AKIRA
1988年 日本アニメ映画
監督 大友克洋
脚本 大友克洋
原作 大友克洋
⚫︎あらすじ
暴走族の鉄雄は、謎の老人のような顔の少年と接触事故を起こしたあと、軍に連れ去られてしまう
少年は超能力を持つ「ナンバーズ」と呼ばれていて、その影響で鉄雄にも凄まじい力が目覚める
軍はかつて東京壊滅の原因となった超能力者「アキラ」の再来を恐れつつ、その力を制御しようと鉄雄に過酷な実験を施す
暴走族のリーダー金田は、街で出会った反政府ゲリラの少女ケイと行動して、鉄雄を救い出そうと軍の施設へ乗り込んでいく
しかし超能力を持った鉄雄は、抑圧されてきた怒りを爆発させ、仲間さえ傷つけながらネオ東京を破壊し始める
そして鉄雄はオリンピック会場の地下に眠る「アキラ」の正体へと近づき、その覚醒が再び都市規模の大災厄を引き起こす
暴走する鉄雄の力とアキラの現象が巨大な光の塊となって広がり、時空そのものが歪む中で金田は命がけで鉄雄と向き合う
⚫︎感想
何かと話題にあがるアニメ「AKIRA」です。2019年の近未来を描いた作品らしいですが、2026年の現在に見ると、若い女の子がスマホじゃなくて公衆電話で話をしていたのが印象に残りました。
内容はあまりよく分かりませんでしたが、かつてAKIRAという超能力少年がいて、色々な物を破壊してしまったようです。
そのAKIRAの脳細胞や視神経などを試験管に入れて、彼の原爆に似た能力を軍部が利用しようとしていたみたいです。
AKIRAに近い超能力を持つ、老人の顔をした子どもたち3人も軍部によって、研究材料として飼い殺しにされています。
ある日、暴走族の鉄雄が超能力少年と接触したことで、鉄雄もAKIRAのような超能力が使えるようになるんです。
その鉄雄を止めようとして、やってきた暴走族のリーダー金田と決着をすることになります。
金田は鉄雄をいつも弟のように思って何かと目をかけていましたが、鉄雄はその金田を少し鬱陶しいと思っていたようです。
東京は、直接は原爆こそ受けませんでしたが、大空襲や、大震災でスクラップ アンド ビルドを繰り返していました。そんな何度でも立ち上がる東京を描いた作品のようにも感じました。
当時はまだディズニーなどの優しいアニメが多いなか、劇画タッチで、崩壊する東京の街の中を走り回るバイクが、世界では印象的だったようです。
特に有名なシーンは金田が赤いバイクを横すべりしながら止まるシーンです。
⚫︎大友克洋(おおともかつひろ)
1954年4月14日〜
日本の漫画家で映画監督。AKIRAは大友先生の大好きな「鉄人28号」のオマージュ作品だそうです。
そのためAKIRAの主人公の暴走族リーダー金田正太郎は、鉄人を操る金田正太郎と同じ名前です。また軍の敷島大佐は鉄人を作った敷島博士と同じ苗字ですし、超能力を持ってしまう暴走族の島鉄雄は、敷島博士の息子の敷島鉄雄と一文字違い。そしてAKIRAの別名はなんと28号なんです。大友先生「鉄人28号」のこと好き過ぎです。
⚫︎AKIRAの単行本には後日談がある
大東京帝国を金田や甲斐、ケイたちが受け継ぎ、外国の軍隊に対しアキラが金田たちの中で生存していることを宣告します。
これって「日本も原爆を持っているぞ!」って世界に抑止力を与えたって言うことと同じですよね…。
ただAKIRAの力は、原爆では無くビックバンということらしくて、宇宙の誕生を意味しているそうです。
ビックバンによってナンバーズやアキラは鉄雄を連れて、新しく誕生した別の宇宙へと去って行ったそうです。
AKIRA、深い深いアニメでした。



