前回の続き。




バラモン階級(カースト最上位)であるインテリ君は、

私にキスをし始めた。



が、、、




痛い。





歯が当たって内出血。

こんなにキスの下手な人がいるのか?!

というレベル。


キスではなく歯をあてに来てる、ムードも何もない。


胸の揉みかたも雑。


正式な彼女でもないのに許可なしにキスマークをつける。



この一瞬で、

さっきまでの、品のあるインテリジェンスが全て台無しになった。



私はこれ以上続けたくなかったので、止めようとした。

しかし、彼は自分の欲望だけで進めようとしたので、私は真面目な顔で

「もう帰る」

と言って、部屋を出てエレベーターを降りた。



しかし、入口の門に扉に鍵がかかっていた。


乗り越えるか?と考えていたら、

彼が降りてきて鍵を開けてくれた。


その気遣いには感謝するが、

もう会うことはないだろう。



彼は残念そうな顔をしながら

私を見送った。




家に帰った後、

私は冷静に考えた文章を彼に送った。

 


「あなたの扱いは痛すぎます。

次に会う女の子には、もっと優しく丁寧に扱ってあげてください。

前戯はとても重要です。

ゆっくり触れて、焦らないで。

バイバイ」




その後、彼から


「君はいいとても人だね」


と返ってきた。



彼が次に出会う女の子への被害を減らしたかった。



カースト最上位のインテリ君は、夜のテクニックの勉強法は

知らなかったようだ。




可愛い系のルックスと無邪気な笑顔、

知的な会話、

品のある雰囲気、



なのに、キスだけで全てを破壊してしまうなんて、本当にもったいない。




ただ、今日は

バラモン階級の若者のリアルな生体を知ることができて、こうしてネタになったので、

どこかの誰かに楽しんでもらえたらと思って書いている。




帰りのタクシーの中で、

遠距離になってしまった恋人のようなセフレの

ヌテラ君から、ビデオ通話がかかってきた。



「どこ行ってたの?


君がいなくなってから、外食に行ってないよ。

一緒に行く人がいないから。


今日はピーナツバターを作ったよ」


と、料理上手な彼はそれを見せてくれた。

(ピーナツバターを作る男子、初めて聞いたぞ)



ちょうど良いタイミングに

なんだか癒された。












ムラムラするので、再びセフレ探しアプリに登録してみた。


好奇心旺盛そうな、童顔で細身の

カーリーヘアのインディアン・ガイ(27歳)と会うことに。



彼の名前からすると、

ヒンズー教のカースト最上位である、

バラモン階級と思われる。


一般的に彼らは教養があり、高収入な職に就いているとされている。


どんな人なのか、興味津々なので

2日間ほどメッセージのやり取りをした後、

会うことになった。



しかし、私は今日は生理だから無理、と言うと


「じゃあ、食事でもしよう。とにかく君に会いたいんだ」


と彼はいう。


「お酒は飲む?タバコ吸う? 何か飲みたいものある? よかったらうちに来ない?夕食は何かデリバリーしよう。料理人には夕食いらない、て言っておくよ」


と気遣ってくれた。

(家に料理人がいるのか?)



彼が外に迎えに来た。

丸っこい瞳の可愛い系である。

写真より本物のほうがずっといい。



彼はルームシェアをしていて、ルームメイトの男の子にも、日本人女性が来ると話したようで、

挨拶に来た(話したんかい)


