こんにちは!スカイです。3回目の登場です。
すっかり寒くなってきましたね。体調管理をしっかりとしていきましょう。
学校では秋学期後半に差し掛かり、周りでは毎日のように卒業後の話が聞こえてきます。
独立?就職?復職?来年一体私はどこで何をしているのでしょう。
さて、今回は、夏休みに有志で取り組んだ、ビジネスコンテスト(ビジコン)について紹介します。
私含め6名が以下2つのビジコンに応募しました。
①第20回みたかビジネスプランコンテスト
「まちづくり三鷹」が主催しているビジコン。
新規ビジネスを応募する形式の一般公募のビジコンです。8/31が締め切り。主に8月に取り組みました。
https://www.mitaka.ne.jp/bizcon/
②JBCC2023
「日本ビジネスケースコンペティション実行委員」が主催しているビジコン。
MBA在学中の学生のみが参加でき、共通の課題に取り組む形式のビジコンです。
9/23が締め切り。主に9月に取り組みました。
https://www.jbccex.com
2か月で2つのビジコンを進めるハードなスケジュールの中、
一緒に活動をしてきた同期のまささん、あきらさんにどのように活動を進めてきたのか、
私スカイがインタビューを実施しました。ブログ委員のあやさんにも同席してもらいました。
「第20回みたかビジネスプランコンテスト」についてはまささん中心に、
「JBCC2023」についてはあきらさん中心にお話を伺い、
そのあと2つのビジコンに共通するお話を伺いました。
最後に受験生へのコメントもあります。
それでは、インタビューをどうぞ!
まずは三鷹のビジコンについて。
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【第20回みたかビジネスプランコンテストについて】
Q.なぜこの大会に出ようと思いましたか?
(あきら)
秋学期「創業・ベンチャー企業論」で新しいスタートアップ企業を考える授業があることを知っていた。授業でやるのは面白いと思いつつも、その中で発表して終わりというよりはコンテストに出たほうが、のめりこめるし楽しいと思っていたのが理由。そんな中、三鷹台の駅でこのビジコンのポスターを見つけた。1人でも出場できるが、三鷹に住み、三鷹を愛しているまささんに「一緒に授業の範疇を超えましょう」と誘いのメッセージを送ったのがきっかけ。
(スカイ:なるほど、そんなストーリーがあったんですね。初めて知りました。)
(奥左がまささん、右があきらさん)
Q.そのほかのメンバーはどうやって決めましたか?
(あきら)
夏休みに入った時点で、提出期限の8月末まで1か月しかなかった、まささんと、人を集めてみんなでやろうかという話をしていた。ちょうど、7月末に大学院の米倉先生の授業でGMBA(Grobal MBA/留学生向け。すべて英語の授業)を同期数名で聴講した。言葉にするのは難しいが、「本物のMBAを知った」気がして衝撃を受けたのを覚えている。同じ衝撃を受け、モチベーションが高い仲間と一緒にビジコンに取り組みたいと思い、一緒に聴講していたメンバーを誘った。
(スカイ:あの授業は普段の養成課程の授業と違い、ピリッとしていて「これぞMBAだ」と思ったことを覚えています)
Q.ビジコンをやっていて楽しかったことは何でしょうか?
(まさ)
夏休みに入り、本来は集まる予定がないが、ビジコンのおかげで集まることになった。メンバーは、それまで(春学期には)あまり接点はなかったメンバーもいたが、結果的に深く関わることができてよかった。ビジコン2つの経験は経営診断実習を2社終えたような感覚で大変ながら楽しかった。学生を満喫できた。
(ミーティングの様子。対面、オンライン問わず、毎週2,3回は議論を重ねていました)
Q.逆に、苦労したことは?
