個性と純粋。その2 | 即興舞踊家 ダンサー 松崎友紀

即興舞踊家 ダンサー 松崎友紀

Dancer, Artist from Sado island, Niigata, Japan

あたたかな週末。
皆さんいかがお過ごしですか。

前回記事を書いてから
「個性と純粋って、凄く近いところにあるよなぁ...」
「自分が個性や純粋さへの強い意識があるということは
そういうことへの強い意識でないものや、自分のなかで見たり知ったりしたことのある、個性がなく不純なものも知っているからなんだろうなぁ...」
など、考えていました。


小•中学校時代、同級生や先生方に、「友紀ちゃんは純粋で優しい」とよく言われていました。
同級生や先生方はもちろん褒めてくださっている。
なのに私は素直に喜ぶことができずにいました。
ひどいと罪悪感も感じていました。
何故なら自分がいつも大人の顔色を伺っていたことや、周りの意識や気持ちを感じ取りすぎて、自分の感情が分からなくなるほど自分の意志を無視していたことをよく知っているから。
妄想がひどくて自分をがんじがらめにすることも多々ありました。
周りの反応で自分の価値を計ろうとしてたこともよくあります。
•••••!!
「これって本当に純粋なの?本当に優しいの?」
自分に自問自答すると
「違うよね。」と心の中で答えが返って来る。
なのになかなか自分の行動を変える勇気が出ませんでした。


大人になった今のほうがずっと自他の個性をバランスよく尊重出来ているし
ずっと純粋に自分の感情や自分の思っていることを把握してる。
起こった出来事に対して事実確認なしの妄想で判断しない。



時間がたち大人になってからのほうがずっと純粋。
でも、あの頃の自分が存在してくれたこと、心地良くはなかったけれど
そんな状況も経験して、未来の私に答えを与え続けてくれていること。
それが自分の個性を作ってくれていたり
元々ある自分の個性を思い出させてくれている。