やはり彼は、読書好きで話の引き出しが多く、話していて楽しかった。



ルームメイトの彼は部屋でテクノ音楽を流し始めた。


「彼はパーティー好きだから。

酒飲んで、騒いで。

やつは本なんて読まないし、僕たちが今してるような会話はできない。

話が合わないんだよね」


と、仲がよいのかそうでもないのか、よくわからないけど、ため息混じりにそう語った。




私たちがベランダでくつろいでいた時、

彼は結婚について話してくれた。


バラモン(カースト最上位)である彼は、親からの結婚のプレッシャーは別にないと言った。


「僕たちはエンジニアだし、相手のカーストや

国籍、そういうのに対しては寛容だよ」


と言った。


教養のあるエリートたちだけは、しがらみから自由になっているようだ。


彼は腕時計をコレクションしていて、

インド人の平均年収からするとかなり高額な時計をしていた。

海外旅行にもよく行くそうで、余裕のある暮らしをしていると見られる。



彼は生まれてこのかた、料理をしたことがないそうだ。

家に料理人がいるのが当たり前で、作ってもらえるのだそうだ。



しかし、住んでいる部屋は質素でギャップがある。




2時間ほど飲みながら話したところで

彼はそろそろ、と感じたのかキスをしようとしてきた。




続く


















今日、私は一人で外食をしていた。


恋人のような関係で大好きだったけど

遠距離になってしまったヌテラ君から

メッセージが来たので


ちょうど今テーブルに運ばれた料理(ベジタリアン向け)の写真を送った。


彼はベジタリアンなので、肉料理の写真は当然送れないので、そのあたりは気をつけている。



インド人のベジタリアンの多くは、

目の前の他人が肉や魚を食べようが気にしない。


以前、彼と一緒に食事に出かけたとき


「肉とか食べたら?」


と言われたが、

私は、ここインドではベジタリアン料理の方が

美味しいので

いつもベジタリアン料理を二人で分けていた。





一人で食事をしていると、彼からビデオ通話がかかってきた。



相変わらず無邪気な笑顔がかわいい。



彼は友人と一緒にいて、急にカメラを向けられた

友人(彼もまたイケメン) は、はにかみながら

"コンニチハ"

と言っていた。



私のことは日本人の友人、と

言っているのだろうか。



周りが賑やかで、よく聞こえなかったため

大した話はしていないが、

バイバイする前に

彼は手でハートマークを作って見せてくれた。




以前は、私たちはほとんど毎週一緒にいて

どこにいても、何をしていても

自然体な自分でいられて、居心地が良かった。



そして今は、急にひとりぼっちになった。



彼と離れてから数日間、

毎日涙が止まらなくて、瞼が浮腫んでいた。



今でも、部屋で一人でいると、まだ

時々感情が込み上げてしまうが


こうして、離れても私のことを気にかけてくれる人がいる、ということが心の支えになっている。






前回の続き




もう、私たちの別れの時間が迫っていた。



私に会うために早起きしてきたヌテラ君は、

バッグから何かを取り出して

私にくれた。



それは、ヒンズー教の男女の神様が踊っている置物で、


「ラダ・クリシュナ」というらしい。


離れていても僕を思い出してね、と。



別れの時、彼はもう一度

I love you 

と言って軽くキスをした。





ヒンズー教についてよく知らない我々が

その置物を見てもよく分からないが


どんな意味があるのかAIに聞いてみた。




・二人は夫婦ではないが、ラダ(女神)は、クリシュナ(男神)を最も愛した運命の人


・今世で遠距離になっても、あるいは来世になっても、僕たちの魂の絆は変わらない


・インドにおいて「ラダ・クリシュナ」は、単なるカップルではなく「永遠の愛」と「献身」の代名詞


・ラダがいなければクリシュナは完成しないと言われるほど、二人で一つの完全な存在とされている





彼はいつも無邪気で

迷いのない純粋な愛を与えてくれた。



私たちは言葉も文化も違うけれど

ソウルメイトみたいな共鳴感を、彼もまた同じように感じていたようだ。




もう会うことはないかもしれないし

この先のことはわからないけど


私も彼を愛しているからこそ、

彼には幸せでいてほしいと心から願っている。




前回の続き




「最後の日に、また君に会いに来るよ」


と言った、セフレなのか何なのかよくわからない

関係のヌテラ君(28歳、IT系)


遠距離になってしまう当日の朝、彼から


「今から行くよ」


とメッセージを受け取った。




これが最後の日。



私たちは強く抱きしめあった。


涙がどんどん溢れてくる私を見て彼は


「泣かないで」


と言い、綺麗な声でラブソングを歌ってくれたのだが(歌詞の意味はよくわからない)

余計に涙が止まらなくなった。





「君がいないこれからの人生、

僕はどうしたらいいのかわからなくて辛い。


君から優しさとは何か、愛とは何かということを学んだ。

僕は君のためになんでもしたいと思った」




彼はまっすぐ私の目を見ながら

I love you と言った。




彼はバッグから何かを取り出し、私にくれた。



それは....




