Fri 211231 今年も無事に過ごせた／10800人とナマで向きあう／訪問した街 4154回
こんなに陽気なサトイモが、のほほんと鼻ちょうちんを膨らませながら居眠りしていても、そのバカバカしいお顔をこっそり写真に撮ってSNSにアップする人だっているだろう。
もちろん高級オジサマ♡イマイは、鼻ちょうちんなんか膨らませたことは一度もないつもりだが、そう見えるように写真を加工するぐらい、朝メシ前だという人も少なくないはずだ。いやはやコワくて居眠りもできない。
まあ、20年ぐらい前のビンビンに張り切ったワタクシは、わざわざ人の憎しみを買うような「若気の至り」的な言動も少なくなかった。それがいまだに尾を引いて、どこかで誰かがコッソリ「あの短い足を引っ張ってやろう」と頑張っていてもおかしくはない。
（大晦日は、ネコたちの古い写真を眺めて過ごす １）
12月16日、「サントリーホールの客席で殴り合い」という事件があった。これは諸君、やっぱり大変なことだ。クラシックのコンサートを２時間も３時間も満喫して、みんな心は優しく癒されているはずなのに、スタンディング・オベーションの真っ最中に客どうしの殴り合いが始まったというのだ。
演劇でもオペラでも、歌舞伎でも文楽でも、客席での軽い睨み合いや舌打ちの応酬はつきものだ。例えば帽子をかぶったままの観劇、腰を浮かして前かがみになっての観劇は、後ろの客から見ればたいへん迷惑であって、ボーシや背中が邪魔になって舞台が半分隠れてしまう。
いつだったか、ニューヨークでミュージカルを楽しんでいた時に、ワタクシのお隣のカップルが恥ずかしいほど激しくイチャイチャしはじめた。何しろアメリカの人だから、薄暗い場所でのイチャイチャぐらい構わないと思ったんだろうが、男子の長い長いアンヨがグイグイ、今井君の短いアンヨに食い込んでくる。
こういう場合、決して暴力的な反応を誘発しないように、巧みに相手を説得しなければいけない。「チッ」と舌打ちするとか、相手の長いアンヨを手で押しのけるとか、その程度でさえ相手が逆上する可能性は否定できない。
まああの時は実にうまく行ったというか、相手の男子がおそらく知的だったのだろう、右手の指先の動きで「静かにしてくれないか？」と軽く表現してみると、彼は一度で理解したらしく、それっきりイチャイチャはおしまいになった。
（大晦日は、ネコたちの古い写真を眺めて過ごす ２）
しかし、理解してくれない人は少なくない。咳止めキャンディを口に入れたはいいが、そのキャンディの包み紙を延々とチリチリ＆チリチリもみ続ける人もいる。隣の人が扇子を激しくパタパタさせて、扇子の動きが気になって演劇に集中できないこともある。
その類いのことは、ぎっしり満員の予備校の教室なんかでもしょっちゅう起こっていたんじゃないか。しかも予備校の教室は、17歳18歳19歳の血気さかんな若者ばかりだ。
下敷きでパタパタ顔を仰ぐ人が隣に座れば、とても授業に集中できない。授業中もボーシを脱がない人が前席を占めれば、センセの板書がものすごく見づらくなる。
（大晦日は、ネコたちの古い写真を眺めて過ごす ３）
「私語厳禁」と貼り紙があっても、先生の言葉にいちいち小声でケチをつける２人組や３人組は必ず存在する。そういうグループが後ろの席をしめ、延々と先生の揚げ足をとりつづけるのを聞かされると、我慢しても＆我慢してもついには堪忍袋の緒が切れる。
だから今井はどんな講演会でも公開授業でも、司会の方にお願いして「私語厳禁」を徹底してもらう。昔は今井もコワーイ先生を気取っていたから、私語が目立つ生徒には厳しく退場を命じたりしたものだが、「キミ、出て行ってくれませんか？」の類いの場面が一度でもあれば、空気は完全に凍りついて、講演も授業も台無しになりかねない。
（大晦日は、ネコたちの古い写真を眺めて過ごす ４）
しかしやっぱり、あんなに知的なサントリーホールでさえ殴り合いに発展することがあるのだ。まさか２人組やら３人組が演奏者の揚げ足をとったとか、そういうことではないと信じたいが、予備校の大教室なら、好きな先生の悪口を聞かされて腹に据えかね、「思わず一発」なんてのもありそうな話じゃないか。
「教室内での乱闘」みたいなのは、さすがに願い下げだ。20年前の代々木ゼミナールなんかだと、生徒たちが好きな先生ごとに派閥をつくり、〇〇先生派とかアンチ△△派とか、勉強熱心なあまりに「ほほえましい対立」がそこいら中で頻発していた。
