという気にもなってきた。子供が観ても楽しめる映画だとは思うが、あっけらかんとしたアメリカ人好みの作りには段々と飽きがくる。さすがに140分を超えて観続けられる映画ではなかった。