続く



セフレなのか何なのか、よくわからない関係の

ヌテラ君(28歳、IT系)


と前回イベントに行ったとき、社交的な彼は

色んな女の子に話しかけていて、楽しそうだった。


けど、私は別に嫉妬心も湧かなかったし

彼と親しくなってから、苦しいと感じたこともなく

それどころか、どこにいても、何をしていても

幸せだった。




一方、

以前、すごく好きだった元彼プリンス君

(17歳年下で、品のあるモデル系イケメン経営者、めちゃくちゃモテる。当時、彼氏がいた私に1年間アタックし続けていた)

のとき、


彼もいつも優しく私にたくさん愛情を注いでくれていたけれど


私は彼の周りの言い寄ってくる女性たちにすごく嫉妬もしたし、

仕事も手につかないくらい、苦しかった。



だから、私は離れた。




この違いは何だろうか。



今でもプリンス君は、定期的に連絡をくれる。


しばらく会っていないが

彼はこれくらいの距離がちょうど良い。






話は変わって、


もうすぐ遠距離になってしまう

ヌテラ君。


前回


「最後の日に君にもう一度、会いに来るからね」


と言った。


平日で彼は仕事もあるし、期待していなかったが、


当日の朝....




続く

セフレのヌテラ君(28歳、IT系、モデル系イケメン)


から、とあるイベントに行こうと誘われた。


彼はすでにチケットを入手していて、

現地で待ち合わせた。


イベント帰り、彼のバイクの後ろに乗り

(スカートだったので横乗り。

インドでは、サリーを着た奥さんが横向きに後ろに乗っているのをよく見かける)


心地よい夜風を浴びながらのドライブ。


私もバイク欲しいかも

と本気で思った。



レストランで夕食を食べながら、


彼は「この後クラブに行かない?一緒に踊ろう」

と言った。


私はそれほど乗る気じゃなかったけど、

レストランバーみたいなお店に連れて行かれた。


ステージでライブをやっていて、ノリノリのお客たちを見ているのもなかなか楽しかった。



ライブが終わると、音楽のボリュームが上がり

数人が前の方に集まり踊り始める。


ただ皆、ひたすら楽しく踊っている。

平和だ。


爆音が響くレストランなのかクラブなのか、もはやわからないが

私たちもしばらく踊って、久しぶりでなんだか開放的な気分になった。


店を出たとき、彼は



「インドでは、クラブはカップルじゃないと入れないんだ」



初めて聞いた。


(無制限だと男性比率が多くなってしまい、

女性が安心して楽しめない、だとか)


だから行きたがっていたのか。




私の部屋に帰り、くつろいでいたとき


「君は僕の月だよ」


と言った。

(インドでは、特別な存在、みたいな意味らしい)


彼は私の脚をマッサージしながら、


「女性は女神だから大切にしないといけないんだ」



と、一体どこでそんな王子様教育を受けたのだろうか。



いつでも、どこにいても、一緒にいると楽しくて

心も体も満たしてくれる



何十人か忘れたけれど、いろんな人とデートしたり

付き合ったりしてみたけど、


そんな人

これまで出会ったことはなかった。














前回のつづき。




出会って5ヶ月になる

セフレのヌテラ君(28歳、モデル系イケメン)は、



「僕は、君からたくさんのことを学んだよ」


と言った。



よくある話だが、

日本人なら、普通にしているだけで

インド人から


相手を尊敬する態度は素晴らしい

と称賛され、感銘を受け、親切にしてくれることも多い。


日本人に生まれて得をしたと思う瞬間である。




彼は会うたびに

「愛してる」

 と言ったり


歩きながら、

「ねぇ、今キスしたい」

と言ったり



屈託のない笑顔で癒してくれる。


いつもストレートに愛情表現をする彼が

愛おしくて仕方ない。




その日も、2時間以上もsexしていた。

飲んだ後なのに、驚くべき持久力である。



彼は何度も、私の体のあらゆる所を噛んだり

締め付けたり、ぎゅっと掴んだり

激しく突いたり...


