Wed 150722 前金制度 パブリシティ番組取材 八戸ダブルヘッダーは幸福の絶頂だ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 150722 前金制度 パブリシティ番組取材 八戸ダブルヘッダーは幸福の絶頂だ

 8月10日、浜松からまるまる5時間かけて青森県八戸に到着した今井君は、直ちにホテルにチェックインして着替えを済ませ、一服するヒマもなくお仕事の会場に向かった。

 諸君、ホテルは「ダイワロイネットホテル」である。八戸ほどの地方中核都市なら、もうワンランクほどヨサゲなホテルもあるんじゃないかと思ってしまうが、2015年現在、八戸と言えば ☞ ダイワロイネットな状況が続いているようである。

 別に「気に入らない」とか、そういう生意気を言っているのではない。チェックインの時に「前金で」と言われるのが何だかツラいのである。その「前金」も、目の前にフロントクラークが3人も立っているのに、「そこの機械でお願いします」と、アゴで指すような言い方をされるのだ。

「前金制度」なるものについては、要するに
「お客を信用していません」
「踏み倒してドロンするオカタもいますんでね」
ということであって、その何とも信用されていない感覚が、疲れた肉体をギュッと絞られるように応えるのである。
 八戸1
(青森県八戸はダブルヘッダー。第1試合は220名、中3生とその保護者で超満員になった)

 だからこの3~4年で2度ほど、詳しくは
① 大阪・梅田の「ホテル阪急インターナショナル」
② 愛知県豊橋の「ホテルアソシア」
で、フロント責任者に「こういう制度はヤメた方がいいですよ」と軽く伝えておいた。

 いちおう両者とも、街を代表するいかにも高級ホテル然としたホテルである。しかし諸君、今井君があんまり控えめに言うものだから、ホテル側は何とも思っていないらしい。梅田の阪急インターナショナルも、豊橋のアソシアも、2015年8月現在「前金制度」を変更する気配はないようである。

 疲れきって到着したお客に対して、
「先にオカネを払ってください」
「そうでないと客室には案内できません」
「ドロンする気なんじゃありませんか」
みたいな態度で接するのは、優しさというか、ホスピタリティというか、まあその類いのものの欠如である。

 欠如を制度化して「ウチは前金制度です!!」とフロントクラークが木で鼻をくくったような態度をとるのでは、とても一流とは言われない。ま、その辺も「ダイワロイネット」ということなれば致し方ないけれども、もしもそういうところを改善すれば、きっとビジネスホテルから1段階も2段階も上に脱皮できると信じている。
ケーキ
(八戸でクマ助を歓迎してくれたケーキ群。何と「6個の中からお好きなのを選択してください」とのことであった)

 そういうヤタラにうるさいことを言いだすのが、疲労の極にあるクマの特徴であって、こんなに疲れ果てていると、河をジャブジャブ走って捕まえたシャケにさえ、「あなた、態度が悪いですよ」とお説教を始めかねない。せっかくのハチミツも「ハチの態度が悪いせいでニガくなっちゃったよ♨」とスネるほどなのだ。

 15時、控え室に入るとすぐ、「パブリシティ番組」の取材が待っている。青森朝日放送のテレビスタッフが3人、わざわざ青森から八戸までやってきてくれて、
① 今井君のインタビューを3分ほど
② 今井君の公開授業風景を5分ほど
合計10分ほどであるが、取材したいのだという。

 もちろんOK&OK、そのまたさらにOKであって、出たがり屋のクマ助は常に手ぐすね引いてテレビ取材を待ち受けている。ただし諸君、この日の今井君はハチミツやシャケにも文句をつけはじめるほど。太宰治サマに「走れ!!」と命じられ、荒野を激走し&濁流を泳ぎきり、3日が経過したメロスどん並みのヘトヘトだ。

 ま、それがインタビューで3度も4度もトチっちゃった言い訳であるが、たった3分のインタビューでそんなにトチリ放題じゃ、放送局スタッフの皆さんにも多大なる迷惑をおかけした。
うさぎ
(クマ助は、ウサギさんを愛する。ケーキ選択肢6個の中から、迷わずウサギさんを選択した)

