Tue 150721 天津の大爆発 浜松でお仕事 緒形直人 浜松 ☞ 八戸の新幹線大移動 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba
2015年08月14日(金)

Tue 150721 天津の大爆発 浜松でお仕事 緒形直人 浜松 ☞ 八戸の新幹線大移動

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 話が前後するが、8月12日午後の今井君は吉祥寺のスタジオで収録。「過去問演習講座」で、2015年・早稲田大学法学部の合計7問を、たった3時間で一気に解説し終えた。

 何しろ7月下旬の合宿中、「テキストに掲載された全英文を30回ずつ音読」という離れワザのトレーニングを積んだ直後だ。その後の過密スケジュールで疲労で極にあっても、「英語のロレツが回らない」などという事態とは一切カンケーネーのである。

 1500語の長文読解問題でも、クマ助の解説なら60分でキチンと収まるのだから、まあそれなりに恐れ入る。1番が「中国のエコシティ計画について」、2番が「人間の道徳観念は先天的か後天的か」。どっちも60分で解説が済んで、全問で5時間の予定がたった3時間で完了してしまった。

 もっとも今井君が驚いたのは、自らの講師としての優秀さ♡ではない。そんなのは20年も前から知っているでござる♡ ビックリしたのは、その夜のテレビニュース ☞「天津で大爆発」の驚愕の映像であった。

 だって諸君、たったいま収録してきた早大法学部の1番は、「中国・天津のエコシティについて」。地方官僚がいろいろつまらないことをして、せっかくのエコシティがうまく機能しないんじゃないかという懸念を述べた文章を、微に入り細を穿って解説してきたばかりなのである。

 この火柱はタダゴトではない。軍用火薬20トンだか30トンだかの爆発の威力に匹敵、震度4クラスの地震のエネルギーとなれば、今井君だって暢気に「エコシティ、成功するといいですね」とか言っている場合ではない。驚きは驚愕に変じ、「いやはや&いやはや」と天を仰ぐ。

 120人近くの人の命が奪われたのだ。亡くなられた人々の冥福を祈るとともに、原因の徹底究明がキチンと行われることを祈るばかりである。
浜松1
(静岡県浜松で大熱演)

 さて話を時系列に戻して、8月9日の今井クマ助は昼すぎの新幹線で静岡県浜松に向かった。6月に始まった2015年夏シリーズも最終盤を迎え、9日が浜松 ☞ 10日が青森県八戸で、19日&20日の新宿はあるとはいえ、実質的には無事に完結を迎えるのである。

 浜松の宿泊は、ホテルオークラ。下りの「のぞみ」が浜松駅に接近すると、右の車窓に見える煉瓦色の高層ビルが「アクトシティ」であり、ホテルオークラはそのメインテナントになっている。

 最上階に近いお部屋からは、浜名湖と太平洋を望める。万が一大きな津波が襲ってくれば、新幹線で最も脆弱な地点の1つが浜松付近。浜名湖を横断するあたりは標高の点でもたいへん危険な位置にあるが、オークラ41階のお部屋から眺めても、やっぱりこの辺はいろいろ改善点がありそうである。

 浜松でのお仕事は、このアクトシティの中の会場なので、大汗をかいて移動する必要もない。19時開始、20時半終了。出席者約120名。出席者の70%を、地元で最優秀 ☞ 浜松北高校の諸君が占めている。
ケーキ
(浜松でもケーキをいただく)

 今井君は、そんな気を使ってもらう必要のないユーティリティ講師であって、目の前に並んだ生徒諸君がウルトラ優秀でなくとも、ナンボでもスゲー授業が可能。ラグビーなら「フォワードでもバックスでも何でもござれ」、野球なら「全てのポジションがOK」な、マコトに器用なプレーヤーである。

 だから、無理してそんなに優秀な生徒を厳選するより、英語をどうしたらいいか分からなくて困り果てている諸君も、どんどん参加させてほしいのだ。幅広い層からの参加者がつめかけて、ちっともかまわないのである。

 ちょうど9月中旬以降の「秋スケジュール」が明らかになりつつある頃であって、熊本500名超、金沢1000名超のウルトラ大公開授業が実現しそうである。「優秀者限定」とか、そんな難しいことは絶対に言わないから、どんどん規模を大きくしてくださってかまわない。