会うたびに、徐々に激しく求めるようになった。



普段は甘い王子様みたいな彼の

そのギャップがたまらない。




終わった後は


「君を抱きしめて眠りたい♡」


と可愛く甘え、無邪気な子供のように

私を抱きしめながら

秒で寝てしまった。


私も彼の心地よい体臭に包まれ、幸せな気分で眠った。



もうすぐ遠距離になってしまうので、

きっと、この関係は終わってしまうだろう。



私はこれ以上に、人を好きになることなんて

ないだろう

と思っているけれど


この先、


彼は他の誰かと結婚するだろうし

私も他の人と、また恋に落ちるかもしれない




でも今は


愛することは辛いということが

わかりすぎて、涙が止まらない。











これが最後かもしれない。


セフレのヌテラ君(28歳、IT系)と、夕食デートに行くことになった。


二週間ぶりなのに、いつも近くにいるせいか

久しぶりに感じる。



彼は仕事終わりに、私の職場までバイクで迎えに来た。


そしてバッグからダリヤの花束を取り出して

私にくれた。



王子様かよ。



「だって、君は美しいから」


と彼は答えた。


これから飲みに行くので、

バイクは私の家に置くことにした。


久しぶりにバイクの後ろに乗ったが、夜風が気持ちよくて最高な気分だった。



私たちはライトアップが綺麗な、ルーフトップバーに入った。



彼は、


「ここはブリュワリーだから、ビールを飲もう!」


と言って張り切って、グァバビールのピッチャーを注文した。

多すぎでは?と思ったが、彼は酔っ払ったよ

と言いながら頑張って飲んでいた。



そして


「もし、君が20代だったら、間違いなくプロポーズしてたよ」


と言った。




保守的なインドの田舎出身の彼。


大切な一人息子が40代の外国人の女と

親密になっているなんて知られたら

猛反対されるだろう。



彼は私に


「なんで日本は離婚が多いの?」


と不思議そうに聞いた。



「僕は、どんなときも愛する人を守るし

絶対に不幸にはさせない。

笑顔になってもらえるように頑張るし

料理も作るし、花も贈るよ」



と言った。


一生、一人の人を愛し続けられる自信のない私は


純粋すぎて泣けた。




つづく
























このところ、セフレのヌテラくんの方が

家も近いことと、心の距離も近く

あまりにも可愛いので、

遠距離の彼氏の存在をすっかり忘れていた。



電車で4時間のところに住んでいる彼。


最初の頃は、彼は毎月のように会いに来ていた。


しかし、アメリカに本社があるコンサルティング会社で激務の上に、家業の手伝いで遠方に行くことも多く、

3ヶ月ほど会えない日もあった。



そもそも、週一でsexしたい願望の私は

彼氏とすぐに会える距離ではないので、

アプリでセフレを探していた。


その時に出会ったのがヌテラ君だった。

(もちろん、私に彼氏がいることは言っていない)




昨日は、彼氏からビデオ通話がかかってきた。


友人の多い彼は、

ホーリー祭りで、大勢の友達と集まり野外で

パーティ騒ぎをしていた。



「君が恋しいよ」


と言っていた。



もう2ヶ月も会っていないし

私は正直、彼のことを忘れかけていたので、

恋しいかと聞かれると、そうでもないかもしれない、と思った。



翌日、彼からメッセージで


「君に会いに行くから、電車のチケット取ってくれる?」


とメッセージが来た。


しかし、私は何らかの不具合でオンラインでチケットを購入できないので、そう伝えたら



「実は昨日のパーティで、財布を落として。

止める前にすでに誰かにカードが使われてしまった」



という。


お気の毒に...



彼はいいやつだし、いつも優しい。


けれど、この先ずっと関係が続くとも思っていないし

そこまで全力で彼の面倒を見る気にもなれず。


最近、この彼氏とは心の距離を感じ始めているので

もう離れてもいいかな、と思っている。