Wed 180131  今日も多忙/危うしサトイモ城/池袋の大盛況/海浜幕張の大盛況 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 180131  今日も多忙/危うしサトイモ城/池袋の大盛況/海浜幕張の大盛況

 これを書いている時点で、2月23日正午を過ぎたあたりである。これからワタクシは東京・三宅坂に向かう。もちろん三宅坂には最高裁判所がデンと存在するわけだが、今井君は弁護士でも裁判官でもないし、被告でも原告でもない。おそらく最高裁とは一生関わりなしに過ごす穏やかなオジサマである。

 

 とすれば、「サトイモ入道はいったい何の用があって三宅坂なんかに行くんだい?」であるが、まあ諸君、最高裁判所のお隣に何があるか、考えて見てくれたまえ。①国立劇場、②東京FM。まあ今井君にカンケーのありそうなのは、その2つぐらいである。

 

 思い起こせば2011年2月、まさに東日本大震災の直前であるが、今井君は東京FMの夜の番組に招かれて、1時間だったか2時間だったか、日付がかわるまで、いわゆる「ナマ出演」という晴れ舞台に登場した。

 

 サトイモなんかが「ナマ」というのはマコトに困った状態であって、本来ならサトイモは煮たり蒸したり茹でたりして、適当に柔らかくホクホクさせてから賞味するものである。山形には「芋煮会」という伝統があって、牛肉やら鶏肉やらと一緒に濃く味付けされたサトイモがゴロゴロ転げ回る。

 

 しかしあの時は「どうしてもナマで出演してください」と懇請されて、冷え込んだ2月の午後7時、三宅坂の東京FMに向かった。当時の様子は、

Thu 110224 (第995回 カウントダウン5) 本日SOL出演 京大事件 熊本で講演会

Fri 110225 (第996回 カウントダウン4) 生放送の余韻 巨大予備校文化の終焉かね

に詳しい。出演したのは「スクール・オブ・ロック」である。

 

 ま、この10年ホントにいろんなことがあった。よく知らなかったが、当時は「flumpool」という名前のバンドだったかグループだったか、まさに彼らの全盛時。番組内で何度も曲がかかったのを記憶している。あの直後に大震災が来て、さらにあれから7年が経過した。

19530 池袋1

(池袋、200名の大盛況 1)

 

 だから諸君、「三宅坂」と言っても、被告でも原告でも裁判官でもないし、TOKYO-FMにナマのサトイモが乗り込むのでもない。目的は、マコトに地味であるが、「国立劇場で文楽を観る」なのである。

 

 豊竹咲甫太夫 改め 竹本織太夫の襲名披露公演。1月3日の大阪で観たのとおんなじヤツだけれども、何しろ私は文楽歴40年の古ツワモノだ。大阪でよかった公演は、東京でもう1回観る。そのぐらいでなければ、ホントのファンとは言われない。

 

 文楽を見た後の予定も詰まっていて、今井君はタクシーで三宅坂から市ヶ谷に向かう。高校の先生方が対象の「センター試験講評会」が19時から市ヶ谷で開催される。ワタクシメが講師を務めるようになってすでに5年。2018年のセンターを徹底的に分析した上で、来年への展望を語るのである。

 

 いやはや、こういうふうで、プライベートも忙しいし、お仕事も多忙を極めている。いわゆる「リア充」であるが、こりゃもう「リア超充」であり「リアスーパー充」「リアウルトラ充」の世界。か弱いサトイモの体力は、熱湯でクタクタ煮詰められた後みたいにホクホク崩れかけている。

 

 こりゃ諸君、危険な兆候だ。この調子だと、きっと悪い風邪をひく。インフルエンザにはかかりにく体質なのだが、1年に一度は必ず悪質な風邪を引いて、声が全く出なくなる。

19531 池袋2

(何だかすげーイベントみたいじゃないか)

 

 今井君ぐらい人生のベテランになってくると、自分が風邪をひきやすいタイミングも熟知している。ヒコーキや新幹線で全国を激しく転戦している時は、決して風邪にかからない。危ないのは、華々しい全国行脚が一段落して、首都圏の外縁にある校舎を回り始めた時である。

 

 ヒコーキでビュンビュン、新幹線でビュワーン。高級ホテルの高級ルームでふんぞり返っている時は、精神も肉体もギュッと緊張していて、こんなにギュッとしてたんじゃ、強烈な風邪のウィルスさんたちだって、侵入は困難を極めるだろう。

 

 ところが諸君、例えば「大阪→京都→奈良→姫路→広島→金沢」みたいなド派手な転戦の後に、池袋とか海浜幕張とか、首都圏の校舎でお仕事があるとする。肉体も精神も一瞬ゆるっと弛緩して、ウィルスの侵入を許してしまうのである。