 しかし諸君、テレビ取材はともかく、いったん公開授業ということになってしまえば、クマ助は全てを忘れて一気に絶好調。どこまでもお空を高く駆け上がる。

 これがもし放物線なら、駆け上がったものは確実に急降下するし、3次曲線でも一時的に傾きが緩む局面があるが、クマ助の盛り上がりは傾き無限大の一次関数みたいなものである。冒頭2分で参加者全員をグイッとつかめば、あとは90分、最後の直線コースに入ったメロスどんでも追いつけない激走を続ける。

 「居眠りをコク」「私語を交わす」などということは、ちょっと考えられない。物理的に無理なのである。この日はダブルヘッダーであり、第1試合は「中3生とその保護者」合計220名が参加した。今井君とは完全に初対面である220名が大教室に集まって90分、居眠りなんかする人はホントに誰もいない。

 そりゃそうだ。冒頭から15秒に一度の大爆笑が続く中、それでも居眠りが出来るなら、それはおそらく世界居眠りチャンピオンに違いない。ある意味で大したヤツであるが、もしそういうヤツが存在するなら、このクマと対決してみるがいい。間違いなく2~3日は、一睡もさせてやらない。
八戸2
(八戸ダブルヘッダー第2試合。高1生&高2生で200名が参加、第2試合と合わせて400名を超える参加者となった)

 ダブルヘッダー第2試合は、高1生と高2生を中心に約200名。ダブルヘッダー合計で400名を超える参加者となった。第2試合は、「完全授業形式」の「Dテキスト」を採用。整序英作文10問をビシッと解いて解説する授業だが、こちらも爆笑が絶えず、居眠りも私語も一切ありえない。

 ま、その辺は超ベテラン今井の力量であって♡、「居眠りなんか絶対ムリ」「どんなダメな生徒でも私語なんかしていられない」と、授業冒頭でまるで挑戦状のように宣言する。その宣言だけでビックリし、そのまま最後まで目をまん丸にして聞き入ってしまう生徒諸君がほとんどだ。

 これにプラスして、八戸の先生方の日々の指導がいかにも行き届いているのも痛感する。今井君登場時の拍手の熱さも、問題演習時の真剣さも、「メモをとれ」と言われて全員がすぐに夢中でメモをとり始める行動の早さにも、「うぉ、日頃の指導がビシッとしてるんだな」とアタマの下がる思いがする。

 ダブルヘッダー2試合を通じて、大爆笑は収まるところを知らず、かつ生徒諸君から保護者の皆さんまで「腱鞘炎の寸前なんじゃないか」と思うほど目いっぱいメモをとりまくったが、受講生諸君が今井君に圧倒された以上に、実はクマ助の方が参加した皆さんに圧倒されまくったのであった。
らぷらざ亭
(公開授業の責任者 ☞ AZM先生とは、何だかエラく話が合う。半年ぶりの八戸祝勝会は、またまた激しく盛り上がった。「ラプラザ亭」の祝勝会については、また明日の記事で)

 この調子で集中力が続いていけば、八戸という町は近い将来日本で最も英語力の高い地域の1つになるんじゃないかと思う。浮き足立つ必要は1つもない。集中して講師の話を聞き、集中してメモをとりまくれば、変な工夫なんかしなくても、英語力は確実に着くのである。

 講師室でいただいたケーキにも、クマ助は圧倒され続けた。何と6種類もの豊かなケーキが、今井君を歓迎すべく待ち受けていたのである。講師室に戻るたび、抜け目なく準備されている冷たいオシボリに心の底から慰められつつ、おいしいケーキを貪欲に貪るのだった。

 会場では15秒に1回の大爆笑と大拍手。控え室では冷たいオシボリと絶品ケーキのオンパレード。こんな幸せは、滅多なことでは考えられないのである(明日に続く)。

1E(Cd) CHET BAKER SINGS
2E(Cd) Art Pepper:SHOW TIME
3E(Cd) Maceo Parker:SOUTHERN EXPOSURE
4E(Cd) Max Roach:DRUMS UNLIMITED
5E(Cd) Tommy Flanagan Trio:SEA CHANGES
total m110 y1231 d16552