前回の続き
もう、私たちの別れの時間が迫っていた。
私に会うために早起きしてきたヌテラ君は、
バッグから何かを取り出して
私にくれた。
それは、ヒンズー教の男女の神様が踊っている置物で、
「ラダ・クリシュナ」というらしい。
離れていても僕を思い出してね、と。
別れの時、彼はもう一度
I love you
と言って軽くキスをした。
ヒンズー教についてよく知らない我々が
その置物を見てもよく分からないが
どんな意味があるのかAIに聞いてみた。
・二人は夫婦ではないが、ラダ(女神)は、クリシュナ(男神)を最も愛した運命の人
・今世で遠距離になっても、あるいは来世になっても、僕たちの魂の絆は変わらない
・インドにおいて「ラダ・クリシュナ」は、単なるカップルではなく「永遠の愛」と「献身」の代名詞
・ラダがいなければクリシュナは完成しないと言われるほど、二人で一つの完全な存在とされている
彼はいつも無邪気で
迷いのない純粋な愛を与えてくれた。
私たちは言葉も文化も違うけれど
ソウルメイトみたいな共鳴感を、彼もまた同じように感じていたようだ。
もう会うことはないかもしれないし
この先のことはわからないけど
私も彼を愛しているからこそ、
彼には幸せでいてほしいと心から願っている。