GHOST @シアタークリエ (2021.03.07.12:00) | 大空のゆめ

大空のゆめ

空が大好き。
飛行機も大好き。
舞台も大好き。
好奇心いっぱいで
夢が広がる。

GHOST の再演を鑑賞しました。
 

前回は、ストーリー展開を知らないうえで観たものですから、あっと驚くことばかりでしたが、今回は、展開を知っているし、誰が犯人かもわかったうえで観たので、舞台上の俳優さんの雰囲気を存分に楽しめました。
アンサンブルでも結構推している人たちがいますので、その動きをよく見ることができました。
また、影コーラスでも皆さん頑張っているので、このカンパニーはプリンシパルだけでなく全員で創り上げているなと感心しました。

やはり、この舞台転換の時の大道具の移動がすごいです。照明を薄暗くした中で、大きな舞台装置を移動しているのは、大変だろうなと思います。

今回見落として、「しまった! 」と思ったのは、格闘の末殺されてしまって、GHOSTとして身体から分離する場面です。残念なことに、前の人の頭が邪魔で、舞台床面をうまく見ることができなくて、気が付いたら、サム(浦井健治)が走り出していて、舞台床上に残った身体(どなたが演じているのかは結局わかりませんでした)と上手に分離していました。分離する瞬間は見ることができませんでした。リピート観劇すればわかるのでしょうけど、1回こっきりでは、分離の瞬間は見ることができません。
以前ラブネバーダイを見たとき、バーテンダーがパっとファントムに入れ替わる瞬間は、2回目の観劇で、そこを注視していたので、どう入れ替わるのかがわかりました。

物語の話に戻りますと、

しかしまあ、性格の全く異なるカップルが、死別して愛のきずなを再確認するというのは、いいストーリーですね。

観ていると、本当にこの二人に引き込まれます。

これぞ、「生まれ変わっても、一緒になりましょうね」という雰囲気ですね。←これ、木村拓哉主演のテレビドラマHEROの第3回で、松たか子さんが半ば冗談で木村拓哉に言っていたシーンの言葉です。何回も擦り切れるほどビデオを繰り返してみていました。(^_-)-☆

オダメイ(森公美子)はますます立派になって、貫録を示していたように思います。それにしても、森さん可愛らしいですね。
オダメイのアシスタント(松原凜子、栗山絵美)のお二人は、オダメイの傍にいてテキパキ動き、そして華やかさを際立たせていました。

以前から推している華花さんはGHOSTには初登場なので、どんなかなー と思ってみていたら、すごいダンスがお上手で、感心しました。日頃見る舞台では、これほどのダンスシーンがなかったので、すごいと思ってみることができました。

湊陽奈さんは、動けば、大迫力、歌えばさらに大迫力で、老婆役健在でしたね。

そしてラストシーン

「またね~」
「またね~」
「さようなら」

最後の一声、これは、涙をこらえてみていても、最後の最後、観客に「さあ泣きなさい!」と言っているような究極の最後の一振りという感じですね。きっちりしてやられましたよ。
そう言いつつも、最後の階段の大道具。踊り場から上の階段は、きっと人が乗れないような強度計算なんだろうなとか、手すりがないなぁとか割とくだらない検討をしている自分もいました。