しかしやがて、派閥どうしで睨み合い、「ガン」の飛ばし合い、揚げ足の取り合い、席の奪い合い、それこそ何でもありの状況に発展。幸いにというか不幸というか、ちょうどその頃からネット上でのののしりあいが主流になって、今回のサントリーホールみたいな「ついポカリ」という事態にはならなかった（らしい）。
（本年中も、いろいろありがとうございました）
さて１年のしめくくりにあたり、来年もまた無事に365日を過ごせるように天に願いたい。今年はコロナの影響もあって、海外に出ることはもちろんできなかったが、国内での出張旅行も例年よりグッと少なめになった。恒例になるが、2021年のワタクシがお仕事で訪問した街は以下の通りである（重複は複数回の訪問を示す）。
合計72回。いつもの年は約100回だから、コロナの影響はワタクシの活動にとっても非常に大きかった。それでも１回平均150人として、ナマで向き合った生徒諸君の数は10800。今年もまた光栄なことに、１万人を超える諸君と90分、貴重な時間を過ごすことができた。
北海道：札幌 札幌
宮城県：仙台
山形県：山形
千葉県：新浦安 新松戸 千葉 海浜幕張
東京都：亀戸 池袋 武蔵境 北千住 新宿
神奈川県：二俣川 平塚 新百合ヶ丘 横浜 厚木 藤沢
静岡県：静岡 沼津 静岡
岐阜県：岐阜 岐阜
富山県：富山 富山
滋賀県：草津 草津
京都府：京都 京都 京都
奈良県：奈良 橿原神宮 奈良
大阪府：岸和田 京橋 千里中央 梅田
兵庫県：川西 長田 姫路 豊岡 西宮 伊丹 塚口 明石 西宮
和歌山県：和歌山
岡山県：岡山 岡山 岡山
広島県：広島 広島 広島 広島 呉 西条 広島 広島 福山
山口県：山口 防府
香川県：高松 高松
愛媛県：伊予三島
福岡県：大牟田
熊本県：八代 八代
長崎県：長崎
大分県：大分 大分
沖縄県：那覇
こうして振り返ってみると、2021年の今井はグイッと西日本に傾斜している。中でも兵庫県と広島県がすげー多かった。何だか広島にばっかり行っている。
しかしこれは別に「生ガキとお好み焼きが大好きだから」ではないし、何かプライベートな♡理由でもない。広島からの嬉しいご招待が次から次へと相次いだせいである。
まもなくやってくる2022年は、どうなるだろうか。まだ思い切って海外に旅立つチャンスはやってこない。事情が許せば「年末に２週間ほどメルボルン」という話になるかもしれないが、オミクロン軍などによる妨害は確実。海外は2023年までオアズケになりそうだ。
国内の出張はどうか。いやはや諸君、現段階での2022年早春スケジュールは、腰を抜かすほど強烈だ。特に３月上旬から下旬にかけてのスケジュールは「猛烈」の域に達している。旅程を考えるだけで狂喜乱舞、普通の人なら疲労でひっくり返りそうなスケジュールを眺め、日々ニタニタ＆ニヤニヤしている今井なのである。
ただしここでも、オミクロン軍が心配。嬉しいスケジュールのいくつかが中止に追い込まれるんじゃないかと、そればかり心配しながら、いよいよ始まる除夜の鐘を待ち受けている。全国の諸君、もっともっと今井を呼んでくれたまえ。
（2022年、こうやって大爆笑の連続ができる年にしたいですな）
なお、今年の最後に、「コロナなしの時代」のワタクシがどれほどエネルギッシュに日本と世界を駆け巡っていたかを、読者諸君にも振り返っていただきたい。お見せするのは、2014年・2015年・2018年の大晦日記事からの抜粋。いやはや、早くまたこの激しい時代に戻って欲しいものである。
「Sun 141207 １年を締めくくる マルセイユの夕陽 103＋29（夏マルセイユ滞在記７）」
☆ 2014 仕事で訪れた街（103）
北海道：釧路 室蘭 函館 旭川 札幌 札幌 函館 釧路
山形県：山形
新潟県：新潟 上越 燕三条 新発田 長岡
群馬県：前橋 前橋
茨城県：土浦 日立
埼玉県：川越 熊谷 浦和 川口 南浦和 熊谷
千葉県：千葉 柏 新松戸 稲毛海岸
東京都：本郷三丁目 巣鴨 新宿 練馬 赤羽 錦糸町 国立 北千住 新宿 荻窪 渋谷 府中 池袋 新宿 新宿 巣鴨 金町 石神井
神奈川県：横浜 あざみ野 武蔵小杉 向ヶ丘遊園 二俣川 新百合ケ丘 日吉 たまプラーザ 中央林間 藤沢 大磯 横浜
山梨県：河口湖
長野県：長野
石川県：金沢 小松
静岡県：静岡 静岡
愛知県：名古屋 豊橋 岡崎
滋賀県：近江八幡
京都府：京都 京都
大阪府：岸和田 梅田 京橋 茨木 上本町 難波 岸和田 松原 香里園
奈良県：奈良 大和八木
兵庫県：神戸 甲東園 西宮 明石 加古川 神戸 西宮
広島県：広島 東広島
