様々な出会いに感謝!!
今回の富士登山競走は、一人で参加しただけに、多くの人とふれあうことができた。
本部の方、ラーメン屋のおやじさん、シャトルバスでとなりになった方、スタートラインで一緒になった方、走りながらとなりにいた方々、山頂で同時にゴールした方、山頂のベンチで隣り合わせてコーラを飲んだ方、下山途中で一緒になったK.Nさんとその仲間達、下山のバスで隣り合わせになった方、駐車場へのバスで隣り合わせになった方…本当に多くの方と巡り会い、一期一会の会話から多くのことを教えてもらった。
本当にすばらしい人々、こんなチャンスに恵まれたこと、感謝です。つくづく、自分はツイていると、実感した大会でした。ありがとうございます。
K.Nさんに13秒差でマケタ!
富士登山競走は、ゴールしても終わりではない。
山頂から5合目のバス停まで、徒歩で降りてこなければならない。
5合目を出るバスは13時30分が最終と言うことになっている。
だから、ゴールしても、感動もさめやらぬうちに、下山路につくことになる。
とぼとぼ、降り始めて途中で、一人の女性K.Nさんと一緒になった。
「どうでした?」なんてはじまり、いろんな話をした。
K.Nさんは、奈良から女子5人組での参加。
昨日は6回も乗り物を乗り継いで、6時間半かけてやってきたとのこと。
Bブロック(ブロックは早い順にA・B・Cと別れており、自分はCブロックだった。)の彼女は、
昨年5合目に参加し、1時間56分48で堂々8位入賞した、強者である。
フルマラソンでは3時間13分がベストと、やはり、マラソンも早い。
サブ3をねらう私としては、根ほり葉ほり、いろんな事を質問させて頂いた。
その結果、スピード練習をすることの重要性がよくわかった。
K.Nさんは、一人ではできないので、チームで練習しているそうだ。
これについては、その後乗り込んだ下山バスで隣り合わせになった浜松で単身赴任の千葉の男性も同意見だった。
彼は、走りのグランドスラム(100kmウルトラでサブ10、フルマラソンでサブ3、富士登山競走完走)を目指していたが、今回は残念ながら、8合目リタイアだった。
フルマラソン3時間3分 100kmウルトラ9時間16分と、すばらしい記録を持っており、グランドスラムも間近だ。
2人から共通して学んだことは、
①スピード練習をすれば、早くなるし、心肺も強くなる。
②富士登山競走でゴールできる心肺があれば、マラソンはもっと早くなれる。
なるほど、そうか、私自身にその鍛錬が足りないんだな。
と言うことがよくわかった。
今しがた、登山競走のパンフレットを眺めてみたら、K.Nさんは、私と同じ歳だった!!
そして、富士登山競走HPで速報値を確認したら、何とK.Nさんは、私の13秒前にゴールしていた…。
来年も、お互い元気でチャレンジし、再会できることを祈ろう!
富士登山競走 記録訂正!
| 1893 | 955 | 山頂コース男子 | 1:04:59 | 2:04:43 | 3:47:21 | 4:22:55 |
今、富士登山競走の公式HPを覗くと、結果速報が出ていた。
順位は955位…うーん、そっか、自分より早い人が、994人もいるんだな…まだまだだね!
馬返し 1時間4分49秒
5合目 2時間4分43秒
8合目 3時間47分21秒
山頂 4時間22分55秒
自分の時計でも、4時間22分56秒のラップが記録されていたが、そちらが正解でした。
イヤー、ウレシイ!!