(まさ)
とにかく時間がなく、タイムマネジメントが大変だったこと。簡易的なアクティブ部門、本格的なビジネス部門の2つあり、話を聞いたときにはアクティブ部門でやろうと思ったが、やると決めた時には提出期限が過ぎており、自動的にビジネス部門での応募に決まった。大変だと思ったが、一度返事をしたのでやると決めた。結果としては楽しかったので良かった。
もうひとつは、アイデアを事業にするのは難しいと感じた。最初のアイデアはとがっているものがいくつも出たが、事業化しようとすると丸まってしまい、最終的に普通の平凡なサービスになってしまった。アイデアを事業化できるのは1000個のうち1個くらいだと感じた。
Q.大変な状況をどのように乗り越えましたか?
(まさ)
楽しくなかったらやれていない。大変ながらもワイワイできたことがよかった。気心知れているメンバー中で楽しくできたのが一番。メンバー6人の関係性、バランスがとてもよかったと思う。
Q.ビジコンを通して気づいたこと得たものはありますか?
(まさ)
3つある。1つ目は、ビジネスは大変であると感じた。アイデアと事業では天と地の差があると思う。アイデアを事業計画書にする段階、事業を実際に始める段階、それを収益化する段階などそれぞれに壁があると感じた。2つ目は、事業をするうえでメンバーがとても大切であるということ。ぎくしゃくすると事業も上手くいかない。慣れ合いではなく、違うと思うことは違うと言える関係性が大切だと思った。3つ目は、いいアイデアはベンチャー企業で既にやられていることが多いということ。ビジコンのアイデアが最後2つまで絞れたところで、そのアイデアと同じことをまさにやろうとしているベンチャー企業を見つけた。
(スカイ:三鷹については以上です。ありがとうございます。つづいてJBCCについてお話を伺います)
【JBCC2023について】
Q.なぜこの大会に出ようと思いましたか?
(あきら)
メンバーが面白そうだと話をみんなに持ってきてくれた。ビジコンに取り組んでいるその時のテンションで「いいね!」となった。それは申込の一週間前のことだった。(※申込後課題発表があり、約1か月後までに提出するスケジュール)学生の夏休みは人生の中でももうない機会だけど、夏休みボケはしたくない、春学期学んだことを夏休みに活かしたいと思ったので出場を決めた。
Q.ビジコンをやっていて楽しかったことは何でしょうか?
(あきら)
今までグループワークが一緒でなかった人とも仲良くなれた。
ヒアリング、アンケートを経て、人とたくさん出会えた。
目標があって志が高いメンバーと議論できたのは高い学びにつながった。
(JBCC2023資料作成の過程。何度も修正をしていきました)
Q.逆に、苦労したことは?
(あきら)
時間の調整。夏休みであるのでメンバーそれぞれ、旅行などに行くこともあった。旅行先からオンラインミーティングに参加することもあった(京都、長崎、気仙沼、グアムなど)。基本的にオンラインの場合、ミーティングは夜だったので家族とも折り合いをつけて不満もなかった。家族でグアムに旅行したときに、そこにいた韓国人旅行客にニーズのインタビュー調査をしようとした時だけはひどく怒られた。
Q.大変な状況をどのように乗り越えましたか?
(あきら)
疲労はあったが大変だと思わなかった。楽しさが勝っていた。終盤で自分含めメンバーが次々体調不良になり大変だった。
(スカイ:何とか最大のピンチを乗り越えられてよかったです)
Q.ビジコンを通して気づいたこと得たものはありますか?
