Thu 180712 サウナな暑さ/翳りも衰えもナシ/神奈川・大和の大盛況/別条なし 3665回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 180712 サウナな暑さ/翳りも衰えもナシ/神奈川・大和の大盛況/別条なし 3665回

 またまた東京と大阪をとんぼ返りで往復する日々が始まった。7月8日が西宮、9日が神奈川県の大和。昨夜は東京の立川で仕事をして、今は羽田空港のスイートラウンジ、これから大阪伊丹空港に飛ぶ。

 

 今夜は大阪・京橋で仕事をして、明日は神奈川県の新百合ヶ丘。明後日は向ヶ丘遊園。いやはやマコトに忙しい。夏シリーズの締めくくりになる「河口湖合宿」も迫ってきた。今年で14年目、たっぷり補助教材を使って、参加者諸君をグイグイ鍛えちゃおうと張り切っている。

 

 しかも諸君、それでも今井は遊ぶのである。15日・16日・17日は京都の祇園祭に闖入する。宵々山に宵山に、16日深夜の日和神楽(ひよりかぐら)にも参加して、17日午前の山鉾巡行まで満喫する。それなのに、その日の18時には、東京・池袋に出現する予定。サトイモと言ふものはマコトに恐ろしい。

         (夏の雲。千葉県上空にて)

 

 さて、7月9日午前7時、今井君は大阪梅田のインターコンチネンタルホテルで目が覚めた。昨日は真夜中過ぎまで、梅田「Buzz」の心のこもったフレンチを満喫していたんだから、こう見えてなかなか勤勉なサトイモなのだ。

 

 2年前だったか3年前だったか、ふとこの店で「イタリアのワインが好き」と発言したのをよく記憶していらっしゃって、鴨肉料理にピッタリのバローロを1本、ちょうどいい温度にして待ち受けてくれていた。

 

 今年5月の「イタリアすみずみ」の旅で、滅多やたらにアマローネが気に入ってしまい、旅の終盤5日で5本、スカッとカラッポにしてきた話をすると、「じゃあ次回いらっしゃる時、ぜひアマローネを準備しておきます」と約束してくれた。梅田Buzz、ホントに素晴らしい店である。

       (夏の雲。伊豆大島の上空にて)

 

 お昼すぎにホテルをチェックアウトして、伊丹空港に向かう。豪雨の被害で空港もまだ騒然としている。「使用するヒコーキの手配がつかないため出発が遅れる予定」の類いのアナウンスが頻繁に飛び交っている。

 

 それでも何とか、日本は一気に梅雨が明けた。とっくの昔に梅雨明けしていたはずの首都圏も、実はこの日がホンマモンの梅雨明けだったんじゃないか。気象庁が「6月下旬の梅雨明け宣言はフライイングでした」と正直に訂正する日を心待ちにしている。

 

 羽田空港から神奈川県大和へは、バスで移動する。目指すは、まず相模大野。1時間半かかって相模大野に到着すると、ここで小田急・江ノ島線に乗り換えて20分、ミストサウナみたいなチョー蒸し暑い空気の中で、大和の街全体が苦しげに喘いでいた。

 

 諸君、5月「イタリアすみずみ」の旅の今井君は、ミストサウナ付きのスイートルームにアップグレードされ、無料で非常識に豪華な生活をエンジョイさせてもらった。ウソだと思われるといけないから、今すぐここにそのミストサウナの写真を掲載しておこう。

 

 しかもミストサウナからは、ミラノのドゥオモやスフォルツェスコ城の勇姿も堪能できたのである。今井はホントにお風呂が大好き。日常的にも世界文学全集を片手に1時間半の入浴が日々の日課であるから、ミラノのミストサウナは1日も欠かさなかった。

(14連泊したミラノ・ウェスティンホテル、スイートルームのミストサウナ)

 

 しかし大好きなのはあくまでも本物のミストサウナ。「ミストサウナもどき」「あたかもミストサウナみたいな夏の日々」みたいなのは、正直言って願い下げだ。

 

 7月9日の大和は、まさにその「もどき」「まさに」「みたい」「あたかも」という世界であって、電車を降りるやいなやサトイモどんは、蒸し器で蒸されたホクホクな芋になり、35℃だか36℃だかの炎熱の中、ふと意識を失ってどこでもいいから倒れこみそうになった。

 

 大和での公開授業は、古色蒼然とした「大和商工会議所」の大会議室。1910分開始、2045分終了。出席者約120名。写真でご覧の通りの超満員になった。

 

 使用したテキストは、お馴染み「伝説のB」。入試制度改革に伴って、今年の冬には改訂を進めなければならないが、少なくとも今はまだ、伝説の迫力にちっとも翳りが見えない。

(7月9日、大阪伊丹空港「美々卯」で「鴨南蛮&お寿司セット」を貪る。大阪の人は、押し寿司が大好きであるらしい)

 

「翳りが見えない」という話になれば、まさにこの今井君もおんなじだ。酒もナンボでも飲むし、メシもナンボでも貪る。「酒が強い」という定評の男とサシで飲んでも、1時間足らずで相手が降参するほどである。

 

 まさか諸君、普段の昼メシに今井君が丼メシにお茶をタップリぶっかけて、焼き海苔だけでサクサク、3分も経たずにドンブリがカラッポ、そういうことをやっているとは信じてもらえないかもしれない。

 