 午後9時半から、今夜の大祝勝会。これもまた「アクトシティ」の中で済んでしまう。要するに今の浜松は、「全てがアクトシティ」なのであって、関西地方からの大勢の観光客も、結局アクトシティから外に出ることはなさそうである。
朝の光景
(浜松、8月10日早朝。今日も暑くなりそうだ)

 祝勝会に参加していた男子に、緒形直人とソックリな大学生がいたから、「おお、緒形直人とソックリですね」とマンマなお世辞を言ってみた。ところが諸君、返ってきたお返事は「緒形直人って、誰ですか?」というマコトにシラケたおコトバであった。

 今井君の目の前のオジサマたちの反応は、「緒形直人って、緒形拳の息子ですよね」。緒形直人ですら知らない世代に、「緒形拳の息子」と言って通じるはずもない。みんなでググって、写真を発見して、それでも「こんなヒト見たことない」で終わってしまった。

 いやはや、時代はすっかり変わってしまったのだ。今井君から1人おいて左には「今井先生の授業を全部ウケてました」「面白すぎてずっと笑いが止まりませんでした」という大学生女子がいたけれども、いかにもAKBのセンター付近にいそうな彼女も「緒形直人」には目を白黒させるばかりだった。

 だって諸君、数々の映画やテレビドラマで主役を張ってきた緒形直人どんは、1967年生まれ。「緒形拳の息子」という親の七光りが返ってネックになる人生も、まもなく50歳に手が届く。大学生諸君からみたら、ちょうどパパの年齢であって、「それって誰ですか?」の対象であっても、別に不思議はないのだ。
きっぷ1
(浜松から、東京経由で一気に青森県八戸へ)

 8月10日朝9時、疲労困憊のクマ助は、浜松から一気に八戸に向かう。9時過ぎの「ひかり」で東京へ。途中、静岡と三島に停車し、停車するごとに7分も8分も停車して、いちいち「のぞみ」2本に追い抜かれる。はなはだムカつく静岡県軽視のダイヤである。

 1時間かけて、この日も35℃、炎熱の東京に到着。10時40分。ここで東北新幹線に乗り換える。マコトに中途半端な「40分の待ち合わせ時間」をガマンしなきゃイカン。1時間以上あればレストランでゆっくり昼飯も楽しめるが、40分ではそれも無理。駅待合室でダラダラ流れる汗にひたすら耐えるばかりである。

 お盆前の新幹線待合室は、疲れ果てたジーチャンとバーチャン、怒り狂うママと泣き叫ぶ幼児、ムクレ放題にムクれて「もう帰りたい」と暴れ回る小学生に占拠され、ほとんど「地獄絵図」な感じ。肉体の芯まで萎えまくった。
きっぷ2
(八戸まで3時間近い。グランクラスに買い替えた)

 11時20分、汗をぬぐいつつ炎暑のホームでひたすら絶えた後、新青森行き「はやぶさ」は発車2分前にようやくドアがあく。会社からもらったチケットはグリーン車であったが、今井君は贅沢だから、自腹で「グランクラス」に買い替えた。

 しかしそれもすでに超満員。東京から八戸まで3時間かかるけれども、お隣の席にはずっとオジサマがいらっしゃる。汗でヨレヨレになったワイシャツの袖をおめくりになり、汗の香ばしいカホリをたてるマコトにへアリーな腕が覗いている。

 八戸到着、14時過ぎ。北国の爽快な涼風を期待していたクマ助の顔を撫でたのは、予想もしていなかった真夏の熱風であった。「熱風」と言えば、今井君の世代は「情熱・熱風・セレナーデ」と呟かずにはいられないが、息も絶え絶えなアリサマのクマ助の口からは、そのツブヤキさえスムーズには出てこないのであった。

1E(Cd) Miles Davis:THE COMPLETE BIRTH OF THE COOL
2E(Cd) Art Blakey:MOANIN’
3E(Cd) Human Soul:LOVE BELLS
4E(Cd) Patricia Barber:NIGHTCLUB
5E(Cd) Yohichi Murata:SOLID BRASS Ⅱ
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