富士登山競走 完走記
7月22日(金)
朝の富士吉田市役所本部の気温16.5度。
富士山山頂の気温10度。
気温差のない最高のコンディション。
午前7時、Cブロックの並びは後方である。
マイクの調子が悪く、市長の激励もとぎれとぎれ。
と、列がずずっと、前に動き出した。
「あれれ?スタートしたのか??」周囲がざわめく。
と、その直後にどーんと花火が上がり、スタート。
馬返しまで1時間5分を切る事を念頭に、飛ばす。
坂道練習の甲斐あって、坂道に対する、メンタルは全く問題ない。
どんどん、抜かして行く。Bブロックの人達が増えてくる。
浅間神社15分24秒。 給水を受けて、ひたすら登りの一本道を走る。
きつい、今できる最大の力を出して走る。
呼吸がきつい。でも走れる。
前に走る人のシューズと、流れる地面だけを見つめて走る。
「こんなにきつくて、大丈夫か!?スタート直後の今、こんなにきつくては、とうてい山頂は無理ではないか…」柄にもなく、不安がよぎる。
ふと、目を上げて前を見る。
登りの直線道路一面、ずーっと先まで、ランナーの背中が見える。
「みんな、きつくないのだろうか?いや、この中に、一人として楽なランナーはいないはずだ。」
「彼らが走っているから、自分も走れる。自分一人では、このスピードで走れる自信がない。」そう思うと、参加しているランナーに感謝の気持ちが沸いてくる。
と、同時に、主催者、ボランティア、関係者すべてに、感謝の気持ちが沸いてきた。
中野茶屋39分42秒 給水 立ち止まって水を飲もうとすると、吐き気がした。少し呼吸を整え水を流し込み、スタート。
ここからは、未舗装の林道だ。傾斜もきつくなる。「あれ?坂はもっときつかったはず…??」昨年の感覚とは違う。これも、坂道トレーニングの成果か。
黙々と走る。とにかく、馬返しに1時間5分までに着きたい。
馬返し 1時間4分53秒 目標クリア 給水、塩、氷砂糖
ここからは山道。すでに渋滞気味。少しづつ抜かしはするが、なかなか進まず。
しかし、これまでの様に心肺限界と言うことはなく、休憩しながら、登る感じだ。
5合目近くで、となりにいた人に「もうすぐですよね」と聞くと、赤シャツのおやじが「大丈夫だ。このペースなら山頂は間違いない。8合目は3時間10分くらいで行ける。」と太鼓判を押してくれた。「よっしゃー!」と喜んだ自分は、浅はかだったと気づくのに、1時間はかからなかった…。
5合目 2時間4分40秒 ほぼ、予定通りのペース。給水、塩、バナナ、梅干し
森林限界を超え、ざれ場に入る。走れない、早歩き。一歩でも、前へ。一時も休まない。7合目までは比較的、あっという間だった。
が、8合目は遠かった。いくつもの小屋を過ぎ、いくつかの給水を経て、
足は、つりそうだ。まずはふくらはぎから始まり、それが治まる頃には、太股ハムストリングに来て、そして、おしりの中でん筋へと、移っていった。
このころには、今できる力で、マイペースに止まらずに歩こう。と、
昔、縦走をした頃のねばり歩きに徹していた。おのずと、スピードは出ない。
ただ、これが精一杯だと、これがベストだと思っていた。
なぜなら、山頂まで足を持たせるには、無理は禁物と思ったからだ。
それでも、何とか8合目に到着。
8合目 3時間47分19秒 赤シャツの予言より37分遅れだ。 水、塩、バナナ
標高3100m あと670mの登りだ。 時計を見る。「あと、40分!」
山頂を見上げる。まだまだ先だ。「間に合うのか…」
しかし、足は動かない。
無理して、少しバランスを崩せば、太股でもふくらはぎでも、すぐにつってしまいそうな状況。
登山用の石の道標が見えた。”この先、山頂400m30分”
時計を見ると、4時間30分の制限時間まで残り19分…。
「うわ、無理かもしれない…、ここまで来て、数分で間に合わないのか…!!」
しかし状況は変わらず、前後の人と、抜きつ抜かれつ、はい登る。
そんな、閉塞感の中、山頂から声が聞こえた。
「もう少しだ、間に合うぞ、走れ!」
すると、数メーター後ろから声がかかる。
「もう少しだ!みんなで力を合わせて、行くぞ!」
すると、「オー、オー、オー」と、雄叫びがあちこちから上がる。
動かないと思っていた足も、雄叫びを上げて、前を向いたときから、
少しづつ、動くではないか!
いつの間にか「走れー!」と、叫んでいる自分がいた。
山頂の鳥居が見えるころには、転がる様にもつれそうな足を、前に前に出していた。
そして、ゴール!!
思わずとなりの人と、肩をたたき合いながら、「やったね!ありがとう!おめでとう!」と、握手をしていた。みんな笑顔だった。
ゴール 4時間26分48秒
富士登山競走は、本当に試練だと思った。4時間30分のかべは、きつい。
しかし、きついからこそ、そこに向けて、もがくのだ。
それも、一人ではもがけない。
みんなで走っているからこそ、もがけるのだ。
ゴールして再度、感謝した。
ありがとう。ランナーの仲間!
ありがとう、スタッフの方々!
来年も、きっと戻ってきます。この山頂目指して…。