 焼き海苔の代わりに梅干し、ないし明太子、ないし塩昆布、ないし焼き鮭、ないし焼きタラコ。要するに中学生&高校生男子の激しい食欲を、今もなお維持しているのである。自分でも情けないが、うなぎにカレー、ステーキにすっぽん、いろいろバリエーションをつけているが、勢いに衰えは全く見られない。

 

 授業だって、全く同じことである。諸君、今井君の「半端ない」ド迫力と確認するためだけにでも、是非一度サトイモ公開授業を見学に来てくれたまえ。

 

 翳りも衰えも見られないどころか、今こそまさに今井の絶頂期。というか、その絶頂はすでに15年も前から延々と続く絶頂であり、今後もまだ10年は続きそうな、長い長い絶頂であって、前後合計25年、イザナギ景気も神武景気も何のその、四半世紀に及ぶ今井の景気は、まだまだ尽きるところを知らない。

       (神奈川県大和、120名の大盛況)

 

 大和の駅前は、一見したところたいへん静かな雰囲気である。「この街のどこから、そんなたくさんの受験生が現れるの?」なのであるが、保護者の皆さんも数多く加わって、激烈な大爆笑の渦の中で100分、今日もまた最高の会になった。

 

 終了後は、もちろん懇親会ないし祝勝会である。大和駅前の渋いお寿司屋で、21時から23時まで、お酒とツマミとお寿司を前に、オジサマ4名でマコトに楽しく語り合った。

 

 話題は、まさに中年オジサマの飲み会の典型である。健康診断の話、あの数値が上がった、この数値は下がった、「あん肝を食べると尿酸値が上がりますよね」、「夜中にラーメンを食べると、ひどく胸焼けがするんです」。いやはや、いやはやなのである。

 

 寿司屋のオバサマが苦笑いするほどの典型的オジサマ集団であるが、まあ諸君、そういう話題が楽しくて仕方がないんだから、許してくれたまえ。

   (神奈川県大和でオジサマ寿司パーティーを満喫する)

 

 傘とカバンを両手に持って歩いていた雨の日、思わず転倒して軽傷を負った話。その影響でお目目の飛蚊症がひどくなった話。「おおそうですか、実は8年前のワタクシの網膜剥離も、似たような状況だったんですよ」「気をつけてくださいね」と、今井も熱く語り始める。

 

 実は201010月のある夜のこと、今井君は赤ワインをグイグイ飲んで、すこぶる機嫌がよくなっていた。オウチのソファに座った左にニャゴロワ、右になでしこ、「両手に美猫」でガハガハ笑いこけていた。

 

 その時である。ベルーナの通販で1ヶ月に12本自宅に届けられる安ワインが、いきなり喉につまっちゃった。我が家の床は、全面が高級な秋田杉で出来ている。命より高価で大切な床を、赤ワインGEROで真っ赤に染めるわけにはいかない。何とか洗面所まで走り抜けたい。

 

 あの夜の今井君の猛ダッシュは、まさに歴史に残る強烈なダッシュであって、日本戦の残り30秒、勝負をかけた赤い悪魔ベルギーのカウンター攻撃を彷彿とさせるレベル。途中で蹴つまづいて、「ネイマールか?」「エムバペか?」、そういう劇画的な勢いで壁にダイブしたのである。

  (夏の鮎のように生き生きと、壁に向かってダイブする)

 

 まあ諸君、あのダイブで命に別条がなかったのが不思議なぐらいである。壁を相手にお相撲の立会いを練習したんじゃ、いくら楕円の肉体が丈夫でも、その損傷はタダゴトでは済まない。それが網膜剥離の始まりになった。今も壁には、サトイモの額の血の跡が残っている。

 

 なお、当時の傷がどのぐらい強烈だったかは、

Fri 091218 12月13日の惨劇(1) その発端と経過 

Sat 091219 12月13日の惨劇(2) その結果と影響 いつも前のめりだ 

Sun 091220 リンパ液ダラダラ、絆創膏ペラペラでのウィーン出発

を参照。翌朝からワタクシはウィーンとブダペストとプラハをめぐる東ヨーロッパの旅に出たのだが、旅の2週間、額はずっとズキズキ、冗談ではとても済まないぐらいの痛みだった。

 

 なお諸君、最近のマスメディアでは、天下のNHKまで含めて「命に別状はない」という漢字を当てているようだが、正しくは「別条はない」なんじゃないか。

 

 国語辞典ではおそらく「どっちもOK」という投げやりな記述になっているだろうけれども、「別条」の条は、法律の条文の条と同じで、真っ直ぐな1本の線、つまり1行1行のセンテンスのことをさす。「命に関しては、別の1条(=1センテンス)を必要としない」という表現が短縮されて、「別条なし」になったはずなのだ。

 

 イチ予備校講師の意見ではあるし、しかも担当科目は国語じゃなくて英語。誰も相手にしてくれないだろうが、せめてNHKの皆さまだけでも、正しい国語表記「別条なし」に変更して欲しいと願っている。

 

1E(Cd) Jarvi GoteborgGRIEGPEER GYNT 1/2

2E(Cd) Jarvi GoteborgGRIEGPEER GYNT 2/2

3E(Cd) Lanchbery & The PhilharmoniaMUSIC OF KETELBEY

4E(Cd) Lazarev & BolshoiKHACHATURIANORCHESTRAL WORKS

5E(Cd) Akiko SuwanaiSOUVENIR

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