(あきら)
養成課程コースは実践的だというのは春学期に感じていた。ビジコンはさらに新規性、実現性、収益性が求められてくるということが分かったのが気づき。それを成立させるのは大変だと感じた。三鷹のビジコンはゼロから生み出したが、JBCCでは細かいところの整合性を合わせていくのが難しかった。
(スカイ:JBCCの質問は以上になります。ありがとうございます。最後にいくつか質問をさせてください)
【最後に】
Q.タイプの違う2つのビジコンに出て感じたことは何かありますか。
(まさ)
三鷹のビジコンは事業を生み出すので。自分のタイプに近い
JBCCは正しいものを考える試験問題に近い。組織がしっかりしている会社の人は能力を生かせると思った。
(あきら)
三鷹はゼロイチ(0から1を創り出す)のタイプ。ビジネスアイデアに、新規性、実現性、収益性と自分たちの強みも含めてすべて考えだしたら、どんどん一般的な提案になってしまった。今後やるなら新規性をとがらせたいと感じた。
JBCCはよりよいものを提案する。診断士の2次試験の延長のような印象を受けた。
Q.これから受験される皆様へメッセージあればお願いします。
(まさ)
法政の養成課程のプログラムはかなり充実しており、授業、診断実習、プロジェクトとやることはたくさんあるが、それ以上に今回のようにどれだけ負荷をかけられるかを試すことができるチャンスでもある。自分もそうであるが人間は楽な道を選びたいもの。ねじが2,3本外れたあきらさんのようなエネルギッシュな人に乗っかるとまた違う景色が見えてくる。せっかくの機会をいろいろ活用することをおすすめしたいです。
(6人のメンバー。学校のミーティングスペースにはどれだけの時間いたか分かりません)
Q.もう一回ビジコンに出ると言われたらどうしますか?(質問者:あやさん)
(まさ)
どちらかというと自分のタイプにも近い三鷹のビジコンにもう一度出たいと思う。
けど実際何年かしてあきらさんから誘われたら、「えーっと、ちょっと考えさせて」となるかな笑。
Q.ビジコンを通してどなたのお話を聞きましたか?(質問者:あやさん)
(まさ、あきら)
三鷹では…
・法政大学院・松本敦則先生、丹下英明先生
→ビジネスプランへのアドバイスコメントをいただきました
・某信用金庫
→実現性や販路の部分でご意見を頂戴しました。
・某ベンチャー企業
→ビジネスプランの最終候補になったアイデアと似た事業を行っている企業にお話を伺いました。
JBCCでは…
・法政大学院・佐藤裕弥先生
→ケーステーマの空港コンセッションについてお話伺いました)
・法政大学院・石島隆先生
→財務の部分でご協力いただきました
・某電鉄会社の方
→不動産事業、ホテル事業等を運営する電鉄会社。地域創生等についてお話伺いました
・外国人へのアンケート調査(80名もの方々に伺いました)
その他同期の学生にもコメントをもらうことは多々ありました。
(スカイ:大学院で常々言われている、先生方、先輩方を頼ってよいという言葉の意味を、実感をもって理解する活動になりました。ご協力いただいたみなさまに感謝ですね。質問は以上になります。まささん、あきらさんありがとうございました!)
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充実したインタビューをお送りさせていただきました。インタビューを通じ、あらためて得たものが大きい素晴らしい経験だったと認識しました。
インタビューの後日、結果発表があり、「第20回みたかビジネスプランコンテスト」、「JBCC2023」ともに予選落ちという結果に終わりました。悔しい結果となりましたが、我々に大きな経験、財産を残してくれました。
最後にビジコンの結果を受けてメンバー6人のコメントをそれぞれ載せます。
(あきら)
改めて皆様と過ごせた時間に感謝します。ありがとうございます。
めちゃくちゃ悔しいですが良い経験になりました。
(まえちゃん)
志の高い皆さんと共に、ビジコンに関わらせて頂き良い経験をさせて頂きました。
本当にいい夏休みが過ごせて、感謝しています。ありがとうございました
(まさ)
ミタカもJBCCも記録には残らず残念ですが、記憶にはしっかり残っています。
おかげで青春の1ページが出来ました。
(よーこ)
残念でしたが、とっても良い経験になりました。
最後までいっしょに、夏休みのビジコン走り抜けてくれた、仲間に感謝です。
(うーさん)
残念ではありますが、良い経験でした。
皆さま、ありがとうございました。
(スカイ)
2つのビジコンは夏休みの鮮明な記憶として深く刻まれました。
全力でぶつかる場を与えてくれてありがとうございました。
(写真左から、スカイ、うーさん、よーこさん、まささん、まえちゃん、あきらさん)
以上、ビジコン奮闘の記録でした。
来年以降の学生がリベンジしてくれるのを願ってこの投稿を終わりにします。
ありがとうございました!