山口県：新山口 徳山
香川県：高松 高松
徳島県：徳島
福岡県：福岡 福岡 大牟田 筑前前原
大分県：大分
長崎県：長崎 諫早
熊本県：玉名
☆ 番外編（29都市）
オランダ：アムステルダム デルフト デンハーグ アルクマール グロニンゲン キンデルダイク キューケンホフ ライデン ハーレム ザーンセスカンス ユトレヒト ロッテルダム
フランス：マルセイユ エクスアンプロヴァンス ニーム アルル アヴィニョン ラ・シオタ カシス ポンデュガール レ・ボー エグモルト パリ
イタリア：フィレンツェ ローマ ボローニャ ピサ ヴェネツィア
シンガポール：シンガポール
「Mon 151207 今年もお世話になりました 2016年も、またよろしくお願い申し上げます」
☆ 2015 仕事で訪れた街
北海道：室蘭 釧路 釧路 小樽 札幌 札幌
青森県：八戸
岩手県：花巻 花巻
茨城県：土浦
埼玉県：熊谷 大宮 与野 川越 熊谷 川越 草加 大宮
千葉県：北習志野 柏 松戸 北習志野 千葉
東京都：北千住 町田 西新宿 調布 金町 人形町 武蔵小金井 北千住 本郷三丁目 立川 池袋 蒲田 国立 吉祥寺 大泉学園 渋谷 新宿 赤羽 新宿 成増 新宿 新宿 練馬 北千住 府中 巣鴨 町田 立川
神奈川県：橋本 武蔵小杉 大和 相模大野 二俣川 向ケ丘遊園 藤沢 藤沢 平塚 青葉台 横浜センター南 新百合ケ丘
静岡県：静岡 浜松 静岡 静岡
富山県：富山
石川県：小松 金沢
愛知県：豊橋
岐阜県：岐阜
三重県：津 津新町
京都府：京都
大阪府：八尾 千里中央 茨木 京橋 枚方 岸和田 四条畷 上本町 堺東 泉大津
奈良県：橿原 奈良 橿原
和歌山県：和歌山
兵庫県：姫路 明石 西宮
広島県：広島 福山
山口県：宇部
徳島県：徳島
愛媛県：松山
福岡県：福岡 久留米 福岡 福岡 福岡
熊本県：熊本
鹿児島県：鹿児島 鹿児島
沖縄県：那覇 浦添 東風平 那覇
番外編
イタリア：ナポリ カプリ ソレント サレルノ アマルフィ
ラヴェッロ ポジターノ プローチダ
フランス：マルセイユ エクサンプロヴァンス リヨン
ドイツ：ベルリン ライプツィヒ ドレスデン ハンブルク
ブレーメン
アメリカ：サンフランシスコ スタンフォード バークレー
「Mon 181231 戌年の仕事納め／合計15000人と向き合った／間もなく除夜の鐘 3780回」
2018年、仕事で訪問した街
北海道：函館 札幌 札幌
青森：青森
岩手：新花巻 新花巻
宮城：白石
茨城：つくば 水戸
埼玉：大宮 春日部 浦和
東京：綾瀬 成城学園前 下北沢 国立 市ヶ谷 池袋 荻窪 石神井 池袋 市ヶ谷 西葛西 新宿 新宿 立川 池袋 武蔵境 新宿 新宿 町田 本郷三丁目 巣鴨 荻窪 池袋 金町
千葉：西船橋 柏 市川 海浜幕張 新松戸 松戸 稲毛海岸
神奈川：湘南台 向ヶ丘遊園 橋本 大和 新百合ヶ丘 向ヶ丘遊園
山梨：河口湖
長野：松本
静岡：浜松 沼津
愛知：半田 名古屋
岐阜：岐阜
富山：富山
石川：小松 金沢
福井：福井
京都：京都 京都
奈良：大和八木 橿原神宮 大和八木
大阪：豊中 梅田 阿倍野 八尾 岸和田 堺 茨木 京橋 京橋 京橋 岸和田 京橋
兵庫：西宮 姫路 加古川 豊岡 西宮 神戸
広島：広島 福山 三原 福山 広島
香川：高松
愛媛：新居浜
福岡：久留米 行橋 福岡
熊本：熊本
鹿児島：鹿児島
沖縄：浦添 沖縄 浦添 沖縄
番外編
フランス：トゥールーズ アルビ ルルド ポー サンマロ サン=ジェルマン・アン・レー パリ
イタリア：シルミオーネ デセンツァーノ ペスキエラ マルチェージネ リモーネ リーヴァ パヴィア ラヴェンナ ジェノヴァ チンクエテッレ ミラノ
イングランド：ストラッドフォード・アポン・エイヴォン ロンドン
1E(Cd) Solti & Vienna：WAGNER／DIE WALKÜRE 4/4
2E(Cd) Mascagni & Teatro alla Scala di Milano：MASCAGNI／CAVALLERIA RUSTICANA
3E(Cd) Molajoli & Teatro alla Scala di Milano：LEONCAVALLO／I PAGLIACCI
4E(Cd) Akiko Suwanai：DVOŘÁK VIOLIN CONCERTO & SARASATE
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