19532 池袋3

(池袋、200名の大盛況 2)

 

 だから今回のスケジュールで一番危険なのは、まず①2月16日の池袋と17日の千葉県海浜幕張。続いて、②岐阜・広島県福山・広島県三原と連続した直後の千葉県新松戸。ここは大いに気をつけないと、トロイのお城並みに鉄壁のサトイモ城も、ウィルス軍団の侵入を許しかねない。

 

「久しぶりに首都圏に戻ってきた」。その安堵感が危ないのだ。気づかないうちに、連戦連勝のサトイモ城にもいろんなホコロビが出来ている。安堵感からますます熱くなって、すげー大熱演を繰り広げ、流れる汗は2リットルのペットボトル1本分にもなる。

 

 もちろんそれを実際に測ったわけではないが、Tシャツもワイシャツも水をかぶったようになり、ぐっしょり濡れたネクタイは、ほどくのが困難なぐらい。ワイシャツはほぼ半透明になって、これでもし今井君が美男ないしイケメンなら、それなりに「セクスィー♡」と言っていい情景になる。

 

 そして諸君、その状況のままで深夜の通勤電車に乗るわけだ。ガーラガラ、精神的にもマコトに寂しい通勤電車。池袋からなら、渋谷区のオウチまでホンの20分ほどであるが、①海浜幕張から京葉線、②新松戸から常磐線各駅停車、それぞれ1時間弱もかかる道のりだ。

 

 どんなに暖房が入っていても、この地道な旅はキツイ。水をかぶったような汗は冷たく冷え、冷えたところにドアが開き、冬の終わりの寂しい烈風が吹き込んでくる。

 

 何しろ心も油断しているから、この夜の旅がテキメンに利く。サトイモ城にトロイのウィルス軍団が闖入して、そこから5日は「全く声が出ない」という悲惨な状況に陥る。

19533 ぴーなつ

(千葉県海浜幕張で、おむすびにケーキにピーナッツ最中、いろんなものをもらって、ひたすら恐縮する)

 

 気をつけなきゃ、気をつけなきゃ。そう言い聞かせながら、2月16日の今井君は大阪から羽田空港経由で池袋へ。首都高中央環状線内でまたまた「事故渋滞」に遭遇、70分もかかって、ほうほうのていで池袋校に到着した。

 

 池袋には年間3回か4回。ホントにしょっちゅうお邪魔している。生徒数も順調に増えていて、「今の校舎ではあまりに手狭」というマコトに嬉しい状況になってきた。何度も公開授業をやっている校舎が絶好調なのは、講師としてこんなに嬉しいことはない。

 

 まあ諸君、どんどん今井を呼びたまえ。こうハッキリ公言するのも何だが、今井は絶妙の営業マンだ。今井さえ登場すれば、万が一生徒数が下降気味だったとしても、その瞬間ビシッと歯止めがかかり、一気に反転攻勢、校舎はグイグイ絶好調の坂を登り始める。

 

 2月16日池袋校、出席者約200名で超満員。2月17日海浜幕張校、出席者120名でこれもまた超満員。いわゆる完全外部生の参加も好調。スタッフの皆さんの活躍にも、大いに感謝する。

19534 海浜幕張

(千葉県海浜幕張の大盛況)

 

 ただし問題なのは、海浜幕張からの帰りの京葉線である。風邪の危機を如実に感じる。千葉の新都心♡幕張メッセは、海風とビル風の冷たさが身にしみる。大熱演で汗びっしょりになったサトイモ城が、もっさり駅まで移動すれば、汗は一気に氷水なみになる。

 

 そのまま京葉線の各駅停車で1時間も揺られてみたまえ。サトイモ城の陥落は、火を見るより明らか。翌週の今井君は、岐阜・広島・広島・新松戸・市ヶ谷、まだまだ熱く喋り続けなければならないのに、喉には大量のエヘン虫が取り付いて、哀れや哀れサトイモ城は、敵兵の蹂躙にさらされることになる。

 

 一計を案じた今井君は、海浜幕張21時17分発、東京駅までノンストップの「特急わかしお」と言ふものを利用することにした。特急券代が1060円かかったけれども、ウィルス軍団に居城を蹂躙されるよりマシじゃないか。おかげさまで、お城の安泰を保つことができたのである。

 

1E(Cd) Dieter Reich:MANIC-“ORGANIC”

2E(Cd) Tuck & Patti:AS TIME GOES BY

3E(Cd) Candy Dulfer:LIVE IN AMSTERDAM

4E(Cd) Patti Austin:JUKEBOX DREAMS

5E(Cd) Richard Tee:THE BOTTOM LINE

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